今年は本を買わないで、今までに買った本を読もうと決めたわけですが、
Amazonがどんどんおススメ本を推してくるので、そのパワーに抗えず買ってしまいます。
今回紹介するのは、下記の三冊。


こちらはキャリアコンサルタント試験合格後の労働法関連の勉強には非常に良いと思います。
先日おススメした、

も良いのですが、もう少しお安く、そして広範な学習をしたいという方には、
労働事件ハンドブックをお手元に置かれるのが良いかと思います。

この労働事件ハンドブックを使った勉強会を
月1くらいで開催するのもいいかな、と思うのですが、月1では終わらない気もするし、
更にはここまでやるならば、
もう社労士試験の勉強をする方が良いかなとなってしまいますね。

キャリアコンサルタント(1.2級キャリコン技能士含む)と
社労士の間を埋める資格があればなぁと思わなくもありません。

しかし、国からすれば、それはキャリアコンサルタントに求めていないんでしょうね。
(木村周先生は凄く求めていると思いますが笑)


「使用者側」のキャリアコンサルタントは、
(少なくとも現状のキャリコン制度では)いません。

それは、キャリアコンサルタントとしては、
個人支援をメインに学んでいるからですし、
倫理規定上も「使用者『側』」に立つことはないでしょう。
(敢えて『側』としているのは、「使用者」であるキャリアコンサルタントもいるからです)

そして、個人支援の延長として、環境介入が必要であったとしても、
その環境介入は、相談者の要望を守秘義務に沿って、
いかに実現するかという観点に立ったものではないでしょうか。

しかし、使用者にも経営権があり、当然使用者としての主張があります。
その使用者としての主張と、相談者の主張をすり合わせることも
キャリアコンサルタントが担うべきものと考えられます。

もちろん、キャリアコンサルタントは弁護士ではなく、
紛争介入機能を持ちません。

労使の主張の違いが争いとなり、どちらか片方の立場に立つ必要があって、
そして、主に金銭的な勝利や一方の排除を求めるものであれば、
弁護士に依頼すればよいわけです。
(従業員という地位の確認訴訟などもありますが)

キャリアコンサルタントが介入するのであれば、その法的性質は
社労士や中小企業診断士と同じく、予防法務です。
そして、より積極的な、福利厚生的な観点としての職場環境の整備でしょう。

となれば、社労士や中小企業診断士は基本的に、企業と顧問契約をするわけですから、
今後は、キャリアコンサルタントであっても、相談者個人を支援するだけではなく、
企業経営者のお悩みに応えるという手法で、環境介入業務に取り組まれる方も増えていくかと思います。

そういう時にお役に立つ一冊と言えますね。


これは、従業員の方が不祥事を起こしたときにどうするか、
という観点から、実務的な対応について述べた一冊。

が、これも「不祥事を起こしてから」ではなく、「不祥事を起こす前」に環境介入するのが
キャリアコンサルタントのポジションです。

キャリアコンサルタントや産業カウンセラーは、社労士や中小企業診断士よりも
従業員(相談者)サイドに立てるはずですから、不祥事を捉えるのも早いはず。

今後、キャリアコンサルタントの環境介入は、更に予防法務の観点が重要となるのではないでしょうか。

せっかく、従業員(相談者)の話を聴ける立場なのですから、より良い職場環境や、会社が永続的に発展していくためにも
守秘義務を守りながら、職場環境改善を行い、労使協調をサポートしながら会社の発展に協力していきたいものです。