このエントリーでは、キャリアコンサルタントが今後身に付けるべきスキルとして、「チャットカウンセリングスキル」をご紹介しています。

チャットカウンセリングスキルは、これからさらに必要になる

私自身、かつてアメーバピグや「かにチャット」を使い、7年間で延べ700人のチャットカウンセリングを行ってきた経験が、「言葉に注意する」というカウンセラーの必須スキル習得に非常に役立っています。

なので、更にスキルアップしようと、昨年から某所でチャットカウンセリングを再開しました。

また、チャットカウンセリングスキルは、コロナ禍の中で「対面カウンセリング」が縮小していくのと反対に、ニーズが高まっていくことが予想されます。

クライエントは「知られたくない」

何度もお伝えしていることですが、「対面でなければカウンセリングはできない」は「カウンセラーの甘え」でしかありません。

もしかすると、あなたも経験している・実践しているかもしれませんが、ヒトは「お問い合わせの電話すら非通知にする」のです。

そこまで「知られたくない」という気持ちが強いんですね。

特に、自らの悩みの相談ならどうでしょうか。

名前、顔、電話番号etc… 

これらを「明かしたくない」。

この気持ちを無視して「寄り添い」を語るなど、本末転倒です。

あなたが死にたいほどの悩みがあるとき、「対面でしかカウンセリングは行っていません」と言われたら、どう感じますか?

私は、そんなカウンセラーには決して相談しません。

誰にも知られたくない。

だけど誰かに相談したい。

その苦しさを無視して、何が「寄り添い」だと思いませんか?

「悩み」とは「弱み」でもある。

悩み、それは自分自身の「弱み」とイコールであることが多いですよね。

もし、あなたが自分の過去の過ちを悔いていて、それをカウンセラーに対面で相談したとします。

数年後、そのカウンセラーが、自分の職場に(たまたま)転職してきたら、どう感じますか?

別に転職でなくとも、ご近所にたまたま引っ越してくる、たまたま子どもの保育園が一緒、たまたま…

これらの「リスク」を考えれば、今までカウンセラーに国家資格が無かったことが異常だったとすら言えます。

法定の、そして資格者登録が無くなった後も永続する守秘義務と、それに違反したときの罰則。

これがなければ、「対面で」相談などできるはずがありません。

とは言え、それでも嫌ですよね。

クライエントの名前さえ出さなければ、事例研究会に事例として提出したり、ツイートしたりしてよいと考えている人も少なくないのですから。

だからこそ、「カウンセリングは匿名・非対面」が求められている。

それに気づいていないのは、「寄り添い」どころか、「クライエントの気持ちを無視している」当のカウンセラーだけです。

まずはクライエントに安心・安全を提供する

このコロナ禍で、マスクが当然になりましたが、キャリ魂塾では、一貫して「マスクの有無」などどうでも良いとお伝えしています。

個人的には、むしろマスクがある方が顔バレせずに、気楽に話して頂けると思うくらいです。

誰にも知られずに(顔も見せたくない・声すら聴かれたくない)、悩みを相談できる。

その状況から、必要であれば「このカウンセラーなら、対面で悩みを相談したい」と思って頂ける。

それが、本当に「クライエントに寄り添った、ラポールを作る手順」、ではないでしょうか。

カウンセリングは既に一般的に利用されている

蛇足ですが、よく「カウンセリングがもっと一般的になればいいのに」という言葉をよく目にします。

これはハッキリ言えば、現実を知らないだけです。

無料・匿名・非対面であれば、いくらでもクライエントはいます。

一般的でないのは「有料(高額)・記名(顕名)・対面」のカウンセリングだけです。

それは、価格・匿名性のいずれかが、クライエントに寄り添っていないサービスだから、一般的ではないだけです。

誰が担っているかは別として、カウンセリングは、既に一般的になっていることから目を背けているうちは、いつまでも、そして何も変わりません。