平成28年4月1日に国家資格化されたキャリアコンサルタントですが、この2年半、

・セルフ・キャリアドックへの助成金の廃止
・ストレスチェック実施者等への追加無し
・厚労省委託事業として、おしごとアドバイザー事業開始
・疑義問多発の試験機関への指導力欠如

など、厚生労働省はむしろ、キャリアコンサルタントを後ろから撃っているといっても過言ではありません。
特におしごとアドバイザー事業など、厚労省は何を考えているのかと本気で悩むレベルです)

更にAIが今後20年で労働環境を大きく変えると言われています。

このような状況下で、キャリアコンサルタントが10万人時代を迎えることに、不安を感じている方も少なくないのではないでしょうか。

キャリ魂太郎は、なぜ社労士からキャリアコンサルタントに軸足を移しているのか

国家資格としての難度としては、キャリアコンサルタントよりも社労士の方が高く、また知名度も社労士の方が上です。
その上、社労士には独占業務があり、営業的にもキャリアコンサルタントに比べて有利です。
さらに、キャリアコンサルタントの登録者人数は10万人に向けて順調に増加しており、いずれ社労士より競争が激しくなるでしょう。

にもかかわらず、私がキャリアコンサルタントに軸足を移しているのはなぜでしょうか。

私は、社労士資格を持ち、社労士としても仕事をしていますが、実は社労士のメイン業務である、いわゆる1号業務つまり

手続き業務をほとんどしていません。

現在は、顧問としてのコンサルティング業務や従業員向けのセミナー業務がほとんどです。

今や、手続き業務はインターネットで調べれば大抵のことはできるようになり、一部のイレギュラーな手続きについても、役所が教えてくれることが増えました。
(役所も間違えることが多々ありますけどね…)

それに対して、コンサルティング業務には、唯一絶対の正解などありません。

例えば…

・定年後再雇用で給料が下がることに納得できない従業員への対応
・LGBTをカミングアウトした従業員への対応
・パワハラマニュアルの作成
・ストレスチェックの結果をどのように活用すればよいかのアドバイス
・採用できない悩みや離職率を下げたいという相談

このような分野では、社労士受験勉強で学んだ手続き業務の知識はほとんど役に立たたず、机上の知識ではなく、クライアント企業にフィットした知恵が求められます。

そして、この分野はむしろ、心理学やキャリアガイダンス理論、職務満足理論といった知識が役に立つ分野であり、社労士よりも心理カウンセラーやキャリアコンサルタントとしてのスキルや知識を活用しています。

働き方改革はもちろん、社会の変化にどのように対応していけばよいか、企業経営者や管理者は大きな悩みを抱えており、その悩みに対応するには社労士受験で学んだ知識だけでは足りないのです。

だからこそ、私は社労士からキャリアコンサルタントに軸足を移しているのです。

現在のキャリアコンサルタント制度の歪さ

多くのキャリア理論で述べられているように、環境(組織)と個人は相互に作用していく存在です。

しかし現在のキャリアコンサルタント制度は、養成講座はもちろん、国家試験や技能検定試験に至るまで、傾聴偏重、つまり個人支援偏重になっており、本来相互に作用するべき組織(職場)と個人の在り方について、歪な解釈を行っていると感じます。

組織の中で個人の在り方を考えることはもちろん大切なことですが、今それ以上に求められているのは「組織(環境)そのものが時代に合わせた対応・変化を行うこと」であり、その支援です。
(組織(環境)を変えず、個人にだけ変容を求めるのはそもそもおかしい話であり、組織が有する問題の解決が無ければ、どれだけ個人を支援してもキリがありません。)

この支援を担うために、理論を学んでいるのではないでしょうか。

にもかかわらず、キャリアコンサルティング協議会をはじめ、既存の養成講座実施団体はそういった支援について全く対応しておらず、する気もないのが現状です。

そしてそのような現状を変えるために、キャリ魂塾を始めたわけです。

キャリ魂塾の考えるキャリアコンサルタント

キャリ魂塾は、開塾当初から「新世代キャリアコンサルタント」を掲げてきました。

キャリ魂塾の考える新世代キャリアコンサルタントとは、傾聴による個人支援をメインに捉えた旧来のキャリアコンサルタントに対し、個人支援は当然のことながら、それと同等以上に組織(環境)へのアプローチを行うキャリアコンサルタントです。

そのためには、
環境に介入し、労使がより良い関係を築くことができる関係調整スキル
労働者・求職者のキャリア形成について「傾聴」だけではない心理支援スキルと最新の労働市場知識
経営者が納得する人事労務知識

が必要です。

キャリ魂塾はトップ1%キャリアコンサルタントの育成を始めます。

これまでは、3年以上の社会人経験を持つ方に対して、いわゆる「標準レベルキャリアコンサルタント」の知識・スキルを養成することを目標として、各養成講座でキャリアコンサルタントが養成されてきました。

しかし、養成講座の指導では、10万人のキャリアコンサルタントに対して、何らの差別化もできず、埋もれるしかありません。
(全員がほぼ同じことを学んでいるのだから、当たり前と言えば当たり前ですよね)

キャリ魂塾では、キャリアコンサルタントの更新(ポイント)講座に該当するかどうかにかかわらず、キャリアコンサルタントとして上位1%に入るために必要な知識を検討し、その知識に基づいたキャリアコンサルタントの養成が必要であると考えています。

それは、「環境」と「個人」の双方に働きかけができるキャリアコンサルタント、つまり傾聴偏重・個人支援偏重の延長にある、2級、1級「キャリアコンサルティング」技能士とは異なる、「キャリアコンサルティング」だけではない、環境に介入することを前提とした、キャリアコンサルタントです。

簡単に言えば「専門知識を武器に、稼ぎたいときに稼げる、自由なワークスタイルを持つ」のが、キャリ魂塾の考えるトップ1%のキャリアコンサルタントです。

その第一弾が、採用コンサルタント養成講座となります。

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今後、キャリ魂塾及び一般財団法人対人援助専門職協議会は、新世代キャリアコンサルタントの養成、トップ1%のキャリアコンサルタントの養成を理念に、採用から定着・評価といった知識、セミナー講師やファシリテーションといったスキル、そして心理療法などの対人援助技法の講座を開講していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。