キャリアコンサルタントがキャリアを描けていない問題は、失効数に現れる

「キャリアコンサルタントがキャリアを描けていない」と言われることがあります。

実際、自己理解や自己分析も就活のとき以来していない、またVPIを養成講習でやってみた、程度の方が多いのではないでしょうか。

そして、キャリアコンサルタント試験に合格、資格登録したものの、使い道も使い方もよく分からず…5年で失効…

残念ながら、このような結果を迎えるケースも多くなると予想されます。

まずは、改めて「自己理解(自己分析)」を始めてみてはいかがでしょうか。

「メモの魔力」と自己分析1,000問ノック

非常に使える自己分析ツールとして、「メモの魔力」の自己分析1,000問ノックが有名ですね。

著者の前田裕二さんは、この自己分析を主に就活での自己分析として活用され、外資系投資銀行に就職する際に非常に役立ったと述べています。

しかし、この1,000問ノックが役立つのは就活だけに限りません。人生のあらゆるシーンで、この「自己分析」に基づく「自己理解」が役立つはず。

自己分析1,000問ノックは面倒、時間が無い、方のための3問ノック

1,000問ノックと簡単に言いますが、1,000問はキツいです。

1問20分としても、20,000分かかります。300~400時間といったところでしょうか。

初学者の方でも、宅建や日商簿記2級に合格できるくらいの時間です。

なので、今回は3問だけご紹介します。

自己分析3問ノック:夢についてのintroduction

自己分析のスタート、「夢」についてのintroductionより、3問です。

①なぜ自己分析するのか、その目的は?

②現在の自分の「人生の軸」は?

③自分の夢と向き合うことで、何を得たいのか?

この3つについて、考えてみてください。

それだけでも、大きな気づきがあるはず。

夢についてのintroduction:例

参考までに、私の場合をご紹介しておきます。

①なぜ自己分析をするのか、その目的は?
➡意思決定、行動のベース(アンカー)を持つ。

ファクト:アラフィフが近づき、今のように健康で元気に動ける時間、いわゆる「可処分時間」が残り少なくなっていることに気づいた。
これまでのように、無駄なことや迷いに費やす時間を減らし、意思決定を迅速に行いたい。

抽象化:人生の可処分時間を有効活用する。

転用:可処分時間をどのように使うのか、やりたいことをリストアップする

こんな感じです。

問いに答える際のポイント:ファクト・抽象化・転用で考える

問に答える際のルールが、「ファクト→抽象化→転用」で書くことです。

↓こんな感じですね。

このルールを守って書いてみると、自分が思っている以上に、問いかけへの理解が深まります。

ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。