資格で理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。


このエントリーでは、キャリ魂塾メルマガで配信した「Uber Eatsの現状と、キャリアコンサルタントの「情報提供」の必要性」について、一部加筆して解説しています。

Uber Eatsの現状を「情報提供」する。

コロナ禍で一気に知名度を上げたサービスに、Uber Eatsという配食サービスがあります。

一時期はこの配達員として、なんと月収100万円を叩き出す人も現れるなど、副業としてだけではなく、本業としても大きな人気を博しています。

しかし、このようにイケイケだったUber Eats配達員ですが、9月下旬から風向きが変わり、収入が激減していると言われるようになりました。

Uber Eats配達員の収入が激減した3つの理由

様々な情報を総合すると、2020年9月下旬から、首都圏を含めたすべての地域で、Uber Eats配達員の収入が激減しているようです。

その理由として考えられるのが、下記の3つです。

1.猛暑が終わって、多くの人が外出するようになった。
2.コロナ禍での新しい日常として、飲食店では「話さず食べればよい」というマインド変化
3.猛暑で休んでいた配達員が、涼しくなって戻ってきた。

その他、細かい理由を挙げれば、紹介クーポンが生き渡り、リピータが伸び悩んでいるとか、収入計算方法が変わったなどもあるでしょうが、上記3つが大きいとされています。

これが、「キャリア」の専門家として「情報提供」するために必要な、「知識」です。

クライエントの「自律した判断」には、「正しい情報提供」が必要

正しい判断は、正しい情報と正しい分析の上に初めて成立する。
-ヤン・ウェンリー

例えば、クライエントから

「今の仕事をやめて、ウーバーイーツで稼ごうと思うんです。」

という相談があったとき、クライエントがより適切に「自己決定」「自律的判断」をするためには、正しく、適時性のある「情報提供」が必要です。

このUber Eats配達員の収入が減っているという情報は、コロナ禍でUber Eats配達員が脚光を浴びた今年、初めて起こった現象であり、クライエントがいくら「内省」したところで、生じてこないからです。

「ロジャーズの三原則」だけでは、適切なキャリア選択は難しい。

この「季節的要因」や「新しい生活様式」に伴う収入変動という「情報」が、キャリアコンサルタントから提供されることで、クライエントは、より適切なキャリア選択を行うことが可能になります。

逆に、こういった情報が提供されなければ、「何がキャリアの専門家だ」と、クレームになることもあるでしょうし、クライエントは自らの選択を後悔するかもしれません。

また、Uber Eats配達員の場合、労働者ではなく「請負」「業務委託契約」という「働き方」になるため、この辺りのデメリットもしっかりと理解して頂く必要があります。

そう、「ロジャーズの三原則」だけでは、専門家としてのキャリアコンサルティングにはならないことがあるんですね。

だから学科試験という、最低限必要な「知識」の試験があるんです。

「コンサルティング」というアプローチと「般化」

「コンサルティング」とは、「カウンセリング」「コーチング」「ティーチング」等を、クライエントに応じて、適宜用いるものであり、どれか一つ、ということではないんですね。

そして、Uber Eatsがそうなら、「出前館」の配達員は?

今後の「配食サービス」全般はどうでしょうか?

これが「般化」です。

この「般化」までを、クライエントが自律して行えるようになる。

それが、キャリアコンサルタントという「支援者」の役割です。