資格で理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。


このエントリーでは、「自らの考え方」に気づくための40の信念について、掲載しています。

40の●●●な信念

自分自身にとって「当てはまる」と思うものをいくつでも選んで下さい。

1.気晴らしは時間の無駄遣いである。
2.完璧を目指すべきだ。
3.なせばなる
4.ちゃんとやりたいのなら、自分でやるのが一番だ。
5.苦労と辛い仕事は人格を作る。
6.自分に厳しくするのは自分のためになる。
7.人生はフェアであるべきだ。
8.自分を変えるためには、自分の行動の理由を知らなければならない。
9.完全に正直であることが、最善のやり方だ。
10.第一印象でその人がどんな人かわかる。

11.成功とお金が幸せをもたらす
12.無視していれば、問題は消える
13.直感に従えば、間違いはない
14.幸せな結婚をしている人は、他の人に性的な魅力を感じることはない
15.謝れば、すべては水に流せる
16.人を支配した方がうまく行く
17.「感情を爆発させる」のは健全なことだ。
18.「ノー」と言え。一歩でも譲れば、いくらでもつけこまれる。
19.最後通牒を突き付ければ問題は解決する。
20.間違いを正すには、言わなければ分からない。

21.望みは高いほど力が出る
22.やるなら勝たなければ意味がない。
23.ルールを決め、それに従うべきだ。
24.重要なのは自分が間違っていないことだから、ミスは隠さなければならない。
25.約束は契約である。決して破ってはならない。
26.どんな行動をしようと家族との愛は変わらない。
27.思いやりの無い親戚や友人には口をきいてやる必要はない。
28.うまくいかないのは相手のせいだ。
29.しつけには罰が必要である。
30.妻(夫)が私の両親を愛するのは当たり前だ。

31.本当に愛しているなら、私が必要なものは言わなくてもわかるはずだ。
32.やさしさは暴力に勝つ
33.人の気持ちを傷つけるようなことは言うべきでない
34.感情は自分の中にしまっておくべきだ
35.両親を悲しませないことがいちばん大切なことだ
36.一度ひどい扱いを受けた人は、ずっと立ち直ることができない。
37.謙虚でなければならず、自慢してはいけない。
38.自分勝手はいけない。他の人たちを第一にしなさい。
39.侮辱されることで、心は傷つけられる。
40.みんなに好かれることが大切だ。

解説

私の場合、この中で当てはまるものは、4つです。

これを少ないと見るか、多いと見るかは人それぞれだと思います。

多い人は30以上も「当てはまる」と考えることがあるそうです。

例えば「35.両親を悲しませないことがいちばん大切なことだ」を読んだとき、「そのとおりである」と考える人もいるでしょう。

私はそうは思いません。

「親の思い通り生きること」、それが即ち「自分の人生」とは考えられないからです。

これは、「毒親」という存在が有名になった今だからこそ、共感をして頂ける人も増えていますが、ほんの数十年前であれば、これは「正しい」と考える人が圧倒的多数だったのではないでしょうか。

※私の両親が毒親という話ではありません。念のため笑

あなたの信念は、他人にとっては無価値である。

ヤン・ウェンリーは、「金銭は万人に共通の価値を有するが、信念の価値は当人にしか通用しない」と述べました。

これは、対人援助職に従事される方のみならず、多くの人に知っておいていただきたいと思います。

先ほどの、「親を泣かせてはいけない」という信念。

これは、そういった信念を刷り込まれただけの結果、と言うこともできます。

そういった信念を刷り込まれなかった人は、こんな風に考えるかもしれません。

「えー、毒親とかもいるのに、この人『生きにくそう』」

こう考える人にとっては、「親を泣かせてはいけない」という信念は「不合理な信念」でしかないのです。

そう、この40の信念のリストは、実は「人を縛る『不合理』な信念」のリストなんですね。

言い換えれば「準拠枠」・「内的照合枠」です。

これを自覚することも、カウンセラーの自己一致にとって重要なポイントではないでしょうか。

「自分自身の信念は、他人にとって無価値であり時には害悪」であることは決して少なくありません。

だからこそカウンセラーの世界では「経験に基づいたアドバイスは(多くの場合)不要」と考えるんですね。

ただし、一般論ベースでは、「信念」は無価値であり時には害悪であるとはいえ、「誤り」ではないこともあります。

これが「信念」の面倒なところです。

利用方法

このリストは、自分自身が使うこともできますし、相談者に提示して使ってもらうこともできます。

相談者に提示して使う場合は、相談者の思考の「矛盾」を見つけたり、「認知」の癖を掴む、変容へのきっかけにするなど、いわゆる「対決」技法を用いる際のツールとしての使用が想定しやすいですね。

参考文献
『あなたを縛る「思い込み」から脱け出す法—信じてはいけない40の教え』
アーノルド ラザルス (著), アレン フェイ (著), クリフォード ラザルス (著), 斉藤 勇 (翻訳), 山村 宜子 (翻訳);ダイヤモンド社

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