このエントリーは、キャリ魂塾のメルマガからご紹介しています。

あなたはロジャーズにはなれない。

さて、もうブロッコリーを細かく切るのも面倒になったので一株を縦に二つにカットし、1つをそのまま蒸して食べています。

だいたい100gですね。

塩コショウとマヨネーズだけで十分美味しい。

で、それを友人に話したら、そんな食事はイヤだと言われました。人それぞれですね笑

・・・・ん???????

これは非常に重要なことです。

私が美味しいと思っている食べ物、そして食べ方は、友人にとって「そんなのイヤだ」、なんです。

ではなぜ、ロジャーズのやり方が「万人に通用する」と思うんでしょう。

そして、そもそも「ロジャーズのやり方」が「あなた」や「「私」に再現できるんでしょうか。

私はできないと思います。

なぜなら、「あなたも私もロジャーズではない」から。

私以外私じゃないの

これまで、私は「キャリ魂塾のやり方」(メソッド)にしろ、ヒプノセラピーにしろ、解決志向CC勉強会その他の実務講座にしろ、私の体得したことを「余すところなく」「全て」伝えたい。

そう思って各講座を開催してきました。しかし、それは無理だと気付きました。

なぜなら

「私の全てが理解・体得でき、私の全てが再現できる」。それは、私だけだから。

そして、私自身ですら、日々進化成長している。

昨日の私は、もう私とは言えないんです。

だから、あなたはロジャーズにはなれない。

ロジャーズになれるのは、ロジャーズだけ。

私になれるのは、私だけ。

そう、「私以外私じゃないの」。

これが「オンリーワン」であり、「世界に一つだけの花」です。

あなたの個性でクライエントを支援しよう

だから、エリクソンは自らの知見を理論化せず、マニュアルを作らなかったんです。

だれも、彼にはなれないし、ひとりとして同じクライエントはいないから。

クライエントも「私以外私じゃないの」。

全ての「マニュアル的な心理療法」は、今後AIがとってかわります(例えば認知行動療法は、既にAI化が始まっています)。

だってそれは、「私じゃなくてもできる」から。

「あなたの個性で、クライエントの個性と相互作用する」

これが、あなただけの支援です。

あなたはオンリーワンだし、そう自覚するべきなんです。

もしかしたら、あなたはロジャーズに憧れているかもしれません。

だけど、あなたはロジャーズではない。

ロジャーズになれる、なれたのはロジャーズだけ。

あなたで、あなたのままでいいんです。

養成講習機関(と試験機関)はあなたに

「ロジャーズ(のよう)であれ」

と押し付けているかもしれません。

これが「呪縛」です。

私は押し付けません(もちろん試験合格という意味では、メソッド通りにして頂く必要がありますが、合格後は自由にして欲しいとお伝えしています)。

あなたは「既にしてあなただから」。

これが、伝わるといいなと思います。

そうすれば、あなたはもっともっと輝くことができる(解決志向的に言えば「ラクになる」)し、それがクライエントに伝播していくと思うんですよね。

今書いた、あなたは「既にしてあなただから」。つまり、「すでにしてあなたの在りようが『支援』である」

って思いついたんですけど、これは蒼天航路の影響です笑

(出典:「蒼天航路」© 王欣太 李學仁 講談社)