理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。
このエントリーでは、「消費税増税」「年金補填」「終身雇用崩壊」による、今後のキャリアについて解説しています。
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「リーマンショック級ない限り、消費税増税延期はない」は逆。
よく、「リーマンショック級(の景気下振れ要因)がない限り、消費税増税は延期しない」という言葉を目にします。
これは、実はその逆です。
「消費税増税により、リーマンショック級の景気悪化になる」
というのが正しいのではないでしょうか。
一気に悪化することはないでしょう(消費税の増税は既に織り込まれているため)が、消費税増税は徐々に日本経済に悪影響を与えていきます。
そして、この景気悪化が、キャリアコンサルタントにとって、最大の追い風になる可能性があります。
「年金だけでは足りないから2000万円を自助努力」が意味すること
あなたもご存じのように、国(金融庁)は、年金だけでは老後の生活資金が不足するため2000万円を貯めよう、と打ち出しました。
簡単に2000万円と言いますが、毎月5万円を貯蓄に回しても、年間60万円です。
30年貯め続けても、1800万円にしかなりません。
それでも、老後資金が足りないのですから、貯めるしかありません(生活保護という手もありますが)。
つまり、「財布の紐は更に固くなる」のですから、これで消費が上向きになると考えるのは無理があります。
結果、景気は悪化します。
そこに、消費税増税です。
このダブルパンチで、令和不況はほぼ確定と言えます。
終身雇用崩壊。人手不足傾向は長くは続かず、資格取得熱がより高まる。
トヨタショックや富士通ショックなど、終身雇用制度の崩壊によるリストラの影響もあり、40代以上では、既に買い手市場傾向となっています。
日本を代表するような世界的大企業ですら、終身雇用が保証されないのですから、財布の紐が緩むはずがありません。
これからは、家計のほとんどの分野で、消費額の切り詰めが進むことが容易に予想できます。
逆に、教育にお金をかけないと、子どもはもちろん、自らのスキルアップができないため、この「自分と子ども」への投資は、ある程度増加するのではないでしょうか。
また、東京五輪と大阪万博を背景とした建設業や、高齢化社会のインフラともいえる介護事業など、一部の業界を除けば人手不足は解決に向かうはずです。
外国人労働者、機械化(AI/RPA)、そして景気悪化による事業縮小がその要因です。
なので、特に中高年はスキルアップが欠かせません。
不景気下では、資格取得ブームが起こる。
好景気だと、資格取得しなくても就職できるので、資格取得市場は盛り上がりませんが、不景気下では、資格取得ブームが起きます。
特に国家資格や公的資格(検定)の人気が上昇します。
これらは、最も手軽にスキルや知識を証明でき、偽造がほぼ不可能だからです。
職務経歴書なんて、盛り放題な上に、確かめようがありませんよね。
なので、今年からは当面資格取得支援が大きなキャリア形成の柱になっていくはずです。
社会人・大学生が取っておくべき資格の例
業務に役立つかどうかは関係なく、文系であれば今社会人や大学生が学ぶべき資格は、下記の4つです。
・簿記検定
・FP技能検定
・ビジネス実務法務検定
・ITパスポート(又は基本情報技術者)
次点:TOEIC
※5年前ならTOEICが必須だったのですが、機械翻訳が非常に便利になってきているので、英語を学ぶ時間があれば他のことを学ぶというのもアリだと感じます。
この4つのスキルと、語学をベースに、自らの適性に合ったキャリア選択を行うと、労働移動なども非常にスムーズになるのではないでしょうか。
また、仮にリストラなどがあっても、この4つの知識があれば、リストラそのものに対して法的知識に基づいた抵抗ができ、またマネープランニングを含めたライフプランニングができます。
不景気はキャリアコンサルタントにとって、大きな追い風になる。
不景気は、非自発的離職が増加しますから、当然キャリアコンサルティングやカウンセリング、そしてライフ(マネー)プランニングのニーズが高まります。
特に、今後は資格取得支援スキルが、キャリアコンサルタントに求められるスキルの一つになります。
また、副業によるパラレルキャリア形成支援スキルも、非常にニーズが高まるはずです。
特にアドセンスなどのアフィリエイトや趣味を生かしたサロンビジネスなどのサポートも、今後非常にニーズが高まってくるのではないでしょうか。
これは、決して不安を煽るものではなく、単なる事実に基づいた予測です。
そして、現実逃避傾向がある方以外は、これが「誤りではない」ことを、ご理解頂けるものと思います。
キャリアコンサルタント、そして受験生の方は、ここ1~2年でマネタイズ(収益化)の橋頭保を築くことで、今後のキャリアが大きく変わってくるため、1日1日を目標を設定するなどして過ごすと、今と違う景色が見えるかもしれません。