資格で理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。
このエントリーでは、傾聴を行う際の注意点として、「共感」できておらず、感化・増幅してしまうケースをご紹介しています。
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クライエントの感情に、感化され増幅してしまうケース
会社で今度、社長の誕生日会があるんですが、コロナのことも心配だし、行くのが嫌なんです。
会社で社長の誕生日会?何ですかその昭和なイベントは!
本当ですよね。うちの会社、社長のワンマン企業なので、社長が決めたことは絶対なんです。
社長が決めたことは絶対、なんてことはないんですよ。業務ではないなら拒否できます。誕生日会は勤務時間に含まれているんですか?
そんなの含まれていません。でも拒否なんてできないですよ。
労働者だからといって、唯々諾々と従っちゃダメです。ひとりひとりが自律して考えないと!
そんなこと言われても…
確かに、桜木さんからは言いづらいですよね、私が匿名で労働基準監督署に電話してあげますよ。
(うわー、なんか面倒くさいことになってきた💦)そんなの絶対やめて下さい、もしバレたら会社に居られなくなっちゃう😢
コロナ禍なのに、誕生日会なんて不要不急のイベントを給料も払わずに開催しようとする、そんなバカな会社は倒産したほうが良いんです!
会社名を教えて下さい!
いえ、いいです(ガチャン)
共感するときは、自分の感情や意見は横に置く
いかがだったでしょうか。
よくいますよね、本人が「やめて、そんなことしないで」と言っているのに、「私がガツンと言ってやる!」って暴走している人。
共感するときは、自分の感情や意見は横に置く。
これが大前提であり、基本です。
なぜ、暴走してしまうのか
頭では「自分の感情や意見は横に置く」と分かっているのに、なぜこんなふうに暴走してしまうのでしょうか。
それは、心のどこかに
「この人は『できない人』だから、私がして『あげなきゃ』」
こんな気持ちがあるからではないでしょうか。
本人の「自律」を尊重していれば、「私がしてあげなきゃ」とはなりませんよね。
支援者が動くかどうかは、ケースバイケースだが、慎重に判断する
「自律した判断」とは、「心身が健康」であることが前提です。
虐待なども含め、半ば洗脳されているような場合に、支援者が動くことを否定するものではありません。
このエントリーでの解説は、少なくとも「カウンセリング」「傾聴」という観点であるということについて、ご留意ください。