キャリ魂太郎です。
このエントリーでは、3/16に発行したメルマガから、若者を中心に、本当の意味での「働き方改革」が始まっていることを改めてご紹介しています。
Contents
youtuberこそが、「働き方改革」の旗手だった。
学研が全国の小学生1200人にアンケートを実施した結果、将来の夢としてYouTuberがトップ3にランクインしました。
私の先輩の息子さんも、高校生ですが既に数千人のフォロワーを抱えており、現在超進学校在籍ながら、大学進学後はすぐに起業し、就職はしないと話しているようです。
これまで、youtuberと言えば、うさんくさい、職業とはとても言えないモノであり、親であれば、(一部を除いて)どうやって辞めさせるかを考えるものでした。
しかし今や、youtuberであることは、安定した収益確保となり、youtubeが、人生の選択の幅を増やすツールに変わってきているのです。
考えてもみてください。
Googleより潰れない民間企業なんて、財閥系の一部企業くらいではないでしょうか。
更に、45歳以上に半ばノーを突き付けた形になった、富士通ショック…
これで「大企業に入れば定年まで安心」という、終身雇用、そしてあえて言えば「昭和の庶民的成功モデル」が崩壊しました。
結果、「企業に入って嫌々働くくらいなら、youtuberで最低限の生活費を稼いで好きなことをする」
これが若者の「マスト」になります。
ネットができれば何とでもなる。
若者だけではありません。
その気になれば、我々も「自分で世界旅行をしている道中をyoutube配信し、お金を稼ぐ」ことだってできるのです。
確かに、youtuberとして収益を得るのも当然、めちゃくちゃ大変です。
しかし、一旦そのハードルをクリアすれば、ある程度は安定し、運営次第では寝ていてもお金が入ってくるようになっていきます。
(私はそのハードルをクリアできていませんが(*_*;)
更に、大学生などは時間もあるし、動画編集自体が、ガクチカやスキルアップにつながります。
このように、youtubeをはじめ、ネットでお金を稼ぐことが若者にとって当たり前の価値観になりつつあります。
若者が労働市場から減っていく
飲食店にアルバイトに来る学生は、更に減ります。
だって、そんなことをしている時間があれば、ネットでのマネタイズを考えた方が、稼げるからです。
そう、優秀な子ほど、自分でマネタイズができているので嫌なことがあれば、すぐ辞めます。
「なんで月手取り15万円のために、嫌なことをストレスためてまでしなきゃいけないのか。自分が何もしていなくても、動画が再生されるたびにお金が入ってくるのに。」
これが、ある一定ラインを超えた(つまり優秀な)若者の価値観になります。
結果、「就社」という勤労観は、「完全に」なくなります。
想像をはるかに超える、「採用に苦労し、定着しない」時代の幕開けが近づいているんですね。
これをメルマガで書いたのが、10日前のことでした。
そして、たまたま今日Twitterで目にしたのが、こちら。
明日でバイト辞めます。
プログラミング学習をした上で久々にバイトに行って感じた事は、
時間を換金したお金だけしか得られないという事。
将来性に欠けているのでやる気も起こらない、起こっても時給は上がらない。
さっさと時間をお金に変える働き方は辞めます💪— あすま (@asma_7110) 2019年3月28日
いかがでしょうか。学科試験予想で言えば、またまたズバリです。
まさに、私のお伝えしたとおりの考え方を表明しているのが、この学生さんです。
そして、これが「当たり前」になるとお伝えしました。
ここ数日、ブログでもメルマガでも、ずっと「価値観をアップデートしよう」と呼び掛けているのは、キャリアコンサルタントの考え方が遅れているからです。
なぜ、そこまで危機感を持っているのか。
キャリアコンサルタント養成講習の内容が古く、アップデートされていないこと、そしてキャリアコンサルタントの年齢的なボリュームゾーンが、アラフィフ⤴だからです。
とはいえ、女性はまだいいんです。
特に男性なんです。
キャリアコンサルタントなのに、「履歴書は手書きが良いな」。
ハマダ、アウトー。
それは「雇う側の理屈」でしかありません。
それでは応募してもらえない時代です。
手書きの履歴書を求めるのは、せめて、総務や一般事務など、「手書きの業務が多い職種」だけにしてください。
5年前よりも、時代の変化が速くなっています。コンサルタントという仕事の厳しさが、これです。
キャリアコンサルタントで食っていくためには、「価値観のアップデート」を欠かさないこと。
これが一番大事です。
労働市場から若者が退出し、外国人が参入する。
外国人雇用への対応はできていますか?
だって、日本の若者が、ネットに働く場を移行していくのですから、単純労働に限らず、多くの労働の場で外国人が働くようになっていくのは自明の理です。
外国人が当たり前のように働く時代に「有給?そんなの一人前になってから言いなさい」なんて考え方ではついていけません。
外国人は、ガンガン有給を取ります。
サービス残業?何を言ってるんですか?
仕事より家族の方が大切です。
嫌なことを我慢して働く?どうして?
だって、「転職先は山ほどある」んだから。
そういう「価値観」にアップデートできなければ…
大変残念ですが、キャリアコンサルタントへの適性はなかった、ということになります。