理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。
このエントリーでは、「怒らない」「叱らない」「説教しない」の「3ない」面談について解説しています。
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デール・カーネギーは「怒らない」
いわゆる「自己啓発」の巨匠、デール・カーネギーは、「人を動かす」という全世界的ベストセラーを著しましたが、その中でこう述べています。
「人を非難するのは天に向かって唾をするようなもの、必ず自分に返ってくる」
「人の悪口は決して言わず、長所をほめること。」
「人間は感情の動物で、偏見と虚栄心によって行動する」
今手元に本がないので、正確ではありませんが、こんな感じ。
そして、これもうろ覚えですが「盗人ですら『自分は悪くない』と言うんだ」みたいなことも言っています。
北風と太陽ですね。
相手を非難しても、余計に頑なになるだけなんです。
だから「怒らない」「叱らない」「説教しない」の「3ない」が重要です。
「怒る」「叱る」「説教する」デメリット。
「怒る」「叱る」「説教する」(以下、「怒る等」とします)ことで、あなたには色々なデメリットが発生します。
その最大のものが、
「逆恨みされる」
というものですね。
特に、公衆の面前での叱責は、非常に大きな負のエネルギーを生みます。
自分自身の生命を危険に晒してまで、怒る必要性、あります?
なので、今すぐ止めたほうがいいですね。
知らず知らずのうちに、恨みを買っているかもしれません。
その上、そもそも「怒る等」では、相手は変わりません。
変わったとしても、委縮しているなど、良い変化でないことが非常に多いのではないでしょうか。
「怒る等」は自分のためになっていないか?
「あなたのためを思って言っているのよ」という言葉があります。
確かに、そういう「部分」もあるでしょう。
しかし、「全て」ではないはずです。
例えば、上司が部下を叱責する。
「お前のためを思って言ってやってるんだぞ!」
というやつですね。
半分は本当ですが、半分は嘘です。
だって、「自分の評価」に関わるからです。
「部下をマネジメントできない、行動を改善させられない、無能な上司」
こういう評価をされると困るから、怒っている。
そういうことが、相手にはわかっています。
だから「私のため?自分の評価が下がるからでしょ」と受け取られるので、相手に響かない。
さらに言えば、「怒る等」がストレス解消になっているタイプもいます。
家庭のストレスを、職場で発散している。
その逆も当然ありますよね。
また、相手よりも上であることをマウントするために「怒る等」をしているケースもあるでしょう。
そんなことはない?
ええ、そうでしょう。
でも、「相手がそう受け止めている」のだから、事実がどうであれ、関係がありません。
つまり、「怒る等」は相手にあまり響かない、はっきり言えばムダなことなんです。
「合格のための」キャリアコンサルティングをしない。
私が2級試験の相談者役をするときは、わざと相手をいらいらさせることがあります。
(国家試験対策ではほとんどしません)
そして、キャリアコンサルタントがこう言ったら、一発不合格です。
「なんでもかんでも嫌、そんなことを言っていたら、仕事なんて見つかりませんよ」
親や教師としては正論かもしれない。
だけど、キャリアコンサルタントとしては不合格です。
なぜ?
だって、私は「仕事を見つけたくて来ている」のではないから。
仕事に就かせたい、目標設定したい、方策に進みたいのは「キャリアコンサルタントの理」です。
私は「話を聴いてほしい」。
なのに、10分間、ただ繰り返すだけ、頷くだけで、何も話は進まない(というかこちらがそれを分かって進めて「あげて」いる)。
そして、15分経ったら急にあれはどうかこれはどうかと押し付けてくる。
そんな「合格のためのキャリアコンサルティング」に付き合いたくはないんです。
必要なのは、「私(相談者)のための」キャリアコンサルティング、ですよね。
分かっちゃいるけれど、なかなか上手くはいかない。
だって人間だもの。
きゃりを。