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このエントリーでは、我が国の少子高齢化について、出題が予想される論点を予想、解説しています。

問題

我が国の抱える少子高齢化問題について、正しいものを1つ選べ。

1.全世帯のうち、児童のいる世帯は、概ね3割強である。
2.高齢化率は、内閣府の「平成30年版高齢化白書」では、20%である。
3.要介護者と同居している主な介護者の約半分が悩みやストレスを抱えている。
4.高齢者のいる世帯のうち、5割以上が夫婦のみか、単独世帯である。






解答

1.誤り。厚労省の「平成29年国民生活基礎調査の概況」によれば、ほぼ全世帯の5042万世帯のうち、児童のいる世帯は1173万世帯であり、2割強である。

2.誤り。本選択肢資料によれば、平成29年10月1日時点で、総人口1憶2671万人中、65歳以上人口は3515万人であり、高齢化率27.7%である。

3.誤り。厚労省の「平成28年国民生活基礎調査の概況」では、要介護者と同居している主な介護者で、悩みやストレスがあると答えたのは68.9%である。

4.正しい。厚労省の「平成29年国民生活基礎調査の概況」によれば、65歳以上の者がいる世帯が、約2378万世帯、うち夫婦のみの世帯が約773万世帯、単独世帯が約627万世帯であり、合計すると5割を超える。

以上により、正答は4となる。

出題の意図

我が国の少子高齢化は、絶望的な水準に達し、もはや人口回復は見込めないことがほぼ確実視されています。

この事実から目を背けることなく、今後の経済成長や年金、医療保険制度を維持していくための議論はもちろん、もはや「引退」が許されない時代に入ったことを専門家として認識し、普及活動を行うことがキャリアコンサルタントに求められます。