キャリコン学科試験予想問題:第4次産業革命とそのコア技術革新とは

本エントリーを読み終えると、キャリコン学科試験で出題が予想される、下記のような「第4次産業革命」とその「コア技術革新」の問題が解けます。

「第4次産業革命」 予想問題 難易度:難
「第4次産業革命」のコア技術革新のうち、正しいものはいくつあるか。
ア.ビッグデータ

イ.AI

ウ.IoT

エ.ロボット

1.1つ

2.2つ

3.3つ

4.4つ

「第4次産業革命」のポイント

キャリアコンサルタント学科試験において出題可能性のある、「第4次産業革命」のポイントをチェックしておきましょう。

第4次産業革命のポイント
第4次産業革命:IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)、ビッグデータ、そしてロボットを用いた技術革新などをコア技術とする、現在進行形の産業革命

引用:内閣府

第4次産業革命とは、蒸気機関(第1次産業革命)、電力による大量生産(第2次産業革命)、情報通信技術革命(第3次産業革命)に続く、4つ目の産業革命のことです。

この第4次産業革命の特徴は、IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)、ビッグデータ、そしてロボットを用いた技術革新などがコア技術となっている点(この4つ以外に、センシング(センサー(感知器)などを使用し、様々な情報を計測・数値化する技術の総称)が挙げられることもあります)です。

これらの「コア技術革新」により、上記のような「新サービス」が生まれ、活用されていくこととなります。

第4次産業革命の流れとして既に取組が始まっている具体的な事例

第4次産業革命の流れとして、既に取り組みが始まっている具体的な事例としては、下記が挙げられています。

第一は、財・サービスの生産・提供に際してデータの解析結果を様々な形で活用する動きである。具体的には、製造業者による自社製品の稼働状況データを活用した保守・点検の提供、ネット上での顧客の注文に合わせたカスタマイズ商品の提供、ウェアラブル機器による健康管理、医療分野でのオーダーメイド治療、保安会社による独居老人の見守りサービスの提供などの事例がある。

第二は、シェアリング・エコノミーである。これは、インターネットを通じて、サービスの利用者と提供者を素早くマッチングさせることにより、個人が保有する遊休資産(自動車、住居、衣服等)を他者に対して提供したり、余った時間で役務を提供するサービスである。具体的には、保有する住宅の空き部屋等を活用して宿泊サービスを提供する「民泊サービス」や、一般のドライバーの自家用車に乗って目的地まで移動できるサービス、個人の所有するモノ(衣服等)を利用するサービスや、個人の持つ専門的なスキルを空き時間に提供するサービス、空いている駐車スペースを利用するサービス等、様々なサービスが登場している。

第三は、AIやロボットの活用である。具体的には、AIを使った自動運転の試行実験、AIを活用した資産運用、介護などでのロボットによる補助の活用等の事例がある。

第四は、フィンテック(FinTech)の発展である。フィンテックとは、金融を意味するファイナンス(Finance)と技術を意味するテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語であり、金融庁金融審議会(2015)は、「主に、ITを活用した革新的な金融サービス事業を指す」としている3。具体的には、取引先金融機関やクレジットカードの利用履歴をスマートフォン上で集約するサービスや、個人間で送金や貸借を仲介するサービス、AIによる資産運用サービスのほか、情報をAIで分析して信用度を評価することで、伝統的な銀行では貸出の対象にならないような中小企業や消費者向けに迅速に融資を行うサービスの提供などが可能となっている4

引用:内閣府

「産業革命=キャリア革命」と捉えることもできます。

これまでの第1次~第3次産業革命でも、働き方は大きく変わってきました。

この第4次産業革命でも、働き方はどんどん変わっていきます。

その流れのなかで、キャリアをどう考えるか…

キャリアコンサルタントにとって、時代の流れとキャリアのすり合わせは、非常に重要な観点です。

当然、試験的にも押さえておきたいポイントですね。