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このエントリーでは、令和元年(2019年)9月27日に厚生労働省から公表された、「労働経済の分析(労働経済白書)」(令和元年版)について、解説を行っています。

「労働経済の分析(労働経済白書)」(令和元年版)は要注意

第13回国家資格キャリアコンサルタント学科試験において、「男女共同参画白書」の「令和元年版」から出題されています。

第13回学科試験は令和元年11月3日、令和元年版「男女共同参画白書」が公表されたのは6月中旬です。

このように、約4か月半前の資料から出題されていることを考慮すると、第14回学科試験予定日の約5か月前に公表された、令和元年版「労働経済の分析(労働経済白書)」は、要注意でしょう。

「労働経済の分析(労働経済白書)」の勉強方法

まず、この「労働経済の分析」については、非常に範囲が広いため、勉強方法も併せて知っておいて下さい。

厚生労働省が要約してくれたポイントを押さえる

「労働経済の分析」の公表に際して、厚生労働省が毎回大切なポイントを要約してくれています。

この要約してくれた「ポイント」を押さえることがスタートです。

令和元年版「労働経済の分析(労働経済白書)」のポイント

令和元年版「労働経済の分析(労働経済白書)」のポイントは、下記の通りです。

・多くの企業が人手不足を緩和するために、求人条件の改善や採用活動の強化などの取り組みを強化している一方で、「働きやすさ」や「働きがい」を高めるような雇用管理の改善などについては、さらに取り組んでいく必要がある。

・「働きやすさ」の向上が定着率などを改善し、「働きがい」の向上が定着率に加え、労働生産性、仕事に対する自発性、顧客満足度などさまざまなアウトカムの向上につながる可能性がある。

・「働きがい」を高める取り組みとしては、職場の人間関係の円滑化や労働時間の短縮などに加えて、上司からの適切なフィードバックやロールモデルとなる先輩社員の存在を通じて、将来のキャリア展望を明確化することが重要である。

・質の高い「休み方」(リカバリー経験)が疲労やストレスからの回復を促進し、「働きがい」を高める可能性があり、仕事と余暇時間の境目をマネジメントする能力(バウンダリー・マネジメント)を高めていくことが重要である。

(引用:厚生労働省

「骨子」を読み込む

次に、「骨子」を読み込みます。

「全体版」が302ページなのに対して、「骨子」は、表紙を除けばわずか9ページ。

やはりこの「骨子」くらいは、どこが出題されても正解できるレベルに読み込んでおきたいもの。

とは言え、時間のない方もいると思います。

本当に時間のない方はこの3つの画像だけ覚えましょう。



(引用:厚生労働省

これで、令和元年版「労働経済の分析(労働経済白書)」の対策は終了です。

キャリ魂塾の学科試験対策講座を受講された方は、このように出題ポイントを大胆に絞れる理由がお分かりですよね。

残りは「常識」と「知識」でカバーする。

「労働経済の分析」の全ての論点を完璧にする必要はありませんし、そんな時間があるなら仕事や家庭、または睡眠や食事、スポーツといったQOLを充実させましょう。

ほとんどの受験生には、「常識」と「知識」という既に備わっている武器があります。

必要以上に恐れることはありません。

そして何より、厚労省が「ここが今回のポイントだよ」とまとめてくれているのです。

厚労省が知って欲しいと考えているポイントがある。

それは同時に、キャリアコンサルタントを目指す受験生にも、押さえておいて欲しいポイントであるはずです。

「全体版」よりも発達論点などの頻出論点をしっかり押さえる

「全体版」が気になる、心配だ、という方もいらっしゃるかもしれません。

それが罠です。

下らない重箱の隅をほじくるような勉強に捉われて、全体の勉強に手が回らなくなる。

「全体版」を読み込む時間があるなら、「発達課題」をやる。

ハヴィガーストの発達課題、全て完璧ですか?

レヴィンソンの発達課題は?

エリクソンの発達課題はどうでしょう。

また、スーパーの職業適合性やシャインの組織内キャリアの段階的発達は完璧ですか?

出るか出ないか分からない論点に不安になるより、頻出論点をしっかり押さえる

これが、合格への最短ルートなんです。