資格で理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。


このエントリーでは、学科試験でよくある「書き直して間違える」に対して有効な、「ファーストチェス理論」をご紹介しています。

「ファーストチェス理論」とは

「ファーストチェス理論」とは、簡単に言えば

「全てのことは10秒考えればわかる。10秒考えてもわからない問題は、それ以上考えてもムダである」

こんな風に物事を捉える考え方です。

少し極端に思われるかもしれませんが、孫正義氏もこの理論を実践されていると言われます。

「ファーストチェス」とは、チェスでの用語。

なんでも、チェスをする(チェスも「指す」と言うんでしょうかね)にあたって、5秒以内に打つというルールを設定することがあるんだそうです。

将棋だと考えられませんよね。

しかし、

「5秒で考えた手」

「30分かけて考えた手」

この2つを比較して検討してみたところ、なんと86%が同じ手になるという結果が出たそうです。

学科試験は「問題文の読み間違いだけ」見直す

キャリ魂塾では、リスクはあることを説明したうえで、「見直さない」「書き直さない」ことを推奨してきました。

見直すのは、「正しい」ものをマークしろ、とか「誤っている」ものをマークしろ、とか「健康保険法」と「労災保険法」を勘違いしていないか、など、「問題文の読み間違いをしていないかどうかのチェック」だけで良いのです。

この、キャリ魂塾の「見直さない」「書き直さない」指導は、ファーストチェス理論に基づいても有効ということですね。

とはいえ、学校教育では「時間をフルに使って問題を解く」ことや、「最後まで諦めない」ことが「良い態度」とされてきたのではないでしょうか。

この学校教育の「呪縛」から、逃れられない人も少なくありません。

しかし、あなたはこれまで幾度となく「テスト終盤に見直して、迷って、書き直して…なのに『最初の答えが正解だった』という経験」をしてきたはずです。

もう、そんな経験をしたくないですよね。

ファーストチェス理論に基づけば、10秒考えて出した解答、そして30分考えて出した解答の86%が一致するわけですから、中途半端に見直し、5分考えて出した解答なんて、最も「不正解の可能性が高い」はずです。

キャリコン試験では「脳力の回復」が大切

更に言えば資格試験、特に午前・午後や複数の日程がある試験では

「分からない問題(≠思い出せない問題)」は、さっさと諦めて退室し、その後の試験に備えて脳を休息させる。

という考え方が重要なんです。

特に、キャリアコンサルタント試験で大切なこと。

それは

「論述試験の勉強時間と、落ち着いて休憩できる場所を確保する」

ことです。

特に、考えすぎて問題を解くスピードが遅い方は、このファーストチェス理論を参考にしてみて下さいね。