キャリアコンサルタント学科試験受験生のお悩みランキング

この1年半、900名を超える塾生から、キャリアコンサルタント試験に関するお悩みを聴いてきました。
そういったお悩みへの、私なりのご回答として、学科・論述・面接試験それぞれのお悩みトップ3について、解説をしていきます。
(このページでは、学科試験のお悩みの第1位について、お話をしています。)

第1位:範囲が広すぎる。

学科試験のお悩み第1位は、

範囲が広すぎる。

というお悩み。

法律は労働法全般から出題され、統計や白書、
誰も知らないような任意団体の、〇〇ハンドブックから出題されることまである。

キャリアガイダンス理論をはじめ、心理(カウンセリング)療法の理論もあるし、
いったいどこまで勉強すればいいの?
と、いっぱいいっぱいになってしまう受験生が続出しています。

国家試験は過去問が命

キャリ魂塾では、開塾時から

国家試験は過去問が命

とお伝えしています。

これは、社労士、行政書士、宅建、1級キャリコン技能検定学科試験といった資格試験を
全て短期間1発合格してきた私のノウハウのうち、最も重要なノウハウだからです。

過去問が命。その3大理由

何度でも繰り返しますが、国家試験は過去問が命です。

そのうち、大きな理由はこの3つです。

1.試験は概ね同じレベルの難度で出題されるべきである
2.前例を踏襲する限り、批判されない。
3.過去問は、その資格にとって学ぶべきと考えられる知識の宝庫

これが、過去問が命と言える3大理由です。

1.試験は概ね同じレベルの難度で出題されるべきである

これは当然ですよね。例えば、
一昨年は合格率2%、昨年は8%、今年は35%…
こんなに合格率が変動してしまうと、受験生は不安になりますし、
試験委員も真面目にやっていないと思われますよね。
もしくは何かしらの思惑があると疑われます。

そんな試験ないやろー、ですって?

この合格率、実は1級キャリコン技能検定学科試験の第1~3回の合格率ですから。
残念!

2.前例を踏襲する限り、批判されない。

国家試験では、

「一度出題された問題は、二度出されても文句は言えない」

という不文律があります。

なので、一度見たことのある問題は、全員できて当たり前なのです。
できて当たり前の問題を出題しているのだから、出題内容が批判されるのは筋違いということになります。

そして

「一度出題したところは出ない」と思うのが資格試験受験ビギナー。

実際はその逆なんです。

過去に出題された内容は出題しやすいので何度でも出題される

が正しいのです。

3.過去問は、その資格にとって学ぶべきと考えられる知識の宝庫

試験委員さえしっかりとしているならば、出題内容というのは、

その資格にとって学ぶべき知識の宝庫

です。言い換えるなら、

過去問を使って学ぶことにより、その資格者が持つべきとされる知識を

最も効率的に学べる

ということです。
これは、実務上も凄く有難いわけですね。時間も費用も短縮できますから。

範囲を広げているのは、一部の講師とアナタ自身。

実は、一見広く見える学習範囲も、「出題されるかどうか」という観点でチェックしていくと、出題される内容は非常に限られていることに気づきます。

例えば、カール・ロジャーズは、晩年に降霊術を用いて、亡き妻と会話したことをきっかけにスピリチュアルな世界観を持っていきました。

が、このような彼の活動は、出題されないと考えられる知識の一つです。
(あの諸富祥彦先生も「「スピリチュアルなたましいのメッセージを聴く心理学」というワークショップを実施されたりしています。)

そして、学習範囲を広げているのは、一部の講師です。
だって、「試験は難しく思わせたほうが、講師的にはオイシイ」から。

そりゃ、過去に出題された全ての出典は、私も過去問集を作る時に調べます。
だけど、それは講師としてであって、受験生が出典資料や書籍をあれこれ買ったり読んだりするのは、ハッキリ言って

「時間のムダ」

出典に当たることは大事です。

法令なら改正されているかもしれないし、キャリアガイダンス理論なら学者によって考え方が違うかもしれない。

だけど、例えば「國分康孝先生の「カウンセリングの技法」から出題されるので、しっかりと読み込みましょう」

なんて講師がいるとしたら、それこそ

講師失格

です。

読めば分かりますが、もう使い物にならない昭和の価値観的な内容も数多く含まれているからです。
(確かに古典的な価値はありますが、出版されたの1979年ですからね…)

そういった学習内容については、

受験生に取捨選択させるのではなく、講師が取捨選択するべき内容です。

そりゃそうです。
キャリアコンサルタント試験の勉強を始めて数か月の受験生が、
國分先生のどこが今も使えてどこが古いか、自分で判断するの難しくて当然です。

だから、受験生のアナタは、

「この本から出題されているからと言って、安易に買わない」
「出題されるかどうか、自分で判断しない」

ということを肝に銘じて下さい。

それをしちゃうから

出題範囲が無限に広がっていく

のです。

捨てる勇気を持つ

キャリ魂太郎の講義では、必ず

捨てる勇気

を持つことをお話しします。

確かに、いろんなことを勉強しないと不安になります。

しかし、キャリコン受験生の殆どは、社会人。

ワーク・ライフ・スタディのバランスを取るならば、

学習範囲は絞らざるを得ません。

だから、キャリ魂塾の講義では、それを7時間半でお伝えしています。
そして、その7時間半でお伝えすることは、

これまでに実施された

全7回の国家資格キャリアコンサルタント学科試験
全20回の2級キャリコン技能検定学科試験
全7回の1級キャリコン技能検定学科試験

そう、キャリコン協議会が出題した、全ての問題を把握している
キャリ魂太郎が、絶対に知っておいて欲しい重要部分だけです。

だから、昼休憩は15分です。

そして、他の講師と違って、

「お昼食べたら眠くなりますよね、頑張りましょう」

なんて、絶対に言いません。

パフォーマンスが下がることが分かっているなら、食べるな。
自らパフォーマンスを下げる必要がどこにある。

キャリ魂塾の講座は、

「戦場」

です。

戦場でゆっくりのんびりご飯を食べる、なんてことをしたり、うつらうつらしていたら、

死ぬ

つまり、落ちるのです。
全神経を研ぎ澄ませて、受講して下さい。

おっと、話が逸れました。

色んな講座に行って、色んな立派なレジメを貰う。

それ全部やってる時間、ないでしょう?
範囲を広げているのは、アナタです。

講師の仕事は、範囲を絞ること。

これだけやれば合格する、という範囲を伝えることです。

別にキャリ魂塾の講義を受講しなくても構いません。

ただ、不安を煽られて、あれもこれもと手を出して、結局ほとんど手を付けることができずに試験会場へ…

なんてことにならないように、キャリ魂塾生以外の方の場合、学習内容は
国家試験及び技能検定の過去問と下記2冊に絞ってください。
それ以外はyoutubeキャリ魂太郎チャンネルを見ることと、
試験当日にキャリアコンサルティング実態調査などに目を通すくらいにしておきましょう。


キャリ魂塾キャリアコンサルタント試験対策講座

キャリ魂太郎の学科試験対策講座では、このような講義を行っており、初学者の方でも合格レベルに達することができるよう、
養成講座では教えられていない「実務に役立つ」学びをご提供しています。
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