このエントリーでは、キャリアコンサルタント学科試験対策として、直前1か月の勉強の「考え方」をお伝えしています。
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キャリコン学科試験は、1か月前からでも十分間に合う！
大前提として、キャリコン学科試験合格は、1か月前からの勉強でも十分間に合います。
その５つの理由とは？
なぜ1か月前からでも間に合う？その５つの理由
では早速、５つの理由をお伝えしますね。
同じ問題・同じ論点が繰り返し出題される試験である。
キャリコン学科試験は「範囲が広い」とは言われますが、これは正確ではありません。
過去問を解いていけばお分かりのように、キャリコン学科試験は「同じ論点どころか、全く同じ文言が出題されることも珍しくない」試験です。
「全く同じ」文言が出題されるのはいわゆるメジャーな国家資格試験ではあまり見られない傾向ですね。
なので、まずは過去問をしっかりとマスターする。これが合格の基本戦術です。
常識で解ける問題、他の選択肢と比較して解ける問題が多い
以前、私の甥（理系大学生、20歳、キャリコン勉強経験ゼロ）に、第20回2級キャリコン技能検定の学科試験問題を解かせてみたところ、無勉強にもかかわらず27問正解しました。
それは「常識」で解ける問題や、「選択肢同士の比較」で解ける問題、そして「だけ」「のみ」「すべて」などの怪しいキーワードが含まれた選択肢が多く出題されるから。
最近の出題レベルであれば、「全く門外漢で勉強していない受験生でも、概ね25~27問、50～54点は取れる」試験です。
言い換えれば、「合格」だけに絞れば、勉強するのは8問~10問、16点~20点分だけでイイ。
第4回や第9回といった、いわゆる「難化回」等を除いて、苦手論点だけをしっかりと潰せば短期間で合格可能性の高い試験です。
出題パターンがある程度決まっている
出題パターンもある程度は決まっています。
例えば【人物名】と【理論】の組み合わせ等ですね。
逆に、下記のような出題は一切ありません。
「日本経営三種の神器」を唱えたのは誰か。
１．アベグレン
２．キマグレン
３．スガグレン
４．カネクレン
受験生の多くが、「理論家の名前が覚えられない」と悩んでいますが、実は「名前などシャカリキに覚える必要が無い」のが、このキャリコン学科試験です。
この例題で言えば、ナントカグレンで十分。だって「他に●●グレンの理論家はいない」のですから。
ブロンフェンブレナーだって、「グロンサンクレヤー」と覚えたってOKだし、「ブロン」だけ、または「ブレナー」だけ覚えたってOKなんです。
4肢択一試験である
キャリコン学科試験は、4肢択一試験です。
社労士や行政書士試験のような5肢択一試験よりは、「与しやすい」試験です。
問題数が少なく、問題文も短い
そしてさらに、問題数も50問と少ない。
これは非常に有難いんですね。公認心理師試験は154問／回、中小企業診断士試験は225問／回です。
さらに言えば、出題される問題文も短い。慣れれば、1問を解くのに20秒もかかりません（反復演習するたびに、問題を解くスピードは上がります）。
問題を解くのに20秒、解説を読むのに40秒としても1分です。
そう、50分あれば50問を回せますので、10回分の過去問を1周するのに500分しかかかりません。
9時間もあれば、10回分の過去問に目を通せるのですから、30日間、毎日2時間勉強するなら、10回分の過去問を6周できる計算になります。
当然、6周するうちに、完全に正答できる問題が増えますから、実際には7~8周はできるでしょう。
直近の14.15.16回学科試験の出題レベルであれば、過去10回分を6周以上回せば、十分合格ラインに到達します。
目標勉強時間は60時間、不安なら過去問を今から6周！
いかがでしょうか。これが資格試験受験勉強の「考え方」、つまり戦術論です。
1問読むのに2分かかる方なら、6周にかかる時間は120時間。
常識で解ける問題をカットすれば、100時間確保できれば6周は十分可能です。
ちなみに私の場合、1回目は黄色の蛍光ペン、2回目は赤の蛍光ペン、3回目は赤ペンで下線、4回目は赤ペンで下線又は波線、5回目は赤マーカー、6回目は赤マーカーを緑のシートで隠して解答というパターンが確立していますので、何回回したかがすぐ分かります。
なお、「ラインを引きすぎると、どこが大事か分からない」という方もいますが、私は「過去問解説は一言一句全て大事である」がポリシーなので、全てにラインを引きます。
あと1か月、ではなく、まだ1か月もある。
6周しっかりと勉強すれば、まず学科試験合格がゲットできます。
「コスパ」が悪いと言われるキャリコン試験。しかし、養成講習140時間、試験勉強120時間前後で、資格の活用の仕方によっては、クライエントから「先生」と呼んで頂ける資格です。
最高にコスパが良いと思いませんか？
夜明け前が一番暗いと言います。あなたのゴールはもうすぐそこ。
合格を心よりお祈りしております！
