資格で理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。


このエントリーでは、国家資格キャリアコンサルタント学科試験対策として、引きこもり支援の分野の出題を予想しています。

問題

引きこもりの支援について、適切と思われるものはいくつあるか。

1.ハローワークでは、生活面での助言も行う。
2.もっとも身近な行政単位として、市町村がひきこもり地域支援センターを設置、運営している。
3.地域障害者職業センターにおける、職業評価や職業準備支援の対象者として支援を受けるには、障害者手帳の所持が要件となる。
4.ひきこもりサポーターは、長期にわたるひきこもりの当事者を支援することを目的とした制度である。

1.1つ
2.2つ
3.3つ
4.適切なものはない

出題の狙い

ひきこもり状態の方は、現在70万人ともいわれ、特に中高年のひきこもり問題は、今後大きな社会問題となってくることが想定されています。

これは、講義でもお伝えしていますが、通常の社会生活を経てきた中高年の発達と、例えば中学生時代にイジメがきっかけでひきこもってしまった方の発達では、大きな違いがあることは当然です。

そういったひきこもりの方の支援にもキャリアコンサルタントが期待される部分があることは言うまでもありません。

(第一次支援としては精神保健福祉士や社会福祉士になるかと思いますので、こういった資格をダブルラインセンスとして考えるのもよいかと思います。)

解答・解説

1.誤り:ハローワークは「制度として」生活面での助言を行うことを定めてはいない。
2.誤り:ひきこもり地域支援センターは、都道府県と指定都市に設置し、運営されている。
3.誤り:講義でも毎回しっかりと解説しているが、障害者手帳は不要。
4.誤り:ひきこもりサポーターは、ひきこもり者本人だけでなく、その家族の支援はもちろん、地域内のひきこもり者の発見、訪問支援、他の専門機関への紹介、普及啓発活動も行う。

解答:4

学科試験勉強を受験対策だけに終わらせない。

学科試験対策を受験勉強だけに終わらせてしまうのは、非常にもったいないことです。

例えば、あなたは、この問題を読んで初めて「ひきこもりサポーター」という制度を知ったかもしれません。

であれば、あなたが次にするべきことは

・ひきこもりサポーターに自分がなれるのかどうか調べる。
・なれるのであれば、なりたいかどうか考える。
・なったら、どんなことをしたいのかを考える。

そうすると、記憶に定着し、試験対策として効果的であるだけでなく、あなたのキャリアビジョンに生かすことができます。

ひきこもりサポーターは、まだまだ知られていない制度ですし、告知活動も不十分です。

今後ねらい目の資格かもしれません。