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このエントリーでは、キャリアコンサルタント学科試験対策上、必要となる「統計・白書」等の学習について、解説しています。

第13回キャリコン学科試験問2「男女共同参画白書」で「令和元年版」が出題

第13回国家資格キャリアコンサルタント学科試験の問2として、 「男女共同参画白書 令和元年版(内閣府)」(以下、「男女共同参画白書」とします)が出題されました。

この「男女共同参画白書」は、既に記載しているように「令和元年版」です。

そう、「今年の白書が今年出題された」ということになり、国家資格試験としては非常に早い出題だと感じます。

法令と時事的問題で出題基準日が異なる

キャリアコンサルティング協議会が公表している出題基準は、下記の通りです。

2019年度試験の問題の解答にあたっては、2019年4月1日の時点ですでに施行 (法令の効力発生)されている法令等に基づくものとします。
なお、試験範囲に含まれる時事的問題など、キャリアコンサルティングに関連するものとして知っておくべき知識・情報については、基準日にかかわらず出題される可能性がありますのでご留意ください。

(出典:キャリアコンサルティング協議会

法令はその試験が実施される年度の4月1日を基準として出題されます。

しかし、時事的問題については「基準日にかかわらず出題される可能性があり」と記載されているように、どの程度まで押さえておけば良いのか、範囲が不明確でした。

この第13回国家資格キャリアコンサルタント学科試験で出題された「男女共同参画白書」が令和元年版であったことから、今後の学科試験で抑えておくべき資料について、ある程度明らかになったのではないでしょうか。

キャリアコンサルタント学科試験は、試験4か月半前の資料も出題される

「男女共同参画白書」は、毎年6月に公表されます。

もう少し詳細に言えば、内閣府の「男女共同参画白書」のサイトには公表日は記載されていませんが、今年は6月14日に公表されています。

そして、第13回国家資格キャリアコンサルタント学科試験は、11月3日に実施されました。

つまり「キャリアコンサルタント学科試験問題」は、4か月半前の時点では、まだ完成していなかったわけですね。

納品までのスケジュールを考えると、なかなかタイトなスケジュールです。

キャリアコンサルタント試験は、「平成27年度キャリア・コンサルティング研究会報告書」のように、時には数年前の資料も普通に出題してきます。

そういった出題傾向もある中で、直近も直近、4か月半前に公開された資料が出題された、ということは、受験生には少し負担が大きいように思います。

ただ、今後もこのような「最新の情報」を知っておいて欲しい、という試験委員のメッセージであると受け止め、キャリ魂塾では学科試験対策に活用して参ります。