本エントリーでは、第9回国家資格キャリアコンサルタント学科試験問42について頂いたご質問に対して、個人的な考えを述べています。

※本エントリーでは、著作権法上問題のない範囲での引用を行っております。

問42選択肢1

問42選択肢1については、下記のとおりです。

安定的な就職が困難な求職者について、ハローワークや職業紹介事業者などの紹介により、一定期間試行雇用した場合に助成するものである。

出典:第9回国家資格キャリアコンサルタント学科試験

疑問点

トライアル雇用助成金(一般トライアルコース)に関する記述であるが、当該助成金パンフレットには下記のように記載されている。

「要件を満たした上で、紹介日に本人がトライアル雇用を希望した場合に対象となります。」

出典:トライアル雇用助成金(一般トライアルコース)のご案内

つまり、本問のように、単に「一定期間試行雇用した場合に助成するもの」ではなく、「紹介日に本人が希望して」初めて対象となり、助成されるものである。

よって、本選択肢は誤りであり、不適切な選択肢ではないか。

問42は「最も不適切なもの」を選ぶ問題である。

まず、トライアル雇用自体が「ハローワークや職業紹介事業者などの」「紹介」によって初めて助成されるものです。
そして、本問は「トライアル雇用助成金」について、述べられているため、当然選択肢1の「紹介」は「トライアル雇用の紹介」と考えられます。

そうすると「本人が希望しない雇用(就職)」というものは基本的にあり得ませんので、選択肢1は「ハローワーク(略)の(トライアル雇用の)紹介により(本人がそのトライアル雇用を希望したので雇用され)一定期間雇用した場合に助成する。と考えることが一応は可能です。

また、下記のような説明文も記載されており、選択肢4とある程度意味合いとしては同一と考えることも可能かと思います。

事前にトライアル雇用求人をハローワーク、地方運輸局、職業紹介事業者に提出し、これらの紹介により、対象者を原則3カ月の有期雇用で雇い入れ、一定の要件を満たした場合に、助成金を受けることができます。

出典:トライアル雇用助成金(一般トライアルコース)のご案内

選択肢4との比較で、「最も不適切」とまでは言えない

今回、正答とされている選択肢4が

原則6カ月という文言及び数字を出している
・原則という文言及びその数字がともに明らかに誤りである。

ことから、選択肢1と選択肢4を比較して、選択肢1が「最も」不適切とは言えないと考え、本問は正答のとおりとし、特に解答の変更を求めません。

なお、出題として適切と言えない余地はあると考えますので、当然のことながら解答が修正されることについては否定しません。

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