第11回国家資格キャリアコンサルタント学科試験講評

私の主観的な見方ですが、あくまで「キャリアの専門家」として考えたとき、そして「試験問題としてみたときに、簡単、普通、難問という見方(分類)です。

一般の方の目線及び選択肢一つ一つの評価ではありませんので、ご注意ください。

各問題のキャリ魂塾テキスト等記載有無&コメント

問1:難問:キャリ魂塾過去問ベース問題集に記載。ただし、自信をもって答えられる受験生は多くはないだろう。
問2:簡単:テキストに概ね記載。蛇足だが、選択肢4は、第9回の出題ミス(事業主の義務とした点)を、暗に認めたのかもしれない。
問3:簡単:このレベルを落とすようでは、合格は厳しい。
問4:簡単:同上
問5:簡単:読むだけ論点記載。同上

問6:普通:テキスト記載。
問7:簡単:テキスト記載。ジェラットは今や基本知識。ジェラット、ヒルトン、ティードマンは基本。
問8:普通:テキスト記載。第9回過去問は記憶に新しいため、内容はハードだが、あえて普通とする。本問が解けなかった受験生は「過去問学習」を再度徹底する必要がある。
問9:簡単:テキスト記載。
問10:簡単:テキスト記載。作問者大好きレビンソンだが、今回は簡単。

問11:難問:初出論点であり、内容も迷う点が多い。
問12:簡単:テキスト記載。なお選択肢1もキャリ魂塾問題集に記載した論点

問13:簡単:課題が明確になりすぎる?意味不明である。4はハローワークにチラシが置いてあるので、ご興味のある方は申し込んでみるのも良いかと。
問14:普通:一見難問だが、そんなビッグニュース聴いたことがないので判断できるのでは…
問15:難問:分からない問題は3と決めていた方には、ラッキー。考えるだけ時間のムダである。

問16:簡単:AとCがないのだから、AとDにせざるを得ない。内容は難問だが得点は容易。
問17:簡単:キャリ魂塾ブログ記載。選択肢4だけ読めばいいサービス問題。
問18:簡単:直前資料等記載。そもそも義務付けることが推奨されているようなものではないので、これを正しいと考えた方は、ジョブ・カード制度の理解不足。
問19:普通:キャリ魂塾直前出題論点予想からズバリ。
問20:難問:キャリ魂塾ブログ予想問題からズバリ。だが多くの受験生が手薄だった論点。

問21:難問:こういう問題は飛ばそう。このような問題を「正解しなければ合格できない」試験ではない。
問22:難問:同上
問23:難問:読むだけ論点記載。景気への先行系列、遅行系列、一致系列が出始めたかという感じ。コンサルタント的ですね。
問24:難問:賃金構造基本統計調査は過去問のみ。それ以上、手を広げる必要はない。
問25:簡単:テキスト記載。

問26:簡単:テキスト記載。選択3は「退職時」ということに注意。
問27:普通:テキスト記載。
問28:難問:いわゆる「キャリアコンサルタントが行う、グループアプローチ」は健康な人を対象にするものであり、またSGEもはっきりと「健康な人が対象」とされているため、「グループアプローチ」とされると、選択肢3が初出なこともあり、悩ましい。
問29:簡単:こういった問題を取りこぼすようだと、合格は厳しい。
問30:疑義問:細かいが、キャプラン(Caplan,G)の定義では、「より専門性の高い」専門家とはされていない。「最も適切なもの」であるため、2を選ばざるを得ないところではある。

問31:簡単:テキスト記載。
問32:簡単:
問33:普通:テキスト記載。
問34:普通:テキスト記載。
問35:普通:テキスト記載。

問36:簡単:専門「職」大学の意味どおり。これを間違えた方は、心理的視野狭窄状態だったと考えてよい。
問37:簡単:1以外は日本語として違和感。今回、落ち着いて解けば、キャリア教育は2問取れるサービス回。
問38:簡単:基礎の基礎。
問39:簡単:基礎の基礎。実はセルフ・キャリアドック関係なく解ける。
問40:簡単:普通にしようか迷ったが、消去法でこれしか残らないため、簡単と評価。やはり、クライエントが受け入れやすいタイミングもある。

問41:簡単
問42:普通:テキスト記載。3と迷うかもしれない。
問43:簡単:基礎の基礎。
問44:簡単:基礎の基礎。
問45:普通:テキスト記載

問46:難問:キャリ魂塾直前出題論点予想資料に記載。
問47:簡単:選択肢1と迷うかもしれないので、微妙なところではある。
問48:簡単:基礎の基礎。
問49:普通:旧標準試験では多くの養成講座で出題されたストレスの論点。
問50:普通:テキスト記載。

第11回学科試験と第10、第9回試験の難易度分類比較

第11回学科試験と、第10回、第9回学科試験の難易度分類を行った結果を比較しています。

第11回

簡単:27
普通:12
難問:10
疑義問:1(修正がなかった場合、普通と評価)

第10回

簡単:35
普通:4
難問:11

第9回

簡単:18
普通:9
難問:21(疑義問2問を含めると23)

合格率予測とキャリ魂塾での学習指導について

合格率は、第10回よりも下がると予測します。

理由として、は下記の2点です。

1.簡単と判定した問題を落とさないだけでは合格ラインに達しない
2.第10回試験よりも「普通」レベルが増えた

以上より、第10回よりも難化したものと言えるでしょう。(第9回は一応比較対象にしたが、本来対象にならないレベル)

しかし今回、キャリア教育2問が、内容が分からなくても文意から解けたのは大きかったと思われます。

特に、常識的に考えて解答できる問題(基礎の基礎と注釈した問題など)を間違えた方は、できるだけ落ち着いて試験問題を読むことが必要です(緊張して問題を読み間違う、文意を取り違えるというのは、面接で言えば、クライエントに対して緊張して主訴を取り違えたりするのと同じです)。

第10回は、キャリアコンサルタントとしての倫理や相談過程の理解が一定レベルであれば、キャリ魂塾のテキスト及び講義だけで十分合格ラインでしたが、今回は普通レベルで取りこぼしがあると厳しい出題でした。

しかしながら、キャリ魂塾では、今のところ前回とほぼ同じ、25論点(前回22論点)がテキストや無料動画、ブログ等で的中しており、(全ての教材と照合しているわけではありませんが)問題集まで含めれば、半分以上の論点はカバーされているため、通常養成講座を修了されている方であれば、キャリ魂塾の学科試験対策教材(講義+テキスト+問題集+読むだけ論点+youtube動画+本ブログ)のみで十分合格ラインに到達するものと考えられます。

前回不合格だった方からのリベンジ報告も頂いており、決して「歯が立たない」「手も足も出ない」というレベルの出題ではありません。

今後の傾向と対策

今後の傾向としては、第10回と第5回(合格率48.5%(協議会))の間の難易度で、徐々に5回に近づいていく、または11回を多少上回る程度が想定され、2級技能検定学科よりもハイレベルな出題(第16回以降、2級の易化(第20回合格率8割オーバー)でさらに差は広がった)で安定していくかと思います。
(1.2級とはある意味立ち位置が異なる、法律に定められた「キャリアコンサルティング(=指導・助言)」ができるキャリアコンサルタントを求めているとみることもできます。)

また、第12回以降の学科試験が、仮に今回とほぼ同じレベルの難度だったとしても、キャリア教育が難問となる可能性は高く、2問落とすことも十分あり得ます。

この点も注意し、「キャリア教育は1問」と計算すること、そして「簡単」「普通」といった評価の問題をいかに取りこぼさないか、特に「普通」レベルの対策が重要になるかと思います。

何といっても、「国家資格者」「キャリアの専門家」の登用試験です。

簡単な問題に正解するだけでは、合格に至らないことも十分ありえると考える必要があります。

問30は、まだ出典が確認できませんが、(キャリア)カウンセリング業界で、コンサルテーションの定義と言えば、通常はキャプラン(Caplan,G)の定義を思い浮かべるため、本問は疑義問として確認します(最も適切なものを選べとの指示ですので、修正可能性は極めて低いと考えられますが…)。

※本エントリーに記載したものは、あくまで速報的なものであり、今後修正を行う可能性があります。

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