資格で理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。


このエントリーでは、「ワーク・ファミリー・コンフリクト」という考え方の解説を行っています。

ワーク・ファミリー・コンフリクトとは

ワーク・ファミリー・コンフリクトとは、簡単に言えば

仕事と家庭を両立しようとする際に生じる葛藤

出典:ワーク・ファミリー・コンフリクトの視点からのワーク・ライフ・バランス考察

とされます。

意地の悪い試験問題作成者なら、これを問1にもってきて、受験生を驚かせようとするかもしれません。

ワーク・ファミリー・コンフリクトの分類と具体例

ワーク・ファミリー・コンフリクトは3つに分類されます。

上記出典にも記載されていますが、少しわかりづらいので、もう少し分かりやすく解説すると、下記のようになります。

時間ベースのワーク・ファミリー・コンフリクト

(私が、)その時間にそこにいる必要があるという時間的(空間的)な葛藤があるケース

→ずっと粘ってようやく合意にこぎつけた、大切な契約のある日に、子どもが高熱を出した。

ストレインベースのワーク・ファミリー・コンフリクト

一方の領域に生じたストレスの結果、もう一つの領域での行動が不十分になるケース

→仕事で疲れ切ってしまって、家事ができない。

行動ベースのワーク・ファミリー・コンフリクト

一方の役割(行動)が、他方の役割(行動)を阻害しているケース

→教師という職業が影響し、家庭でも親としてではなく、教師として子供に接してしまい、親としての関わり方ができない。

ワーク・ファミリー・コンフリクトは特に女性に多く、また「罪障感」を生じさせる。

女性の場合、現状どうしても「仕事と家庭」の選択を迫られるケースが、男性よりも多くなりがちですよね。

なので、この、ワーク・ファミリー・コンフリクトは、特に、仕事と家庭を両立する女性が増加していくなかで、特に女性が抱えやすい葛藤となっています

簡単に言えば、仕事又は家庭、この片方を選択したことによる、もう片方への罪障感(罪悪感でいいと思いますが…どうしてわざわざ難しい言葉を使うんでしょうね)が指摘されているんです。

例えば、子どもが熱を出したから、有給を使う。

その結果、有休を使うことはもちろん、急な休みで職場に迷惑をかけてしまった…

これが罪障感です。

この罪障感が積み重なると、当然ストレスがたまりますし、罪障感を償おう、払しょくしようとして過重労働が発生する可能性もあります。

なので、ワーク・ライフ・バランスを考えるときのテーマの一つであり、特に女性が抱えやすい葛藤として、このワーク・ファミリー・コンフリクトが重要視されつつあるんですね。

とりあえずは、このエントリーに書いてある程度のことで十分だと思います。

そういう考え方もあるのか、と頭の片隅に置いておいてください。