2020年度の中小企業診断士1次試験が、7月11日(土)、12日(日)の2日間に渡って実施されます。

コロナ禍の中で実施される直近の国家資格試験として、年間受験者数や受験地域、有効期間のある科目合格など、キャリアコンサルタント試験と類似している点(有効期間のある科目合格は技能検定)も多く、キャリアコンサルタント試験受験生の方のご参考として、引用掲載しておきます。

令和2年度中小企業診断士第1次試験における新型コロナウイルス感染症への対応

1.受験の自粛について

発熱、咳等の風邪症状のある方や基礎疾患等があり受験を憂慮する方については、受験を自粛してください。新型コロナウイルスに感染している方や疑われる方、濃厚接触者の方、過去14日以内に政府から入国制限・入国後の観察期間を必要とされている国・地域等への渡航又は当該国・地域在住者と濃厚接触がある方、過去2週間以内に発熱や感冒症状で受診や服薬等をした方及び過去2週間以内に同様の症状にある人との接触歴がある方等についても、受験は自粛してください。

上記理由により、免除科目を除く全ての科目の試験を受験しなかった方に対しては、申請により受験手数料を返還します。申請手続は、追って当協会ウェブサイトにて7月下旬を目途にご案内いたします。

また、企業及び組織から自宅待機等の指示並びにご家族の状況等から受験できない方も対象とします。なお、受験の自粛を理由とした欠席者向けの再試験は行いません。

2.科目合格者の免除期間の延長

上記理由により第1次試験の一部科目の免除の期間が令和2年12月31日までに終了される方で今年受験をされなかった方については、科目合格による当該試験科目の免除期間を延長することといたします。

3.感染防止・体調管理について

感染症対策の基本である「手洗い」や「マスクの着用」を行う等、感染防止・体調管理に努めてください。

4.当日の注意事項

試験会場に向かう前に、ご自宅等において検温を行ってください。その際に、発熱、咳等の風邪症状のある方については、受験を自粛してください(上記1.参照)。

会場に来られた場合でも、咳を繰り返す等の体調不良が見られた場合等には、受験の中止をお願いさせていただくことがあり得ます。あらかじめご了承ください。

当日、試験会場の入口において、全ての受験者について非接触型体温計による検温を実施します。その際、受験票をあらかじめご準備ください。

37.5度以上の熱のある方につきましては、感染拡大防止のために必要な措置として受験をお断りすることとします。受験者全員の検温を行いますので、時間に余裕をもって会場へお越しください。

試験会場で発熱、咳等の自覚症状が生じた場合は必ずその旨を試験監督員等へ申し出てください。この場合、その症状により、受験の中止・帰宅の指示をすることがあります。

試験会場では、感染予防のため、マスク(無地に限る)の持参・着用を必ずお願いいたします(マスクの貸与はいたしません)。試験中もマスクの着用を必ずお願いします。マスクを着用していない場合は、受験することはできませんので、あらかじめご了承ください。

ただし、本人確認のための写真照合時等、試験監督員の指示があったときはマスクを一時的にはずしてください。なお、試験監督員等も、感染予防のため、マスク等の着用をいたしますので、あらかじめご承知おきください。

5.手指等の消毒について

試験当日は、試験会場に設置するアルコール消毒液等をご使用できますが、使用状況により消毒液等がなくなる場合があります。自己管理の観点から、各自においても携帯用手指消毒用アルコールや消毒作用のあるウェットティッシュ等の持参を推奨します。ただし、試験時間中はカバン等にしまってください。

使用済みのマスクやウェットティッシュ等につきましても他のゴミと同様に、各自でお持ち帰りください。

6.試験室について

試験室では、換気のため、適宜窓やドア等を開けます。室温の高低に対応できるよう服装には注意してください。

7.試験室の入退室について

受験会場の入退室時には、必ず受験票を携帯して入退室してください。受験票を携帯していない場合、再入室して受験することをお断りすることがあります。

8.移動等に際しての注意

最寄り駅から試験会場への移動や、試験会場内での移動、検温やトイレの順番待ちの際には、周囲の方との距離(最低1m以上を目安)を保って行動してください。

試験前・後、休憩・昼食時においても、対面での会話や飲食など、受験者同士の接触を控えるようお願いいたします。

10.その他

感染防止対策の徹底に関して、上記の事項を順守していただけない場合や、当日試験会場での試験監督員等の指示に従わない場合等には、受験をお断りすることがありますので、ご注意ください。

感染防止の必要に応じて、氏名、緊急連絡先が保健所等の公的機関へ提供され得ることをあらかじめご了承ください。

(引用:中小企業診断協会)

withコロナの国家資格試験は「37.5度以上は受験不可」「マスク着用義務化」へ

2020年7月上旬時点での話ですが、東京を中心に、新型コロナウィルス感染症拡大が続いています。

この傾向が収まらない限り、これまで、美談として語られることの多かった、「試験当日に風邪を引き、頭も身体もツラかったが合格した」というケースは、今後は「周囲の迷惑を考えない人」として、受験できなくなります。

これまでは、風邪やインフルエンザなど、周囲の人に感染させる可能性があっても、無理やり受験することができましたが、今後は「試験会場での検温義務化」により、受験できなくなっていくでしょう。

そのため、withコロナ時代の受験生にとって、体調管理がこれまでよりも、遥かに重要になりました。

花粉症その他アレルギー鼻炎などであっても、発熱するタイプの方は、咳止めはもちろん、解熱剤などの準備も非常に重要になるでしょう。くしゃみ等が目立てば、他の受験生のクレームで受験できない可能性も否定できません。

なにせ、

会場に来られた場合でも、咳を繰り返す等の体調不良が見られた場合等には、受験の中止をお願いさせていただくことがあり得ます。

こう記載されているのですから…

また、症状の有無にかかわらず、受験時にマスクが必要となっていますので、「マスクを確保しておく」ことも、受験に際して念頭に置いておかなければなりません。

現在、マスクが購入できない、ということはないでしょうが、やはり今後のコロナ感染拡大に備えて、使い捨てマスクを備蓄することはやはり必要だと思います。

受験票、筆記用具、お金、そしてマスク。

これが、withコロナ時代の受験生にとって、試験会場に辿り着くための四種の神器です。

筆記用具は試験会場で貸して貰えることもありますし、受験票を忘れても何とかなる試験もあります。

かつては「とにかく試験会場に辿り着けさえすれば、受験できる」のが常識でした。

しかし、お金だけではなく、マスクも忘れると受験できない。

それが、withコロナ時代の受験の常識になっていく可能性があります。

少なくとも、今年の国家資格試験、受験前日は、財布とマスク、そして体温計は枕元に準備しておきましょう。

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