資格で理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。
第13回国家資格キャリアコンサルタント試験結果が発表されました。
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学科試験結果
JCDA:70.4%
キャリアコンサルティング協議会:71.4%
実技試験結果
JCDA
1.養成講習修了者:1107/1599:合格率69.2%
2.実務経験者:52/159:合格率39.7%
3.技能検定片方合格:2/12:合格率16.6%
4.旧養成講習修了者:20/54:合格率37.0%
キャリアコンサルティング協議会
1.養成講習修了者:1208/2067:合格率58.4%
2.実務経験者:63/120:合格率52.5%
3.技能検定片方合格:20/30:合格率66.6%
4.旧養成講習修了者:7/22:合格率31.8%
講評
学科試験については、合格率の差がほとんどなく、今回は1ポイント差という結果になりました。
つまり、「JCDA及びキャリアコンサルティング協議会の両団体において、受験生の質の差はない」と考えられます。
そうなると、実技試験合格率で比較したとき、両団体の差は許容範囲を超えていると考えるのが自然ではないでしょうか。
今回だけではなく、この傾向がほぼ続いているわけですから…
学科試験
試験翌日に公式解答が発表されますが、キャリ魂塾学科試験対策講座受講生からの自己採点不合格報告が一切なかったことから、合格率は高めに出ると予想しましたが、そのとおり(というか上回る)の結果となりました。
これまでは、4、9回と難化回であったため、第13回は難化回と予想しましたが、この予想はハズしてしまいました。
実技試験
JCDAとキャリアコンサルティング協議会で、受験生の約9割を占める「養成講習修了生」区分において、なんと10.8ポイントもの大きな差がつくこととなりました。
特にJCDAに関しては、第12回試験同様、採点の偏りが非常に大きく出ていると感じます。
第3回から、CDA養成講習を受講されていない方は、決してJCDAを受験してはいけないと強くお伝えしてきたのは、キャリ魂塾だけです。
そして、今回もその主張を裏付ける結果と言って差し支えない数字が出てきました。
JCDAの実技試験合格率は、CDA養成講習修了者に限れば、更に上昇すると考えられます。
多くの指導者が、「JCDAも協議会も同じ国家試験であり、キャリアコンサルタント試験としての採点ポイントは変わらないと考えられる」と述べてこられたわけですが、採点ポイントが変わらないのなら、試験官の質に問題があると考えられる結果ではないでしょうか。
今回だけではなく、概ねずっとこの傾向なのですから。
そして、今回も声を大にしてお伝えしておきます。
CDA養成講習以外のキャリアコンサルタント養成講習を修了された受験生及び実務経験受験生は、絶対にJCDAを受験しないようにして下さい。
本来、養成講習団体が厚生労働省に対してこのような注意喚起が必要な試験機関は、おかしいと訴えることも必要ではないでしょうか。
とはいえ、合格された受験生はその努力が正当に評価されたことは言うまでもありません。
本当におめでとうございました!
また、残念ながら不本意な結果となった受験生は、この悔しさをバネに、より相談者に寄り添い、ともに悩めるキャリアコンサルタントを目指して、一緒に頑張りましょう!
追記
論述試験について、追記をしております。
ご確認ください。
論述試験の平均点と合格戦略の取り方
JCDA論述試験平均点:34.5点
キャリアコンサルティング協議会論述試験平均点:31.1点
第12回論述試験よりも、差は若干縮まりましたが、それでも「CDA養成講習修了生」と「その他区分」という考え方で推測すれば、恐らく「CDA養成講習修了生」の論述平均点は35点を超えると推測します。
逆に、協議会はCDA養成講習修了生以外の方も元々多数受験しているため、そのまま31.1点と考えてよいはずです。
そう考えると、CDA養成講習修了生は、「論述試験で稼いでおけば、面接ロールプレイ試験で多少ミスをしても取り返せる」という合格戦略がとれます。
それに対して、協議会受験生は、面接ロールプレイ試験でほぼオールA(3区分平均60点)を狙う必要があり、非常にストレスフルかつシビアな状況です。
この点から鑑みても、2つの試験団体で公平な試験と言えるでしょうか?
事実、実技試験の平均点も
JCDA:93.5点
キャリアコンサルティング協議会:90.9点
2.6点の差が出ています。
なぜ、養成講習団体や指導者は声を上げないのか。
私には不思議でなりません。
ちなみに私は第3回試験終了後、この結果の差をどう考えているのか、資料を持って厚生労働省に直談判しに行きました笑