このエントリーでは、キャリ魂塾の「ロープレ組手」と、組手として行った事例をご紹介しています。

※キャリ魂塾では、日本キャリア開発協会(JCDA)の実技試験への対策は行っておりません。

「オウム返し」と「キャリアコンサルティング」は異なる

一部の養成講習機関では、「傾聴」や「キャリアコンサルティング」を学ぶというより「オウム返し」を学ぶ講座になっているケースがあるようです。

その結果、あまり話してくれないクライエント役に対して、なすすべが無かったり、オウム返しに怒られてしまうと頭が真っ白になってしまったり…

シビアに言えば、そんな支援者がクライエントから「専門職」と評価されないのは、当然と言えば当然です。

また、「『単なる』オウム返し『だけ』」をするなら、それは、一番「寄り添い」から遠いアプローチです。

「『単なる』オウム返し『だけ』」なら「聴く」必要はなく、「覚える」だけだから。

「単なるオウム返しでクライエントは前向きに変容する」という誤解。

この誤解をしてしまった人に、変に拡散パワーが備わっていたことが、カウンセリング業界の不幸(日本だけではなく)と言えます。

ロジャーズが訂正を諦めるほど、広まってしまったのですから。

結果、日本でも誤った指導が非常に長く続けられ、定着してしまいました。

これがキャリアコンサルタントが資格として「コンサルタント」と名付けられているものの、「コンサルティング」としての面談が、どのように構成・提供されているのかを知る機会がない原因です。

キャリ魂塾では、社会保険労務士としての労務知識はもちろん、行政書士として「行政制度」の知識、また公認心理師として「心理療法」を使い、「傾聴」をベースとした多様なアプローチを面接試験対策講座や勉強会、そして「ロープレ組手」というイベントなどで実演しています。

「面接ロープレ組手」とは

キャリ魂塾の「面接ロープレ組手」とは、参加者の中から、キャリ魂太郎がクライエント役を無作為(zoomの場合は上から順番)に指名し、指名された方が協議会面接RP試験の過去出題事例から自由に選んだ事例を用いて、ほぼ即興のロールプレイを連続で行うものです。

このエントリーでは、第22回2級キャリアコンサルティング技能検定試験(技能検定面接事例)の佐川優香さん、第15回国家資格キャリアコンサルタント試験で出題された「関さん」をご紹介しています。

これは、受験生や実務に携われている方に対して、出題事例を使った面談の「ひとつの参考」として頂くことを目的としており、この場でのロールプレイが、特に試験の「正答」であると主張するつもりは一切ありませんので、ご留意ください。

第22回2級技能検定面接事例「佐川優香さん」

大手電機メーカーに夫婦で勤務している佐川さん。

彼女の相談したいことは…

同じ会社に勤務している夫が転勤することになった。単身赴任してもらうことも考えたが、子どもが欲しいと思っているので自分が辞めようと思い、上司に相談したところ、「今まで頑張ってきたのに勿体ない。辞めるという選択肢しかないのか。」と引き止められてしまった。一旦、決心したつもりだったが、どうすべきなのか迷っており相談したい。

(出典:第22回2級キャリアコンサルティング技能検定面接ロールプレイ試験過去事例)

というものです。

この事例での「クライエントの認知のポイント」とは?

クライエント本人ですら気づいていない、「『相談したいこと』の認知のズレ」に気づけるか。

15:50からの「展開」がその一つの例です。

※アップロードエラーを防ぐために、音質を低く設定しています。ご了承ください。

第15回国家資格キャリコン面接ロールプレイ試験出題事例「関さん」へのキャリア「コンサルティング」

ビジネス系研修会社に勤務している関さん。

彼の相談したいことは…

自らが講師を務めるマネジメント講座が非常に評判が良く、講師として独立も将来的に考えていたが、今担当している顧客企業から、個別で契約したいとのオファーがあり、独立するのにいい機会だと考えているが、今後について相談したい。

(参考:第15回国家資格キャリアコンサルタント面接ロールプレイ試験過去事例)

というものです。

この事例での「クライエントの認知のポイント」とは?

自律した判断には、「正しい情報提供」「正しい認知」が必要。

例えばこの「関さん」の事例では、「気持ちを聴くだけ」、もちろん「オウム返しだけ」では、決して「問題(≒リスク)」に気づくことはできません。

また、「佐川さん」の場合は、「認知が歪んでいる」ため、内省の結果が望ましい結果に繋がるとは限りません。

そんな「本人が知らない情報」や「認知の歪み」への気づきを提供しなければ、どれだけ「自己決定権」に基づき、「自律した判断」をしたとしても、後悔してしまうことがあります。

「正しい判断」のために「正しい情報」「認知の歪みへの気づき」を提供する。

「カウンセラー」であり、「コーチ」であり、そして「コンサルタント」でもある。

キャリ魂塾は、そんな「キャリアコンサルタント」としてのアプローチをご紹介し続けます。

第16回試験受験対策講座受付スタート

第16回試験対策講座の受付を開始しました。

第16回試験対策講座では、コロナウィルス感染症予防対策として、学科・面接・論述の全ての講座をZOOMで開講することとし、リアルでの講座は開講しません。

印刷費用等が発生しないため、従来の講座価格を全て値下げ改定しております。

第16回試験のリベンジに燃える方、そして初めての受験でご不安な方、そして単なる「オウム返し」ではない、「専門職」としてのアプローチを学びたい方など、ご検討頂けましたら幸いです。