キャリ魂太郎です。
このエントリーでは、国家資格キャリアコンサルタント面接ロールプレイ試験の高得点合格とその理由、そして今後の対策についてお伝えしています。
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国家資格キャリアコンサルタント面接ロールプレイ試験80点合格者が出ました!
第10回国家資格キャリアコンサルタント面接ロールプレイ試験において、お2人の方から80点とのご連絡を頂きました。
キャリ魂塾での80点合格者は、実は(面接講座受講生では)初めてであり、それには理由があります。
キャリ魂塾のロールプレイ試験メソッドは、高得点を目指したものではない。
面接講座でもお伝えしておりますが、キャリ魂塾の面接ロールプレイ試験(以下面接試験)対策メソッドは、「合格」を目的としたものであり、「高得点」を目的としているわけではありません。
私の面接試験点数は72点ですし、キャリ魂塾のこれまでの最高得点も78点(純粋に面接講座受講生かつ報告があったもののみ)でした。
これは、あくまで「合格に必要な共通メソッド」として考案・検証を行っていることも理由の一つだと思われます。
言い換えれば、キャリ魂塾メソッドは、論述・面接ともに「試験委員にとって、『減点できない』」ことを強く意識したメソッドです。
これは、私がキャリ魂塾を開塾するにあたり、旧来の「職人的(傾聴)態度を評価するキャリアコンサルティング」ではなく、「標準化(半構造化)したキャリアコンサルティング」を一つの在り方として捉え、それは合格のためになるだけではなく、相談者にとって「当たりはずれ」を無くし、相談者満足を高めると考えたからです。
そして、この「標準化(半構造化)」こそが「キャリアコンサルタント業界の全体の底上げ」につながることを否定する方はいないでしょう。
今や、協議会までが(ワークシートを使用した)「半構造化」に大きく傾いたのですから。
キャリ魂塾メソッドは、論述・面接ともに基本的に共通するメソッドです。
受講いただいた方は既にご存知のように、キャリ魂塾での指導は、面接と論述を分けていません。
つまり、「論述の点数が良いのに面接の点数が悪い」というケースは、本来「態度」を除けばあり得ません。
(試験委員の採点技量が低いということはあり得ますが)
なので殆どの場合、論述の点数が良ければ面接の点数も比例して伸びますし、その逆も然りです。
キャリコン試験は反省が生かされるとは限らない
大変残念なことに、この試験は反省してもそれが常に生かされるわけではありません。
なぜならば、そもそもあなたが反省したポイントを、試験委員も低く評価したかどうかが分からないからです。
その証拠(というほどでもありませんが)に、前回よりも出来が悪かったのに点数は伸びた、という現象が珍しくない試験です。
私自身、受験生から「試験官に対して『前回は何が悪かったのか』という不信が拭えません」というお話を頂いたことも一度ではありません。
「あの人が合格しているのならば、私も合格している」のがキャリ魂塾メソッド
少なくとも、キャリ魂塾は統一したメソッドをお伝えしており、これまで数百人の方が面接試験を受験し、全体では9割を超える合格率となっています。
つまり、あの人が合格しているのならば、自分も合格している、これがキャリ魂塾メソッドの真骨頂です。
蛇足ですが、逆に「なんであの人が合格?」となるのが旧世代メソッドですね。
共通のメソッドにも関わらず、点数が伸びない4つの理由。
共通のメソッドが前提ですので、逆に言えば、点数が伸びない方の共通点として、個性(適性)の影響が大きい部分が原因である、と考えることができます。
評価項目:態度で改善すべき点
もっとも個性(適性)の影響が大きいのが、「態度」です。
簡単な例を挙げると、面接中にずっと手が何か所在なさげに動いているなど、本人も気づいていないクセなどがあります。
これは、通話だけでなく、ビデオチャットなどで表情や動きも、相手に見てもらうことが必要です。
絶対的な知識量の不足
点数が伸びないパターンの2つめは、絶対的な知識量の不足です。
キャリコン試験はキャリアの専門家としての登用試験です。
そう考えれば、試験官から「え、そんなことも知らないの?」と思われてしまうえば、評価が下がる可能性は高いと思われます。
一例をあげると、アラサーくらいまでの女性受験生は、中高年男性クライエント役に対して、この「絶対的な知識量の不足」による苦手意識をお持ちの方が多い印象です。
役職定年制ってそもそもなんなの?そんなの言われてもよく分からないし…といった感じですね。
土壇場で旧制度のキャリアコンサルティングをしてしまった。
3つめが土壇場で養成講座のやり方に戻ってしまうパターン。
このパターンに陥った方は、キャリ魂塾メソッドを当日使えなかったという自覚があるかと思います。
大変申し上げにくいことですが、キャリ魂塾では、養成講座の指導を捨てる勇気、これが合格に必要であるとお伝えしています。
特に「(ただ聴くだけの)間違った傾聴」で受験してしまうと、協議会ではあまり点数が伸びない結果になっているように感じます。
試験官に採点能力や試験官適性がない、または受験生に適性がない
最後は、試験官又は受験生どちらかに適性がない場合です。
キャリアコンサルタント試験に合格することと、試験官として、受験生を公正に、評価エラーに陥らずに評価できる能力や適性があるかは別の問題です。
なので、特定の地域には、非常に評判の悪い試験官(クライエント役)もいます。
こういった試験官(クライエント役)に当たってしまった方は、情報をお寄せ下さい。
複数の情報から、どう考えてもこれはクライエント役としておかしい、と考えられ、なおかつ身体的特徴などで特定できた場合、キャリ魂塾から協議会に文書にて改善要望を提出します。
まあ、私個人はもう協議会事務局にも名前を覚えられるレベルで色々お伝えしているので、今さらどうなっても構いません笑
私が1級キャリコンに10年経っても合格していなかったら、察してください笑
という話はさておき、受験生と試験機関・試験官は対等の立場です。
試験機関、試験官だから何をやってもいい、は通用しません。
特に、キャリコン試験は非常に高額な受験料が設定されており、受験生の負担が他の国家資格試験よりも大きいのです。
そして、キャリ魂塾は、受験生が合格して初めて受講料収入が確定するという、これ以上ないシビアな状況で指導しているのですから、くだらない準拠枠を持った試験官、試験官適性のない試験官には、退場して頂かなければキャリ魂塾を廃業することになります。
そういう意味では、安全な場所からノーリスクで審査・評価している試験官よりも、私の方が何百倍も真摯に受験生を見ているわけですので、キャリ魂塾面接講座では、適性のない方には、ハッキリと適性がないとお伝えします。
あなたをはじめとしたキャリアコンサルタント試験受験生は皆さん心優しく、また利害関係がほとんどありませんから、適性のない同期受講生とは、「距離を取る」だけで良いのですが、私はそうはいかないのです…
適性のない方は、相談者役をしている受講生まで傷つけたりしますからね、本当に。
養成講座は職業能力開発講座であるはずなのに、なぜ最初に「キャリアコンサルタント」としての適性検査を行わないのか、不思議ですね。
問題把握・自己評価はキャリ魂塾生の答はだいたい似ている。
問題把握はキャリ魂塾生は、当日の回答は事例別に一緒の回答になるはずです。
それが、キャリ魂塾のメソッドの特徴でもあります。
そのため、問題把握や自己評価に関しては、同じことを伝えて、同じことをやっているわけですので、Aの方がいる以上、全員Aにならなければおかしいということです。
自己評価に関しては、途中までが一緒で、付け足し分が違うことがありますので一概には言えませんが、それでもそれほど差がつく内容ではないことは、受講した方ならば、ご理解いただけるかと思います。
キャリ魂塾実技試験のまとめ
大事なことなので最後にもう一度。
キャリ魂塾では、論述も面接も同じ実技としてカテゴライズしており、メソッドの根幹はほぼ同一です。
同じメソッドを使って、論述、面接のどちらか片方だけが悪い、ということは本来考えにくいことです。
また、同じメソッドが使えているという前提なら、塾生全員が合格しているはずです。
そうならないのは、受験生の責任とは一概に言えない部分も、残念ながらあります。
今回涙をのまれた方は、あまり自分を責めず、まず態度から見直していきましょう。
今の悔しさを、練習にぶつけてください。
そして、キャリ魂塾には、あなたがしたいだけ練習できる場がありますから。