このエントリーでは、キャリアコンサルタント面接ロールプレイ試験で、「(一見)出口のない問いかけ」をされた際、受験生が陥りがちな「答えを『出さなければならない』」という「must be思考」、「べき思考」について、応答パターンをご紹介しています。

出口のない問いかけの例

キャリ魂太郎キャリ魂太郎

(一見)出口のない問いかけとは、下記のようなクライエントからの応答です。


加藤さん加藤さん

会社を休むと昇進できないし、給料が減ればローンが払えない。
 だけど、仕事に行くのがつらくてたまらない。
 どうしたらよいでしょうか


田村さん田村さん

確かに、こんな風に言われると、「どうしようもない」って思います…


キャリ魂太郎キャリ魂太郎

学校にしろ容姿の問題にしろ、恋愛にしろ、家庭にしろ、こんな「(一見)出口の無い問いかけ」をされることは珍しいことではありません。

そして、こんな問いかけに対し「そんなこと言われても…」と思ってしまう。

それは、クライエントからの問いかけに「答えを出さなければならない」と思われているのかもしれません。

クライエントからの問いかけに「答えを出す」必要は全くない

私たちは、クライエントからの問いかけに「答え(解答)」を出す必要があるのでしょうか?

全然、まったく、そんなことはありません。

限られた時間、限られた情報。

更には知り合って10数分も経過していない。

言ってしまえば「赤の他人」。

そんな私たちに「答えられることなど本来は『ない』」んです。

そして何より、「相談者のことを一番よく知っているのは相談者」ですよね。

出口のない問いかけへの応答例

こういった出口のない問いかけへの応答例としては、下記のような応答が考えられます。

「申し訳ありません。
 私にはその問題の答えをどう出してよいのか分かりません。

 ですが、お話し・お気持ちを聴かせていただきながら、一緒に考えていきたいと思っております」

こんな風に返答するのはいかがでしょうか。

他人だから「分からない」のは当たり前。

だけど「一緒に考えていきたい」気持ちを伝える。

それが相談・傾聴の基本だと思っています

メルマガの答え

メルマガで出していた問題の答えは…約1900億円です。

億円ですからね。

ブライダル産業の1/4程度の市場規模しかないんです。

つまり「映画業界で働きたい」という人が報われる可能性は、それだけ低い。

言わば「狭き門」ということになります。

実務経験をいくら積んでも、この時代、大々的に情報発信することは難しい。

逆に、本を読むといくらでも伝えたいことが湧いてくる。

世の中は、「机上の知識」を軽んじる傾向が強いですが、とことん「世の逆」を行くのが正解なのかもしれません。