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このエントリーでは、2級キャリアコンサルティング技能検定実技(面接)における、「基本的態度」と、国家資格キャリアコンサルタント実技試験の評価項目である、「態度」の違いについて、解説しています。

2級キャリアコンサルティング技能検定実技(面接)試験の「評価区分」

2級キャリアコンサルティング技能検定実技(面接)試験の「評価区分」によれば、各評価区分及びその内容は下記の通りです。

基本的態度
キャリアコンサルタントとして自分をありのままに受容し、言語・非言語で表現し、多くの場合、一致していること。また、必要に応じて相談者の個別問題に応じた支援(助言・情報提供等)を適切に行うことができること。

関係構築力
キャリアコンサルタントとして、相談者に対する受容的・共感的な態度及び誠実な態度を維持しつつ、様々なカウンセリングの理論とスキルを用いて、相談者との人格的相互関係の中で相談者が自分に気づき、成長するような相談を安定的に進めることができること。

問題把握力
相談者が表現した内容から、相談者が相談したいことを把握し理解するとともに、相談者が訴えている以外の相談者の問題を把握しており、推論の根拠も説明できること。

具体的展開力
相談者との関係性を意識しながら面談を進め、相談者の訴えを理解した上で適切な目標を設定し、キャリアコンサルタントとしての対応を適切に選択し、対応できることで、相談者に気づき、変化(問題に対する認知の変化、自分または重要な他者に対する認知の変化、自己の表面的な表現から内面表現への変化、具体的行動や意欲の変化など)が起こること。

(出典:2級キャリアコンサルティング技能検定実技(面接)試験の「評価区分」)

基本的態度に助言・情報提供が含まれる

国家資格キャリアコンサルタント試験対策講座では、「助言」や「情報提供」ができる受験生は非常に少ないのですが、2級技能検定受験生になると、逆にほとんどの方が「助言」的なかかわりを行うように感じます。

それ自体は、特に否定するものではありませんが、その面談スタイルの変貌には、多少とまどいも感じます笑

おそらく、20分以内で目標設定を、という意識が強いのかもしれません。

しかし、改めてこの評価区分を確認すると、「基本的態度」に「助言」や「情報提供」が含まれていることに気づきます。

例えば、「ご両親の介護で退職するかどうか迷われているということですので、まずは社内の規定を確認するというのはいかがでしょうか?」という応答を行った。

そして、同意が得られた。

これを口頭試問で「目標設定(又は方策)に同意して頂けた」と答えるのは、果たして正しいのでしょうか。

この応答を「助言」と考えれば、「基本的態度」の評価に含まれている可能性もあります。

多くの受験生は、評価点数が逓減していく。

私が知る限り、多くの受験生に

基本的態度:65
関係構築力:60
問題把握力:55
具体的展開力:50

というような、点数の逓減がみられます。

これは「助言」と「目標設定」をカン違いしている可能性も影響しているのかもしれません。

国家資格キャリアコンサルタント試験での「態度」は?

国家資格キャリアコンサルタント面接ロールプレイ試験(以下単に「国家資格キャリコン面接試験」)では、単なる「態度」であり、「基本的」という言葉は冠されていません。

これは、個人的に第1回試験のときから注目しているポイントです。

なぜなら、「同じ内容なら、当然同じ評価文言になるはず」だからです。

つまり、2級技能士と国家資格キャリコン面接試験では、内容が異なると考えるのが自然です。

そして、なぜそうなったか。

それは、キャリアコンサルティング協議会が、試験機関として指定申請をするに際して、JCDA系以外の養成講習団体に、「どのような態度評価を行っているか」をヒアリングしたからだと考えられます。

そのあたりの経緯については、↓に述べていますので、またご確認頂ければと思います。

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簡単に言えば、キャリアコンサルティング協議会内で決定した評価項目を評価しているのが、技能検定試験です。

それに対して、養成講習団体からのヒアリングをもとに評価項目を決定したのが、国家資格キャリコン面接試験です。

技能検定、国家資格試験は、同じキャリアコンサルティング協議会が試験機関として実施していますが、その「評価項目の成立過程が異なる」、その結果恐らく「内容が異なる」わけですね。

だからこそ、かたや「基本的態度」であり、かたや「態度」と記載されているわけです。

これは私の予想(一応説明できる根拠はありますが)ですが、国家資格キャリコン面接試験の「態度」評価には「助言」や「情報提供」が含まれていないはずです。

なので、国家資格キャリコン面接試験受験に際しては、純粋に「キャリア形成・対人援助の専門家としての」態度を示すことが重要になると考えられます。

「態度」に関しては、↓も併せてどうぞ。

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