資格で理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。


このエントリーでは、キャリアコンサルタント面接ロールプレイ試験(以下「面接試験」)での感情の捉え方の『参考』※を解説しています。
※あくまで『参考」なので、実際の面談や面接ロールプレイ試験で行うのは自己責任です。おススメはしません。

キャリ魂太郎の3分ロールプレイ実演を読む

下記はキャリ魂塾の面接ロールプレイ対策講座で、実際の面接試験出題事例を用いて、私が行ったキャリアコンサルティングです。

読んでみて下さいね。

※「桜木さん」は、協議会で出題された同設定のクライエントに、私がつけた名前(キャリ魂塾では過去に出題された事例を使ってロールプレイを行います)であり、単なる例示です。

桜木さん桜木さん

旦那が海外赴任の話があって、ちょうど私も勤務先で契約社員から正社員登用の話があって、どうしようか迷っているんです。


キャリ魂太郎キャリ魂太郎

迷っているというのは?


桜木さん桜木さん

旦那と一緒に海外に行くのか、日本に残るのか…とりあえずは先に旦那に単身赴任して貰って、自分は後から行こうか考えようかなとか。


キャリ魂太郎キャリ魂太郎

そこに愛はあるのか!?


桜木さん桜木さん

え??


キャリ魂太郎キャリ魂太郎

それはさておき、そういった迷いがあることを、旦那さんには相談されましたか?


桜木さん桜木さん

しました。


キャリ魂太郎キャリ魂太郎

なんて言ってました?


桜木さん桜木さん

『好きにしていいよ』って。


キャリ魂太郎キャリ魂太郎

「好きにしていいよ」って言われて、どう思ったんですか?


桜木さん桜木さん

気に入らないっていうか…な


キャリ魂太郎キャリ魂太郎

ん?お話の途中で申し訳ないのですが※「気に入らない」
逆に言うと、桜木さんが「気に入る」つまり「欲しかった『言葉』がある?


桜木さん桜木さん

……………「一緒に来てほしい」って…


キャリ魂太郎キャリ魂太郎

愛があるじゃないか!


桜木さん桜木さん

え、はい、そうですね笑


キャリ魂太郎キャリ魂太郎

愛があるのに、一人で決めちゃっていいんでしょうか…
ご夫婦の在り方、これからのお二人のこと、もっと二人で話し合ってみるというのはいかがでしょうか?


桜木さん桜木さん

ええ。そうしてみます。

Fin
※通常は、話し終わるまで話を聴きますが、このロープレでは講座中であり、講座の全体的な時間制限があるため途中で介入。

キャリアコンサルティングは「感情をしっかりと捉える」必要がある。

いかがでしょうか。

これは、協議会の面接ロールプレイ試験で、実際に出題された事例に基づいた、キャリ魂塾での私と塾生のロールプレイでのやりとりです。

もちろん実際の試験時に、「そこに愛はあるのか!?」なんてリスクを取りに行くことはおススメしません。

しかし、「夫婦とキャリアの在り方」を一緒に考えるのに、「愛」があるかどうかは、何よりも重要なことのはずです。

だから私は、自分が知りたいことを最初に投げかけたんですね。

それが

「そこに愛はあるのか?」

です。

当然、クライエントは面食らうでしょう。

でも、「面食らうことに」によって「フラット」になるかもしれません。

「フラット」つまり、「わだかまり」「バイアス」を取っ払って「本当の自分の気持ちに向き合う」。

なぜ「気に入らない」という言葉が出たのか。

それは「一緒に来てほしい」と言って「欲しかった」から。

この「本当の気持ち」を吐露できる状態を作る。

それが「ラポール構築」ですよね。

もちろん、試験ではラポール構築の時間を取って15分を構成しますので、このように短くは終わらせません。

面接ロールプレイ試験は、「3分で『答え』を出しても『評価されない』試験」だからです。

が、この部分での構成自体は変わりません。

それは私が「カウンセリングを構造化している」からです。

既に、キャリアコンサルティングの構造化については、下記でお伝えしました。


では、この部分での構造化とはなんでしょうか。

それは「必ず」気持ちを確認する。

キャリ魂太郎キャリ魂太郎

「気に入らない」…桜木さんが「気に入る」つまり「欲しかった『言葉』がある?

これです。

いかがでしょうか。

実は、桜木さんが最初に話した

桜木さん桜木さん

とりあえずは先に旦那に単身赴任して貰って、自分は後から行こうか考えようかなとか。

これはこれで、一つの「夫婦の在り方」です。

これは、既に塾生同士のロールプレイで、桜木さん(役の受講生)が気づいた、ひとつの「在り方」なんですね。

私も、ファーストオピニオンそして試験対策として考えるなら、この「在り方」を提案する可能性が高いです。

しかし、今回はそのロープレが終わった後、つまり「セカンドオピニオン」です。

「単身赴任」「一緒に行く」という二者択一(試験的にはここまで)から、「とりあえず単身赴任」という「第三の選択肢」にも気づいた(受験生的なゴールのひとつ)。

その上で、私に相談しているんですね。

だからこそ、なぜ「とりあえず」なのか。

「とりあえず」というのも「感情」です。

「迷い」があるからこそ、「とりあえず」という「感情」がある。

その「迷い」はなぜ生まれた?

それが、私のファーストアプローチ「そこに愛はあるのか!?」です。

経験や受験生の「感情」が、クライエントの「感情」を聴けなくする。

「感情の深堀り」は、ただ「伝え返す」だけで出来るとはかぎりません。

私は、あなたと比べて、夫婦のことは何も知らないかもしれない。

子どももいないので、子育ての悩みについて無知でもあります。

だけど、「あなたの気持ち」を知り、「幸せな在り方」を一緒に考える。

その関係性に、支援者の「経験」は逆に邪魔かもしれない。

「経験」が、支援者の目を曇らせてしまうこともありますよね。

そして、受験生なら「合格したい」「上手くやりたい」「おうむ返ししなきゃいけない」「間違えないよう記憶しなきゃいけない」「次の質問を考えなきゃいけない」という「自分自身の気持ち」。

これらが邪魔をして、本当に知るべき、クライエントの「感情」をスルーしてしまう。

目の前のクライエントに全神経を集中していれば、「感情をスルーする」ことを防げるはずです。

(試験官に聞こえるように話すなど、試験官の存在も最低限は考慮しないといけませんが…)




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