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このエントリーでは、キャリアコンサルタント面接試験対策として、「クライエント役」の作り込みを解説しています。

キャリコン面接試験対策、最も重要なのは「クライエント役」

キャリコン面接試験対策として、最も重要なのは、クライエント役です。

キャリアコンサルタント役は、ヘタでも構いません。

なぜなら、「答え」は分からないからです。

だから、適性を疑うようなレベルでは無い限り、私から見れば、どなたもそれほど違いはありません。

なので、「キャリアコンサルタント役」の上手い下手は、受験生レベルでは、気にする必要はないんです。

しかし、「クライエント役」は違います。

クライエント役がヘタだと、キャリアコンサルタント面接試験対策の「練習」はできないんです。

クライエント役がヘタだと生じる問題

クライエント役がヘタだと生じる問題には、下記のようなものがあります。

・応答が矛盾する(例:結婚している・していないのどちらも答えてしまう)
・子どもの年齢などを覚えていない
・その職業に従事する人の最低限の知識がない(例:ドライバーの知識など)
・面接試験での「穴」が理解できておらず、ヒントなどが適切に出せない

特に、最後の「面接試験での『穴』が理解できておらず、ヒントなどが適切に出せない」は、致命的です。

クライエント役は「面接試験での『穴』」が理解できているか?

上記の問題は全て、キャリアコンサルタント役の上達に関係しますが、なかでも「面接試験の『穴』」が理解できていることは、非常に重要です。

簡単な例を挙げると

A:「上司は知っていると思います」

B:「上司は知っています」

この応答(言葉)の違いには、当然「意味」があります。

Aの応答には、「思い込み」という「穴」があります。

しかし、Bの応答では「事実」が述べられていることになります。

クライエント役は「ウソ」はつきませんので、Aは「思い込み」の可能性を確認する必要がありますが、Bでは、事実ですから確認しなくても受験生(キャリアコンサルタント役)を責めることはできません。

ある意味、面接試験とは、この「違い」を把握できるかが問われているわけです。

にもかかわらず、Bのように「上司は知っています」と(本来はそこがポイントになるにもかかわらず)事実のように答えるクライエント役では、キャリアコンサルタントの「聴く力」が鍛えられません。

その他にも例えば、「ウチの職場は男性ばかりなので、気楽ですね」という言葉には「女性がいない」つまり「出会いがない」=「結婚という発達課題の未達成」が『ヒント』として隠されている可能性もあるんです。

クライエント役がヘタだと、練習に呼ばれない

クライエント役がヘタだと、キャリアコンサルタント役としては、ほとんど意味がありません。

なので、練習に呼ばれないことになります。

そうすると、クライエント役がヘタな人は、キャリアコンサルタント役の練習もできません。

つまり、不合格にそれだけ近づくことになります。

NBA史上最も身長が小さかった、160cmプレイヤー、マグジー・ボーグスの言葉を、キャリ魂塾の面接テキストに引用していますが、ここでもご紹介しておきます。

「自分の弱い部分も、悪い癖も、練習で綺麗に磨いていくのさ。何度も何度も同じことを繰り返すのはつまらないだろう。だけど、絶対にうまくなるんだ。それを続ければ試合の時、セカンドネイチャー(自然に備わった能力)のように動けるはずさ。」

練習に否定的な人は、何もわかっていない。

練習で出来ないことは、本番でもできないのです。

観察も、傾聴も、そして、問いかけも、練習で出来なければ、本番でもできません。

当然ですが、練習をしない人は、合格しても伸びません。

キャリ魂塾面接試験対策講座を受講された皆さんは、「練習」を試験まで、1回でも多く行うために、「クライエント役の作り込み」を大切にして下さいね。

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