キャリ魂太郎です。
このエントリーでは、キャリアコンサルタント面接ロープレ試験及び実務において「質問する必要のない事項」について解説しています。
協議会実施キャリコン面接試験では、「確認」が重要
キャリコン面接試験では、必ず「確認」をします。
それは例えば、
「この会社に入ったきっかけは?」
「仕事のやりがいは?」
「ご家族の構成は?」
といったものですね。
そのほか、
「モヤモヤする…そのモヤモヤを具体的な言葉で表してみるとどんな感情になりそうですか?」
という問いかけもありえますね。
これらの確認は非常に重要なものです。
キャリコン面接試験では、する必要のない確認事項もある。
しかし、面接試験では必要のない確認もあります。
その代表的なものが「現在の収入」です。
例えば、転職を考えている男性に対して、「労働条件として、希望する年収はおいくらでしょうか」と確認することはありえます。
しかし、「現在の収入について教えて頂けますか?」と確認する必要はありません。
なぜ必要がないのか。
逆に考えてみてください。
「なぜ、今の収入を質問したい(知りたい)のですか?」
「今の収入を知って、それを有効に「この試験事例の相談者」に活用出来るんですか?」
この質問に、「自らの興味関心」以外の理由があり、どうしても必要と判断したならば、止めはしませんが…
しかし、過去出題された全ての事例において、「現在の収入額」を確認する必要はありません。
確認する必要がないことを尋ねる。
それは、「あなたの興味関心」ではありませんか?
相談者は、あなたの興味関心を満たすための存在ではありません。
そして、それがどれだけ失礼な行為であり、ラポールを壊す行為かを考えてみてください。
(相談者が自分から言ってきたときを除いて)キャリアコンサルティング協議会の面接ロープレ試験において、相談者の現在の収入額を知る必要は一切ありません。
我々受験生は、現在の収入額ではなく、転職後、就職後の収入額の希望を確認すればよいのです。
注意するようにして下さいね。