資格で理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。
このエントリーでは、第13回国家資格キャリアコンサルタント面接ロールプレイ試験(キャリアコンサルティング協議会実施分に限る。以下「面接試験」と表記するものは全て同様)の面接事例について、考察しています。
Contents
今回も3事例全ての情報提供を頂きました。
キャリ魂塾では、第1回から第12回まで、協議会が実施した全ての面接事例があります。
今回もこれまでの面接試験と同様であるとすれば、事例は3つになると思います。
この3つの事例全てが集まりました。
受験生の皆様には、心よりお礼申し上げます。
第13回面接事例の分類
第13回面接事例は下記の通りです。
中高年再就職支援系×2
両立支援×1
今回は、35歳以下の若年者(若年者を何歳と定義するかは色々と考え方がありますので、あくまでこのエントリーでの定義であるとご理解ください)の出題はありませんでした。
また、非正規雇用や氷河期世代支援といった事例は出題されず、ある意味では良くも悪くもこれまでどおり「国家資格キャリアコンサルタントが支援すべきボリュームゾーン」として、男女を問わず中高年層や女性の両立という点を重視しているように感じられます。
自分自身の経験でのロールプレイは試験対策の役に立たない3つの理由
養成講習では、主に「自分自身の経験」を用いた指導が行われてきたかと思います。
しかし、これは国家試験対策としては、全く意味を成しません。
その理由は下記の3つです。
・法律や労働市場状況が今とは全く違う
・国家試験の相談者役はクセが強いことがある
・試験で見落としてはいけない「ポイント」が設定されていない
理由その1:法律や労働市場状況が今とは全く違う
この理由が一番分かりやすいですよね。
私やあなたが経験したことは、既に過去のことです。
例えば、私の就職活動はまさに就職氷河期のピーク。
今の学生とは全く違います。
このような「古い情報」を元に面談を行っても、「今、ここ」にいる相談者の役に立つような情報提供はできません。
理由その2:国家試験の相談者役はクセが強いことがある
養成講習のロールプレイ相談者役は、受講生です。
つまり、受講生が受講生に対して相談者役をするのですから、例えばオウム返しに対して「それ、今言いましたよね」と怒ることはまずありません。
しかし、面接試験では●尻エリカばりに「別に」「特にないです」と言われることもあります。
その他、例えばたくさん喋って的を絞らせない、混乱させるといった相談者役もいます。
養成講習のように、多少無口に演技することはあっても、基本ハートフルな相談者ばかりとは限らないのです。
理由その3:試験で見落としてはいけない「ポイント」が設定されていない
試験では、どう考えてもリアルの面談では考えられないような、「ポイント」が設定されていることが少なくありません。
この「ポイント」に受験生が気付き、またその気づいたことを面談に活用できるかが問われているような、そんな側面があります(もちろん絶対ではありません)。
しかし、私達自身の過去の経験で練習すると、そういった「ポイント」の設定が難しく、しかも養成講習のロープレは15分に満たない練習時間であることが多いため、そもそもそういった「ポイント」を設定した練習ができないのです。
協議会は「指導者研修」でも個人の経験を扱わない
驚かれるかもしれませんが、キャリアコンサルティング協議会は、「指導者研修」でも個人の経験を扱いません。
これは「個人のトラウマを刺激するようなトラブルがあった場合、その場にいる責任者(講師=1級キャリアコンサルティング技能士)レベルでは対応が難しい」と考えているからです。
なおこれは、私が協議会の「指導者研修」で実際に説明されたことです。
協議会は「指導者として学びにきた人」ですら、個人の経験を研修レベルで扱うのはリスクがある、と考えているのです。
なのになぜ、養成講習という「標準レベルキャリアコンサルタント」の育成で、「個人の経験」を扱うのでしょうか。
理解しかねるところです。
協議会面接は、実務的な側面が強い
協議会面接事例は、試験用に設定された相談者役であり、学科試験で学んだことが使えることが少なくありません。
例えば、「子育てをしているが、子育て中の母親への支援がある企業はどうやって探せばよいのか」といった悩みをお持ちの相談者役に対して、「あ、これは『くるみん』が使える!」などですね。
また、前回第12回面接試験では、非正規からの正社員就職といった、割とタイムリーな出題がなされました。
これらの練習は、現行カリキュラムでは難しいところです。
キャリ魂塾は全面接事例を分析、支援の「ポイント」を明らかにし、受験生の「不安」を「確信」に変えます。
キャリ魂塾では、これまで出題された全ての面接事例を分析し、その支援のポイントを検討しています。
その一例が、下記のエントリーです。
どれだけ複雑な事例でも、「試験問題」である以上、何らかのポイントが設定されているはずです。
そういった「ポイント」は、単に事例だけを検討していても分かりません。
私自身が、何十回とその相談者役を演じ、相談者になりきって考える中で出てくるポイントもあります。
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