資格で理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。

このエントリーでは、第12回国家資格キャリアコンサルタント面接試験について、講評を行っています。

※キャリ魂塾では、JCDAでの面接試験については基本的に触れません。特に言及のない限り、全て協議会実施分とお考え下さい。

面接事例の共有制限について、協議会試験部に確認をしました

2級技能士面接試験でも、共有制限が始まりましたが、国家資格キャリアコンサルタント面接試験(以下単に「面接試験」と言い、協議会実施分とします)でも共有制限が始まりました。

受験生の方から頂いた情報によれば、面接試験での共有制限は下記のとおりです。

「実技(面接)試験期間中に試験内容を漏洩すること、及び試験内容の漏洩が類推される行いをすることは不正行為とみなします。
不正行為を行った場合は不合格となり、協議会が不正の事実を合格決定後に把握した場合、合格を取消し不合格とします。」

にもかかわらず、一部の試験会場で「試験が終わってからでも」という説明がされたという情報提供があり、7月29日、キャリアコンサルティング協議会試験部(03-5402-5588)に、電話にて確認を致しましたので、結果をお伝えします。

協議会試験部担当オオヌキ様より、「試験内容の漏洩については、試験期間中のものであり、試験期間終了後は問題とならない」旨の回答を頂きました。

改めて「試験委員への指導徹底」を要望致します。

協議会試験委員は、これまでにも面談の設定について、

「(単なる)15分」
「最初の15分」
「60分のうちの15分」

という説明を混在させています。

受験生はもちろん、実務家、そして相談者にとっても「面談時間の設定」は非常に重要なポイントです。

この重要なポイントをしっかりと指導・徹底できないのであれば、協議会は試験機関を辞退すべきでしょう。

また、以前には態度の悪い試験官、そしてクライエント役についても「名札が裏返しであった」という情報も頂いております。

「失礼ですが、お名前をもう一度頂けますか」と言わなければならない受験生と、名札を見て確認できる受験生がいることになり、不公平となります。

なぜこの程度のことが徹底できないのか。

理解に苦しみます。

前回の厚労省連絡会議においても、「伸びをする、履物をぶらぶらさせるといった態度の試験官がいる、指導を徹底してほしい」と伝えましたが、次回の厚労省連絡会議でも、「なぜ試験会場によって試験の説明が異なるのか」検証してほしい旨、伝えたいと思います。

出題事例について

そして、今回もこれまでどおり3事例ということであれば、全ての事例が揃いました。

情報提供いただいた皆様には、心よりお礼申し上げます。

今回も、前回に続き、全て、中高年(今回はアラフォー(35~45歳))でした。

ただ、今回はいわゆる非正規の正社員希望が出題されています。

特に何かしら氷河期支援として特別な対応は必要なく、これまでどおりの対応で特に不足はない事例です。

とはいえ、やはり

「国が支援をして欲しい相談者類型」というものが出題事例に大きく影響していることが、改めて示されました。

第13回面接試験の受験を検討されている方は、これまでの3類型に、氷河期支援を加えた4類型を想定すると良いかと思います。

※病気復帰は、少し標準レベルキャリアコンサルタントにはそぐわない気がしますので、2級に出題されるようになるかもしれません。

キャリ魂塾は、受験生に変わり、試験機関にモノ申す試験対策塾として、今後も「全受験生が公平・公正な試験を受験できる」よう、試験機関の情報公開と国家試験の求めるキャリアコンサルタントの在り方の発信を求めてまいります。

改めて、第12回国家資格キャリアコンサルタント試験を受験された皆様、お疲れさまでした!

合格を心よりお祈り申し上げます!