キャリ魂太郎です。

このエントリーでは「来談前にどこかで相談したか」を確認することは「基本」であることについてお伝えしています。

「相談できないから来ている」と決めつけるな。

このキャリアコンサルタント業界では、なぜか「相談者は誰にも相談できないから、キャリアコンサルタントのところに来た」と思い込んでいる講師が多数います。

これは、以前からお伝えしていますが、重大な間違いです。

「相談者は誰にも相談できないからキャリコンのところに来た」が重大な間違いである理由。

なぜ、「相談者は誰にも相談できないからキャリコンのところに来た」が重大な間違いなのか、ご説明しますね。

1.キャリアコンサルタントはプロである。

1つめは、キャリアコンサルタントは「プロ」だからです。

例えば、退職について、友人、同僚、家族、場合によっては上司。

こういった周囲の方々に相談しているかもしれません。

しかし、そこで得られた解答に対して、相談者が「満足」「納得」していないことは十分考えられます。

それは「友人、同僚、家族、上司」といった周囲の人々は、「素人」だからです。

素人の回答に満足できないから、プロであるキャリアコンサルタントに相談に訪れたのかもしれません。

そして、「素人のどんな回答に満足できなかったのか」これを知ることが大切であることは言うまでもありません。

2.相談できない理由が重要である。

2つめは、相談できない場合は、相談できない理由が重要になります。

例えば、配偶者に黙って大きな借金をしている場合など、いずれは話さなければならないケースもありますよね。

このように「話せない理由」について確認することが、重要なポイントになることは言うまでもありません。

3.以前に誰かに相談したことは「確認しなければならない」事項である。

3つめは、実務的なお話です。

私は、カウンセラー、セラピストとしても業務を行っています。

こういった業務を行う場合、「クライエントがこれまでにどんな支援を受けてきたか」を知ることは、非常に重要です。

例えば、目の前のクライエントが、以前に「認知行動療法」を受けたけれど、合わなかったのかもしれない。

では、その認知行動療法のどんな点が合わなかったのでしょう。

これをクライエント情報として入手しなければ、私が認知行動療法を提案した場合(又はリファー先として提案した場合)、クライエントに拒否される可能性がありますよね。

だからこそ、「これまでに受けた支援」を知ることは、「実務では絶対に行わなければならない」基本的な事項の一つなのです。

「他の人に相談できるなら来ないよ!」と言われたら。

もしあなたが「こちらに来られるまでに、今回の問題について、ご家族にご相談されましたか?」と尋ねた際に、クライエントが「家族になんて相談してないよ!家族に相談できないからここに来たんだ!」と応答したとしましょう。

あなたはプロです。

落ち着いて、下記のように返せばよいのです。

「大変申し訳ありません。これまでにどういった方に相談されたかの有無、そして相談した方がどのような回答をされて、その回答に対して、〇〇様がどのようにお感じになられたかを伺うことは、〇〇様への効果的なキャリアコンサルティングを行うにあたり、非常に重要なポイントですので、お尋ねさせていただきました。」
「どなたにもご相談されていないということですが、ご相談できないとお考えになられている理由について、お伺いしてもよろしいでしょうか」

どうでしょう。

「相談できないから来たんだ!」に怯えるのがプロですか?

「相談できないから来たんだ」と決めつけるのがプロですか?

私は、「来所前の相談の有無、そして相談をしていた場合、クライエントがその回答についてどう感じたか」といった情報は、キャリアコンサルティングの基礎だと指導しています。

あなたはどう考えるでしょうか。