第19回国家資格キャリアコンサルタント学科・論述試験を受験された皆様、お疲れ様でした!

このエントリーでは、第19回論述試験(キャリアコンサルティング協議会実施分)の設問3について、解答例を掲載しています。

この解答例が「正解」というわけではありません。あくまで「解答例の一つ」として、ご参考にして頂けましたら幸いです。

第19回国家資格キャリコン論述試験設問3【相談者の問題】解答例

2月末に派遣契約の終了を告げられたことを転機とする①焦りによる状況理解不足②正社員として働くための自己理解不足③正社員として働くための仕事理解不足④自己効力感の低下⑤自律してキャリア選択・形成するための戦略不足(105文字)

設問3は特に文字数がキツいということはありません。また、時間配分的にも7分程度で解くことを目指すと、他の設問を解く際に余裕が生まれます。

さらに、「問題」が分かればあとは「根拠」となる「言動」を付け足すだけですので、根拠の記述は5分程度が目安となります。

つまり、設問3【根拠】は時間的に考えるとボーナスステージなんですね。

設問3【問題】の考え方

設問3は、相談者の訴えた「問題」を、専門家としての知見、つまり「理論」を用いて「見立てる」ことが求められます。

そして、大切なことは、「根拠」と「問題」をきちんと区別し、別個に記載するということ。

「問題」の解答欄は2行しかないことはもちろんですが、この「問題」の解答欄に「根拠」まで書いてしまうと、次の「根拠」の解答欄に書くことが無くなってしまいますし、そもそも「出題の意図を把握していない」と思われてしまいます。

ちなみに、私自身がこの書き方で第16回論述試験でA評価を取っています(定期的に受験をし、キャリ魂塾メソッドの有効性を確認しています)ので、ご参考としてもお役に立つのではないでしょうか。

キャリコン協議会の実技試験は、論述・面接とも全く同じ構造です。

つまり、論述が書けるようになれば面接が上達し、面接が上手くできるようになれば論述も上達するという好循環が生まれますので、ぜひ繰り返し練習をしてみていただきたいと思います。