資格で理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。

このエントリーでは、公認心理師試験合格と、今後の業界展望について考察しています。

第2回公認心理師試験の合格発表がありました。

令和元年9月13日、第2回公認心理師試験の合格発表があり、無事に合格していました。

応援頂きました皆様には、心よりお礼申し上げます。

なお、厚生労働省による発表は下記のとおりです。

第2回公認心理師試験合格発表について
試験日 令和元年8月4日(日)
試験地 7都道府県
受験者数 16,949 人
合格者数 7,864 人
合格率 46.4%

厚生労働省

参考までに、昨年実施された第1回試験についても掲載しておきます。

第1回公認心理師試験結果(直前に北海道地震があったため、第1回試験の追加試験が実施されています)
本試験:合格率 79.6%
追加試験:合格率 64.5%

簡単に言えば、第2回試験とは言うものの、試験としては3回実施されており、回を追うごとに合格率が低下しているということになります。

合格に費やした時間は200時間強

今回、私自身は200時間強の受験対策を行い、合格基準の60%(138点)に対して、68.8%(157点)9/16合格通知によれば、2問不適切出題が採点に含まれず、60%(137点)の合格基準に対して、70.0%(160点)で合格することができました。

勉強時間は全て、Studyplusというアプリに記録しているのですが、追い込まれないとヤル気がでないという性格が表れています。

ただ、産業領域や行政制度、法律関係はほぼ全て得点できた反面、実験研究・統計といった理系的な領域はキレイに落としており、得手不得手というか自分自身の今後の課題もハッキリしたと言えます。

第3回公認心理師試験合格を目指す方へ

キャリアコンサルタントの方の中にも、公認心理師を目指される方は少なくないのではないでしょうか。

経過措置期間に実施される5回の試験も、残すところあと3回。

合格の可能性を少しでもアップさせるために、私の経験上役に立った書籍をご紹介させて頂きます。

私は今回、受験勉強は独学(書籍+過去問+模試)で行いました。

通常なら受験対策と割り切り、教材は絞るのが資格試験受験勉強のセオリーです。

しかし、単に試験に合格するための勉強ではなく、合格後も視野に入れ基礎知識の底上げをすること、そして同じようにGルート(実務経験5年)で受験される方が書籍を購入する際の参考になるように考えましたので、書籍代はケチらず、気になる書籍は結構買っています。

だいたい「公認心理師試験対策」としては、↓のような感じです(「ヒルガードの心理学」は試験対策ではありませんが)。


とはいえ、200時間ですから、ほとんどの書籍はポイントの確認程度にしか活用できていません。

そして、受験対策としておススメするなら、基本的には下記の3冊に用語集、そして過去問とDSM-5になるのではないでしょうか。

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公認心理師必携テキスト

ネット上では、あまり評判が良くないように思うのですが、そういった方は多分「試験問題に当たりながら」、しっかりと読み込んでいないのかな?と思います。

第1回及び追加試験は、この1冊を本気でやり込めば十分合格ラインに到達するはず。

第1回試験前に入手可能だった書籍の中ではピカイチと言えます。

それほど完成度が高く、網羅性が高い良書ですが…第1回試験後に改訂版が出版されなかったため、第3回試験を受験される方に太鼓判を押せないのが残念。

とはいえ、個人的には2018年のベストバイの1冊であることは間違いありません。

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「公認心理師必携テキスト」が2018年のベストバイなら、2019年のベストバイは「公認心理師技法ガイド」です。

こちらは、心理領域をより深く勉強したいキャリアコンサルタントや産業カウンセラーにとっても、十分おススメできます。

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試験対策としては特に心理検査が詳細に解説されており、第2回試験対策に活躍してくれました。

心理療法の解説なども要点を押さえており、実務でも常に参照したい1冊です。

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3冊目は「公認心理師必携 精神医療・臨床心理の知識と技法」です。

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キャリアコンサルタント受験生の傾向として、精神疾患に弱い点が挙げられます。

それはキャリアコンサルタント自体が、「生物・心理・社会モデル」の中で、社会領域を担う資格者である以上、仕方のない話なのですが、やはり今後メンタル不全からの復職などを考えたとき、各精神疾患の特徴や薬物の副作用を知っておくことは非常に重要なポイントになってきます。

なので、キャリアコンサルタント試験に合格された方で、環境介入業務・労働安全衛生領域に強くなりたい方はぜひ読んでみて下さい。

公認心理師試験においても、非常に重要な論点について解説している一冊です。

用語集は「誠信 心理学辞典[新版]」を使う

用語集は「心理学検定 基本キーワード」を使う、という方も少なくないと思いますし、私もそれを否定するつもりはありません。

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ただ、私は持ってはいるのですが、一切読みませんでした。

第2回試験ということで、試験対策としてならブループリントに対応した用語集が良いと思うし、もっと広く深く知りたいということであれば、この「誠信 心理学辞典[新版]」が良いと思ったからです。

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試験対策用語集としては、下記の2冊を購入しましたが、どちらも良い点、改善点があり、甲乙つけがたいと感じます。

まあ、ネットで調べれば分かるので、用語集を無理に買う必要はないのかもしれません。

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このように、基本テキストとして3冊、用語集として1冊、DSM-5を揃え、その上で過去問を解く、ということになります。

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過去問は辰巳法律研究所待ち

第1回の過去問は、ぶっちゃけどれも本心では買いたくありません。

その理由として、試験対策に不慣れであったり、特に法律系は専門外な学者の方が執筆されているからか、

間違いや的外れな解答が多い
文章が読みにくい
構成が使いづらい

こういった過去問集が多いこと、そして第2回試験の解答速報もそうですし、第1回試験の解答速報もそうでしたが、各社解答を間違いまくるので、そもそも論として「解答解説を作る能力があるのか疑わしい」と思っていたからです。

特に、条文に当たるだけの法律系の出題を間違える指導校は、受験生にとっては迷惑としか言いようがありません。

一応、比較的ベターと言えるのが「第1回公認心理師国家試験 要点解説と必修用語」でしょうか。

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そんな中、追加試験の過去問を唯一、第2回試験受験勉強に間に合うタイミングで出版したのが、辰巳法律研究所でした。

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コチラは解説も詳しく(詳しすぎるきらいはありますが)、構成もほぼ申し分ありません。

見開きではなかったのが残念ですが、これは好みもありますので仕方ありません。

(ただ、事例問題集の方が蛇足感が強かったかな…正直事例問題集は購入不要でしょう。)

辰巳法律研究所が、過去3回実施された全ての試験をどのように編集し、出版するのかは現時点では不明ですが、現状、辰巳以外には期待できないと感じています。

それくらい、辰巳とその他の差が開きすぎていますし、受験生の信頼を失っていることを、他の指導校や執筆者は自覚して頂きたいものです。

第3回公認心理師試験を受験される方へ

基本テキストとして3冊、用語集として1冊、過去問は辰巳待ち、ということでおススメをさせて頂きました。

ただ、この構成にも欠点があり、基本テキスト3冊のみでは、産業領域や教育領域が少し手薄であることは否めません。

特に、法律系を苦手にしている方も多いと聞いています。

例えば、公認心理師法の欠格事由には「公認心理師になることができない者」として、「成年被後見人、被保佐人」がありますが、これらは民法の成年後見制度の理解が必要ですし、「行政処分」と「刑罰」の違いや「親権」の理解も問われています。

中でも、成年後見制度は第2回試験に単独で1問出題されており、今後も民法の理解は必須になってくるでしょう。

また、産業分野では第1回試験、追加試験で労働者派遣法の細かい論点や労災の状況など、細かい出題もされています。

事例問題でも産業領域の出題が毎回されており、公認心理師の産業領域への期待も伺えます。

こういった点に不安のある方は、下記なども軽く目を通しておかれるとよいのではないでしょうか。

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今後の公認心理師とキャリアコンサルタント

公認心理師試験であるにもかかわらず、キャリアコンサルティングの出題がされたり、シャインのキャリア・アンカーが出題されるなどもあり、また厚生労働省(と文部科学省)の資格である点も踏まえると、今後は公認心理師がキャリアコンサルタント資格を取得したり、キャリアコンサルティング分野に参入する傾向が強まると考えられます。

何より、教育領域や司法・犯罪領域だけでは、既に36000人になった公認心理師を吸収できません。

とはいえ公認心理師の産業領域への進出は、やはり「心理」をベースにしたものとなるはずですから、同じ土俵で戦うのは、キャリアコンサルタントには不利になってきます。

組織としての労働安全衛生の課題に応えることはもちろん、LGBTや外国人対応、そして「職業能力開発」の専門家としての立ち位置をどのように訴求していくか、この点がキャリアコンサルタントの今後の課題になってくるのではないでしょうか。

私個人の公認心理師活用モデル

私個人としては、既にストレスチェック実施者研修を受講しているため、公認心理師登録後はストレスチェック実施者として、ストレスチェックを行うことが可能となります。

また、先週受講したISO45001(労働安全衛生マネジメントシステム)審査員としての知識と、キャリアコンサルタントとしての知識を統合し、セルフ・キャリアドックを含む外部EAP及びISO45001を社会保険労務士としての専門知識・経験で運用するということが可能になりました。

これが、公認心理師制度が公表されたときに描いたキャリアビジョンということになります。

そして、社会(地域貢献)事業として、キャリア教育事業である「こども食堂」を毎月1回程度開催し、キャリア教育×心理カウンセリング×アルバイトなどの労働相談×行政支援紹介といった、個人向け事業の展開を考えています。

弱点としては、やはり国家資格というのは一身専属的なモノであるため、私の健康次第というのがネックになりますね。

また、あなたのお力をお借りすることもあるかと思いますので、その際にはぜひお力添えを頂けましたら幸いです。

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