このエントリーでは、キャリ魂塾の「受講し放題コース」で行っている2級ロープレ勉強会から、第21回2級キャリアコンサルティング技能検定面接ロールプレイ試験で出題された、北川 由美子さんの事例を元に、キャリ魂太郎が20分で構成した逐語録をご紹介しています。

キャリ魂太郎が、様々な心理技法をどのように使用しているか、ご参考になりましたら幸いです。

なお、本逐語録はあくまで私のアプローチ例を示したものであり、2級キャリアコンサルティング技能検定面接ロールプレイ試験の正解例ではないことをご承知おきください。

第21回出題事例:北川 由美子さん

相談者:北川 由美子 50 歳
家族:夫(53 歳)、二男(22 歳)と同居。
短期大学(英語科)を卒業後、旅行代理店に就職し、結婚を機に退職。
半年前より自宅近くの信用金庫にパートタイム社員として勤務し、店頭の案内係を担当。

相談したいこと:長らく専業主婦だったこともあり、再就職した当時は久しぶりに仕事ができることで、毎日楽しかった。周りの人も協力的で、恵まれた環境で仕事ができている。
しかし商品のことなど新しい知識がなかなか覚えられず、ミスが続いてしまったことから、このままだと迷惑をかけるので辞めた方がいいのではないかと思っている。どうしたらよいか悩んでおり、相談したい。

プロキャリアコンサルタントの「伝え返し」とは

私自身も、傾聴をベースにした上で、基本的には伝え返し(オウム返し)を行います。

しかし私の「伝え返し」は、ジェンドリンの「体験過程」理論をベースにしたものです。

単なる事実を冗長にオウム返しするような、意味のない、まさに「オウム」がするような「オウム返し」は行いません。

単なるオウム返しではない「意味のある伝え返し」のご参考となりましたら幸いです。

キャリ魂太郎の逐語録と「伝え返し」

北川さんの「本当の問題」の「見立て」に基づいた20分の逐語録はこちら。

Download (PDF, Unknown)


ジェンドリンの「体験過程」理論に基づく「伝え返し」は↓でどうぞ。

キャリ魂塾2級ロープレ勉強会は、受講し放題コースでご参加頂けます。


※受講し放題コースは、1年単位のご受講になりますので、ご注意ください。

文字起こしツール「Rimo Voice」

今回、逐語記録として文字起こしを行うのに「Rimo Voice」というツールを使いました。

こちらは、「録音ファイル(mp3,wav等)」をアップロードすることで、自動的に文字に変換してくれる優れものです。

かなり精度も高く、60分ぶんは無料で使用できるので、国家資格試験合格を目指す方は4回、2級キャリコン技能検定試験合格を目指す方は3回、無料で使用できますね(はみ出ないように注意笑)

今後の「文字起こし」という「仕事」はどうなる?

この「Rimo Voice」による自動文字起こしは、30秒/20円です。

国家資格なら1回の文字起こしで
➡900秒/600円
2級なら
➡1200秒/800円

ですね。

高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれですが、少なくとも、多少の修正の手間が受容できるのであれば、人間がやるよりも圧倒的に安いため、まず、一般的な講演の文字起こしという仕事の市場縮小は避けられません。

あとは、専門用語を多用するような文字起こしの仕事が無くなるまで、どのくらいの時間がかかるか、というところだと思います。