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このエントリーでは、キャリアコンサルタント学科試験の予想問題をご紹介しています。

問題

コーピングについて、誤っているものを1つ選べ。

1.コーピングのモデルには、問題焦点型コーピングと情動焦点型コーピングがある。
2.コーピングでは、認知的努力と行動的努力がある。
3.ストレスフルな事態の評価に関わらず、コーピングは効果があるとされる。
4.Lazarus & Folkmanによれば、「コーピングはストレス状態を最小限にするために行われ、技能をマスターするようなこととは本質的に異なる」とされる。






解答

1.正しい。コーピングには、問題焦点型コーピングと、情動焦点型コーピングがある。

問題焦点型コーピング;ストレスフルな状況そのものを直接的に解決するモデル。
情動焦点型コーピング:ストレッサーによって生じた、不快な情動のコントロールを目的とするモデル。

2.正しい。コーピングでは、認知的努力と行動的努力がある。

認知的努力:ストレス状況に対して、その意味付けを変化させる努力。
行動的努力:ストレス状況に対して、実際に何かしらの行動を行って対処する努力。

3.誤り。ストレスフルな事態(状況)を、正しく評価することによって、適切なコーピングを選択することが可能となるため、誤り。

4.正しい。Lazarus & Folkman(1984)は、コーピングについて、下記の点を明確にした。

①コーピングはプロセスであり、特性とは明確に区別される。プロセスは絶えず変化するものである。
②コーピングは自己評価によって行われる。コーピングは心理的ストレス状態に対してのみ行われ、個人の努力を促す。意識しないで行われるものではない。
③コーピングは処理しようとなされる努力であり、努力の結果ではない。
④コーピングはストレス状態を最小限にするために行われ、技能をマスターするようなこととは本質的に異なる。

出典:コーピングタイプと精神的健康との関係に関する研究の動向―社会福祉実践への応用に向けて―

以上により、正答は3となる。

コーピングとは

コーピングとは、心理的ストレスを引き起こしている状況(ストレッサー)を処理し改善することを目的として、意識的に行われる行動的・認知的努力である。

出典:「心理学辞典 新版」誠信

出題の意図

第11回学科試験問49では、ストレスが問われました。

メンタル不全論点では、下記の論点が頻出です。

・ストレスチェック
・うつ病(うつ病以外の疾病・障害は頻出とまでは言えない)
・睡眠
・「職場における心の健康づくり~労働者の心の健康の保持増進のための指針~」

この中で、今まであまり問われてこなかったのが、ラザルスやセリエが提唱したストレス理論です。

特に、コーピングは、メンタル不全に対処するために知っておきたい重要ポイントと言えます。

そうそう、私は、ラザルスとセリエを当時の記述式試験で間違えて書いてしまったことを覚えています。

あなたは、この二人を間違えないでくださいね。

「心理学辞典 新版」誠信 について

キャリアコンサルタント試験で問われる内容は、法律分野、統計・白書分野、教育分野、心理分野・キャリア理論分野などがあります。

私は、心理分野で調べたい用語があるときは、基本的に「心理学辞典 新版」誠信 を使用しています。

ただ、キャリア理論などはあまり掲載されていません。

例えばサビカスは掲載されていなかったりします。

心理学分野に進みたい方にはおススメですが、とりあえずキャリアコンサルタントに合格してから、という場合は購入の必要はありません。

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