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資格で理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。


このエントリーでは、キャリアコンサルタント学科試験対策に出題される可能性のある、日本で生まれた心理療法について、解説しています。

キャリコン学科試験対策として押さえておきたい「日本産心理療法」

「日本産の心理療法」と言っても、もともと日本で生まれた心理療法は限られています。

また、キャリアコンサルタント学科試験に出題される可能性があるのは、概ね下記の5つです。

1.臨床動作法
2.生活分析的カウンセリング(LAC法)
3.森田療法
4.内観療法
5.構成的グループ・エンカウンター(ベーシック・エンカウンター)

この5つのうち、3.森田療法 4.内観療法については、下記で出題可能性の高い論点を解説していますので、ここでは割愛します。

臨床動作法

臨床動作法(単に「動作法」と言われることもあります)は、1960年代に成瀬吾策によって開発されました。

開発当初は、肢体不自由の改善を目的とした動作訓練でしたが、次第に臨床的な適用範囲を拡大し、広く用いられるようになった療法です。

「意図-努力-身体運動」といった心理活動の過程を重視しており、体の動作を良いものにしよう努力することで、心の改善が図られるとの考えに基づいています。

そのため、体を動かすことそのものには意味はないとされます。

具体的には、体の各部位について注意を向けながらゆっくりと動かしつつ、リラクゼーション状態を導くことにより、日常の出来事への気づきを促すといった療法です。

成瀬先生は自律訓練法や催眠面接法でも非常に著名な先生ですが、本年8月3日、心不全のためご逝去されました(享年95歳)。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

私も、何冊か成瀬先生の著書を持っていますが、成瀬先生の「催眠面接法」を探していた時期がありました。

結局Amazonで買ったっけなぁ…プレミアついてるかな?

と思ってAmazonを開いたらこれですよ。

Amazonは便利ですが、7年半前でもしっかり保存されているわけですね…若干怖い。

生活分析的カウンセリング(LAC法)

生活分析的カウンセリング(LAC法)は、松原達哉が開発した療法とされます。

wikipedeiaによれば、松原先生は立正大学 心理学部元教授(文学部教授という記述もあり)ということですが、そういえばJCDAの学科試験や産業カウンセリング学会の研修など、立正大学で行われることが多いですね…

松原先生はスチューデントアパシーについての研究をされており、この生活分析的カウンセリングも、主に無気力な学生や生徒に対しての研究がなされています。

アプローチとしては、来談者中心療法的なアプローチに加えて、セルフ・モニタリング技法なども取り入れているとのこと。

これらを提供することによって生活改善を援助するものとされています。

なお、細かい話なので覚える必要はありませんが、松原先生の分類によればスチューデントアパシーは下記の4つになります。

1.学業志向学生
2.学業回避趣味志向学生
3.学業回避副業志向学生
4.学業・副業回避学生

(出典:「生活分析的カワンセリングの開発に関する研究」 松原達也)

ちなみに、松原達哉先生は御年89歳でご健在です。

構成的グループ・エンカウンター

構成的グループ・エンカウンターは、ご存じ國分康孝先生ですね。

こちらは他の日本産心理療法と比較すると、突出した頻出論点でもあり、特に注意が必要です。

構成的グループエンカウンター(StructuredGroupEncounter、以下、SGE)は「(集中的)グループ体験」であり、カウンセリングの一形態とされます。

また、SGEは、感情交流を目的としたものである点は要チェック。

その他、予防的カウンセリングとして、人間関係を開発する技法であるとされている点も、合わせて注意が必要です。

SGEの3つの目的と2つの方法

SGEの目的は、下記の3つです。

1.ふれあいと自己発見を通して、自分を理解すること(自己理解)
2.自分を理解するのと同様に他者を理解すること(自他発見)
3.自らの防衛やとらわれから解放され、他者とふれあう過程を体感できること

方法は2つ。

1.ふれあい(リレーション)
2.自己発見

SGEの3つの原理と4つのルール

SGEは頻出論点ですので、原理やルールも押さえておいてください。

SGEの原理は下記の3つです。

1.本音:あるがままの自分に気づくこと
2.SGE体験の構成:エクササイズをはじめとした枠を介して自己開示が促進される。
3.シェアリング:物事の見方や受け取り方、考え方である認知の拡大・修正をねらう

また、ルールはこの4つ。

1.守秘義務を守る
2.非難したり批判的・評価的発言をしたりしない
3.沈黙の自由を守るために発言を強要しない
4.エクササイズをパスする自由を守るために、エクササイズを強要しない

そして、私がグループアプローチの活用に否定的なのは、1.の守秘義務を守る(参加者に守らせる)ことが困難であることが理由です。

この辺りは講義でお話していますので、受講された方は「キャリアコンサルタントの善管注意義務」とともに思い出してくださいね。

なお、既に別エントリーでお伝えしておりますが、國分先生は昨年4月にご逝去されました。

成瀬先生と同じく、一度お会いしたかったのですが、残念です。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

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