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試験直前期ですので、出ればラッキー、見ておくだけで得点になりそうな論点のご紹介をしています。

今回は、ひきこもり支援についての確認問題&解説。

堅苦しく「覚えなきゃ!」というよりも、さらっと「ああ、こういう論点も出るかもしれないな」程度で押さえておいてください。

問題

ひきこもり支援制度について述べた下記の選択肢のうち、正しいものはいくつあるか。

1.ハローワークでは、ひきこもり当事者支援として、主に就労につなげる前の生活面での助言を行っている。
2.地域若者サポートステーションは、早期に医療機関へのつながりを確保する機関である。
3.ひきこもり地域支援センターは、市町村が行う相談支援業務をサポートすることを目的として設置・運営されている。
4.ひきこもりサポーターは、ひきこもり当事者だけでなく、家族の支援も目的としている。

1.1つ
2.2つ
3.3つ
4.4つ

解答と正解

1.「制度として」ハローワークが「生活面での助言」を行っているとは言えないため、誤り。

2.地域若者サポートステーション(愛称:「サポステ」)は、働くことに悩みを抱えている15歳~39歳までの若者に対し、キャリアコンサルタントなどによる専門的な相談、コミュニケーション訓練などによるステップアップ、協力企業への就労体験などにより、就労に向けた支援を行っている機関。
設問にあるような「早期に医療機関へのつながりを確保する」ことを目的としているわけではないため、誤り。

3.ひきこもり地域支援センターは、ひきこもりに特化した専門的な第一次相談窓口としての機能を有する機関。都道府県、指定都市に設置、運営されている。

このセンターは、ひきこもりの状態にある本人や家族が、地域の中でまずどこに相談したらよいかを明確にすることによって、より適切な支援に結びつきやすくすることを目的としたものであり、本センターに配置される社会福祉士、精神保健福祉士、臨床心理士等ひきこもり支援コーディネーターを中心に、地域における関係機関とのネットワークの構築や、ひきこもり対策にとって必要な情報を広く提供するといった地域におけるひきこもり支援の拠点としての役割を担う。

出典:厚労省ひきこもり対策推進事業

ひきこもり地域支援センターのバックアップ機能等の強化(市町村への支援等)を図り、相互の連携を強化するとはされているが、それのみを目的として設置・運営されているものではないため、誤りと判断する。
なお、ひきこもり地域支援センターは選択肢2.にあるような「早期に医療機関へのつながりを確保する機関」としての機能も有する。

4.ひきこもりサポーターは、地域に潜在するひきこもりを早期に発見、適切な支援機関に早期につなぐことにより、ひきこもりからの脱却の短期化を目指す制度。サポーターによる対象者へのきめ細やかで継続的な相談支援によって、ひきこもり本人の自立を推進し、対象者の福祉の増進を図ることを目的としている。

下記資料にもあるように、家族も支援の対象としているため、正しい。

出典:厚労省ひきこもり対策推進事業

正しいものは4のみとなるため、正解は1つ。