資格で理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。


このエントリーでは、2級キャリアコンサルティング技能検定の面接ロールプレイ試験について、キャリアコンサルティング協議会から動画と書籍がリリースされたことについて、ご紹介と今後の影響等について考察を行っています。

2級キャリアコンサルティング技能検定試験面接ロールプレイ動画提供開始

キャリアコンサルティング協議会は、10月30日、下記の2つの面接ロールプレイ解説資料をリリースしました。

「クライエントの心の動きを受け取って(オンライン動画編) ~2級実技(面接)試験による解説~ 」

(出典:キャリアコンサルティング協議会

「キャリアコンサルタントに求められるもの(読み物編)~技能検定2級実技(面接)過去問題によるロールプレイ振返りつき~ 」

(出典:キャリアコンサルティング協議会

この2つの資料は、指定試験機関が、ある意味では面接ロールプレイの「解答」「正答」を提示したことになり、非常に大きな意味を持ちます。

指定試験機関が「解答」を提示したことによる影響

キャリアコンサルティング協議会が、どのような意図をもっていたとしても、受験生がこれを「解答」「正答」と受け取ることは必至です。

その結果

1.養成講習の指導とのズレが露わになる。

2.受験対策指導とのズレが露わになる。

3.面接「対策」が画一化する。

こういった問題が生じることになります。

多様なアプローチから、画一的なアプローチへ

キャリ魂塾では、現在2級面接試験対策講座は行っておらず(ZOOMロープレ勉強会を開催)、養成講習機関でもないため、1.2.の影響は特にありません(もちろん、国家資格試験対策や実務的に有益な部分は多いに取り入れ、講座等の改善を行います)。

とは言え、これまでは良くも悪くも「解答」がないことで、多様なアプローチが許容されてきた部分があります。

例えば、コーチング的なアプローチで受験される方もいれば、カウンセリング的なアプローチで挑む方もいるなど、支援者の個性に基づくアプローチが為されてきました。

それは、「対人援助に正答はない」という、協議会の姿勢に沿うものであったと思います。

(受験生はもちろん、受験対策指導を行う側としても、対応に苦慮する部分がありましたが…)

しかし、今後、特に2級面接試験では、この動画を分析した「『試験機関である協議会の求めるロールプレイ』ができるかどうか」、これが受験生の一大関心事になり、「テクニック」的な面接ロールプレイ試験「対策」を否定してきた、協議会のこれまでの言動とは真逆の結果になることは間違いないと思慮します。

また、ある意味では「これまでの(協議会が「気持ちばっかり言われてちっとも進まない」とまで表明した)キャリアコンサルタントのアプローチ」に業を煮やしたとも取れる、「禁じ手」を使ってしまったように思います。

キャリ魂塾の今後の面接試験対策講座

既にお伝えしましたように、キャリ魂塾は、現在2級試験対策講座は行っておりません。

しかし、国家資格試験対策として、当然柔軟にこれらの資料で提示されたアプローチを分析し、より一層受講生の皆様に対してきめ細やかなサポートをご提供するため、講座を改善していくとともに、おひとりおひとりの合格後のキャリアビジョンの実現に向けた歩みに寄り添って参ります。

第15回国家資格キャリアコンサルタント面接試験対策講座受講生の皆様へ

近日中に、第15回面接試験対策講座を受講された方全員に、この2つの資料について検討した補講として、解説レジメと音声MP3のダウンロードURLをお送りいたします。

そちらをご確認の上、より高得点での合格を目指して、練習を行って頂きますようお願いいたします。