資格で理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。

このエントリーでは、「キャリアコンサルタント資格で稼げない理由」について、解説しています。

キャリアコンサルタントで稼げない・食えない最大の理由

キャリアコンサルタントが「稼げない」資格とされる、最大の理由…

それは、あなた自身が既にご存知のはずです。

能力開発基本調査結果から見る、キャリアコンサルタントが食えない理由

なぜ皆さんが既にご存知と言えるのか。

実は、学科試験過去問で、あなたがほとんど毎回目にする資料がその根拠だからです。

その資料とは…

 

 

「能力開発基本調査」

 

 

です。

皆さんこういった調査・統計・白書は、やっぱり「嫌い」「見たくない」という方がほとんどではないでしょうか。

この「能力開発基本調査」では、毎年「キャリアコンサルティングを行う上での問題点」を調査しているわけです。

しかし、あなたはこれを、「あー覚えるの面倒くさいなー。でも学科試験で出題されるしなー」程度に考えていませんか?

 

何のために国が高いおカネ(つまり我々の税金)を使ってこんな調査をしているのか、「国に寄り添って」考えてみて下さい。




能力開発基本調査:キャリアコンサルティングに関する問題点

今回、能力開発基本調査で、見るべきポイントは、「キャリアコンサルティングを行う上での問題点」です。

下記の画像を見て下さい。

出典:平成28年度能力開発基本調査

これ、28年度だけではありません。

29年度も、27年度も26年度もずーーーーーーっと順位は一緒。

つまり、ずーーーーっとキャリアコンサルティングを行う上での問題、第1位は同じ。

 

そう、「当の労働者からニーズがない」のです。

あなたもそうでしょう。

上司がキャリアコンサルタント資格を取った、また会社にセルフ・キャリアドック制度が導入された。

「よし、自分のキャリアを相談しよう!」となるでしょうか?

ならないですよね笑

国はなると思っているみたいです。

一度、厚労省の担当者に、

「事務次官、参事官がキャリアコンサルタント資格を取った。じゃあ、今後のキャリアを相談したい、そうなると思いますか?」

と尋ねてみようと思っています。

それはさておき、あなたはこの論点が出題されたら、サービス問題だと考えて下さいね。

それだけ押さえておけば、1問容易に得点が可能ですから。

ニーズがない市場に参入し、問題を放置しているから食えない

見て頂いたように、キャリアコンサルタントが食えない資格なのではありません。食えない市場に参入しているから食えないだけです。

言い換えれば、キャリアコンサルタント資格の使い方を分かっていないだけ。

 

そして、第2位を見て下さい。

 

「労働者がキャリアに関する相談をする時間を確保することが難しい」

 

そう、労働者は忙しいので、キャリアに関する相談時間を確保できないのです。

 

ならばその時間を確保できるようにするのが「環境介入」でしょう。

 

これでご理解頂けたかと思います。

食えないと言っている方の多くは、

1.ニーズのない「キャリアコンサルティング(カウンセリング)」市場に(いきなり)参入している。
2.「そもそも相談時間が確保できない」という問題を解決する意思がない。

という状況が想定できます。

これでは、セルフ・キャリアドックのように、国がお膳立てしてくれない限り、そりゃいくら頑張っても食えません。

だって、順番が違いますよね。




キャリアコンサルタントの正しい法人市場参入手順

キャリアコンサルタントが法人市場に参入する場合、能力開発基本調査に基づく正しい手順は、

 

1.「環境に介入し」
2.「労働生産性を高め(労働者の余裕時間を確保し)」
3.「労働者が自らのキャリアについて考える機会を作る
(セミナー、ガイダンス、ワークショップ)」ことによって、
4.「労働者がキャリア形成について相談したいというニーズをもたらす」

 

となります。

そしてこのように「市場参入戦略を考える資料にする」からこそ「能力開発基本調査」の意味があるのです。

学科試験に出題されるから勉強する。

そんな学生気分で勉強しているから、楽しくないのです。

まとめ:キャリアコンサルタントは
まず「コンサルタント」でなければならない。

いかがだったでしょうか。

私がいつも口を酸っぱくして言っているように、キャリアコンサルタントは「カウンセラー」であることよりもまず、「コンサルタント」でなければならない理由について、法人市場参入の観点からお話をさせて頂きました。

 

大事なことなのでもう一度。

ほとんどの場合、カウンセラー(個人心理支援)をやっていては、ずーっと食えません。

なぜなら、相談者である労働者にそのニーズがないからです。

仮に、ニーズがあったところで、労働者から「社長、わが社にもキャリアコンサルティングが必要です!」なんて言える企業がどれだけあるでしょう。

そして、キャリアコンサルタントが必要という認知(評価)がどこにもないからです。

その上、いわゆる心理カウンセリングなら、臨床心理士や公認心理師が上位に存在しているからです。

 

収穫したいなら、まず畑を作って種をまくという、環境介入が必要であり、それはいくらロールプレイの練習をしても身に付かないのです。

同一労働同一賃金、定年後再雇用でキャリアコンサルタントへのニーズが変わる?

このエントリーを最初にアップしてから1年8か月。

環境介入を先に行うことが必要な企業が多いことに変わりはありませんが、60歳以降の働き方や、同一労働同一賃金に伴う新卒一括採用の縮小など、わずか1年8か月で、少子化も一気に進み、雇用環境は副業解禁を含め、大きく変化してきています。

改めて、なぜキャリアコンサルタントが食える資格なのに食えないのかについて、下記のエントリーにアップしております。

ご一読いただけましたら幸いです。

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