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キャリコン学科・面接対策:「読む力」と「聴く力」を鍛える





このエントリーでは、「話を聴く」「文字を読む」力を鍛える訓練法について、「歌詞のタイトルを考える」ことをご紹介しています。

人は思っているよりも、はるかに「読まない」「聴かない」

資格試験に限らず、こと「試験」というものを受験された方の、ほとんどが「もっと問題をきちんと読んでいれば…」という経験をしたことがあると思います。

私ももちろん、何度も経験しています。

試験という緊張した状態では、それだけ「読むスキル」が低下してしまうわけですね。

また、コロナ禍でマスクが品薄になった際、薬局の方が「人間は5文字しか読まない」という、興味深いツイートをされていました。

つまり「マスクありません」では、8文字なので伝わらない。

視野狭窄状態に陥った人の多くが、「マスクあり」までしか読まないんですね。

だから、この場合は「マスク無いです」と書く必要がある。

そういうツイートでした。

学科試験でも、健康保険法の話なのか、労災保険法の話なのか、国民年金法の話なのか、厚生年金法の話なのか、「読んでも頭に入らない」状態になってしまう。

面接試験でも、クライエント役は「知人」と話したのに、それを「友人」と勝手に脳内変換、「お友達にもう一度、お話してみるというのはいかがでしょうか?」と提案し、「友達じゃないですよ、ただの知り合いだから相談できないんです。」と訂正される。そう、話を聴いていないからです。

また、文字(文章)を読む力は、SNSチャットなど「文字カウンセリング」の場では、こういった「読み間違い」はラポールに大きく影響する、最重要のスキルです。

「聴く力」=「読む力」である。

個人的な考えですが、「話を聴く」のと「文字を読む」のは、その前提に同じスキルが要求されるように思います。

その前提とは、「相手に関心を持つスキル」。

「観察(注意)力」も、この「相手への関心」が無ければ発揮できません。

例えば、2級キャリコン技能検定の面接ロールプレイ試験で出題された事例に、「転身するなら早い方が良いと思う」という事例があります。

なぜ「転『職』」ではなく「転『身』」なのか。

転身を調べると、「職業をがらりと変える」とあります。

転職という言葉は、一般的には、「所属企業を変える」という意味で使われることが多い言葉です。

また、「キャリアコンサルタント試験」という場においても、「転職」の相談に来られるクライエント役が多いですよね。

ではなぜ、この事例ではわざわざ「転身」としたのか。

もしかすると、この言葉がキーワードになっているのかもしれません。

なので、この事例を私がクライエント役として行う場合、「実家の農業を継ぐことを検討している」という設定にしました。

相談者(試験出題者)の発信する『言葉』に「関心を持って」「読む力」が無ければ、キャリコン役もクライエント役も上手くいきません。

「読む力」=「聴く力」なんですね。

歌のタイトルを考察して、「読む力」を身につける。

では、「読む力」はどう身につけるのか。

そういったご質問を頂いたので、どなたでも簡単にできる方法として、「歌のタイトルの意味を考えること」をお伝えしました。

例えば「うしろゆびさされ組」の、渚の「・・・・・」というタイトル。

このタイトルの意味は?

もちろん「これ」という、正答はありません。

ひとりひとりの感性です。

私は、歌詞を詳しく知らないこともあって、このカギカッコは、人差し指と親指で作る「ファインダー」を意味していて、渚にいる彼女を、自らの脳裏に焼き付けているイメージでした。

改めて調べてみると、ネットでは、「・・・・・」は、キスをして、口をふさいでいることによる沈黙という考察もありますね。

なるほど。

「エヴァンゲリオン」というアニメを知っている人も多いですよね。

この「エヴァンゲリオン」を知っている方にとっては、「渚」という漢字は、さんずいを、カタカナの「シ」に見立て、「シ」「者」と読む。

登場人物の一人、「渚カヲル」が「最後のシ者」=死者であり使徒(使者)。

これが表現されている漢字だからです。

そう考えると、渚の「・・・・・」というタイトルは、「死者の沈黙」を表しているのかもしれない。

ちょっとホラーになりますね。

繰り返しますが、答えはどうでもいいんですね。

「言葉に関心を持つ」練習です。

では、aimer(エメ)の「カタオモイ」という歌は、なぜわざわざ「カタカナ」で「カタオモイ」なのか?

漢字で「片思い」にしていない意味は?

子どもの頃のように、なぜ?を考えてみて下さいね。

その他、いくらでも考えられると思います。

どれだけ今まで「意味を考えずに」聴いていたか、そして「意味を考える」ことで、より相手が伝えたかったことが見えてくるようになるかもしれません。

・V6の「WAになっておどろう」が「輪」でなく「WA」なのはなぜ?
・SMAPの「青いイナズマ」はどうして「イナズマ」が青なの?
・「青いイナズマが僕を責める」とはどういう意味?

考察にクリエイターが反応してくれることも?

そして、その考察が今はSNSで本人に伝わる時代。

ポルカドットスティングレイの雫さんは、「リスミー」という歌詞の考察について、下記のようにツイートしています。


こんな風に、相手の無意識まで理解できるようになれば、より有効な支援を考えることもできるのではないでしょうか。

「リスミー」の歌詞の考察は非常に難しいですが、私もまだこのリンクは読んでいないので、近いうちにチャレンジしたいものです。


そして、意外とご感想を頂くことが多いのが、発達理論を用いた「ノルウェイの森」の考察です。
↓でどうぞ。

理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。 このエントリーでは、村上春樹の「ノルウェイの森 …
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