キャリ魂太郎です。
今日で、東日本大震災から8年となりました。
復興庁によると、避難者は5万1778人(2月7日現在)。
福島では、東京電力福島第1原発事故の影響で、なお約3万2600人が県外で避難生活を送られているそうです。
私も、阪神震災を経験していますが、本当に自然災害とはいえ、被害の大きさ、影響には言葉が見つかりません。
亡くなられた方のご冥福と、被災地のさらなる復興をお祈り申し上げます。
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1000枚以上の答案を採点したキャリ魂太郎が教える、間違いやすい漢字TOP3!
論述試験では、講義に加えて模擬試験を行うわけですが、パソコンでの文書作成に慣れたことが原因なのか、多くの方が漢字を間違います。
特に間違いが多い漢字のTOP3を発表しておくので、ご注意ください。
第3位:自己肯力感×
はい、自己肯定感、自己効力感、ややこしいですね。
そして、論述試験はわずか50分しかありません。
養成講座を修了して、まだ勉強が追い付いていない方も少なくないでしょう。
なので「自己効力感」と書けるようになっておいてください。
そうそう、自己肯定感は自己効力感とは違う、という人もいれば、同じという人もいます。
それは別にどっちでもいいです。
だって、試験的に言えば、出題されませんから。
出題されない、なぜそう言い切れるか。
当然です。同じ意味に捉えている人もいれば違う意味に捉えている人もいて、統一された見解もないものが出題されるはずがないんです。
また、この働き方改革や少子高齢化の中で、キャリアコンサルタントという国家資格者に課せられている職責を、試験委員がほんの少しでも理解していれば、このような重箱の隅をつつくような、くだらない論点を出題することはしないはずだからです。
もっと問うべき重要な問題は他にありますからね。
あと、違うと考えるよりは、同じと考える方が良いですよね。
その分、勉強することが少しでも減るわけですから。
「自尊感情」とは心理学用語 Self Esteem の訳語として定着した概念です。一般的には、「自己肯定感」「自己存在感」「自己効力感」等の語などと、ほぼ同じ意味合いで用いられているようです。
このように、文部科学省 国立教育政策研究所 生徒指導リーフでは、「自尊感情」「自己肯定感」「自己存在感」「自己効力感」はほぼ同じといった意味合いの解説が掲載されています。
なお、私も本エントリーを書く前に、念のため調べましたが、一応私が調べた限りでは「自己肯定感について、出典を明記した上で、自己効力感との違いを説明したサイトはなかった」ことを申し添えておきます。
第2位:経暦、履暦×
はい、これはキャリアコンサルタントが担うべき職責・業務から言って、絶対に間違えて欲しくない漢字です。
なんですけど‥‥めっちゃ多いです。
この機会に押さえておいてください。
「暦」は「こよみ」です。日の出・日の入り、月の満ち欠け、季節の移ろいといった事象について記載されたものです。
キャリアとは関係ありません。
経「歴」、職「歴」、履「歴」です。
そう、「歴」です。
「歴」とは、経過すること、これまで経てきた記録です。
「歴」史なんですよ。
ジョブ・カードだって、職務経歴書になりえるわけで、その書き方を支援するんですから、その支援を担うキャリアコンサルタントが、職務経「暦」書って書いちゃダメです。
弁護士が、「六法「善」書」とか書いてたら、ちょっとそれ…って思いますよね。
それと同じです。
第1位:適正×
そして、第1位は、「適性」を「適正」と書いちゃう。
うーん、やはり書き慣れていないからでしょうか。
多いです。
誤字が減点になるとは限りませんが、やっぱり「職業適正について考える」って書かれていると、差をつけるためには減点せざるを得ません。
だって、間違えていない人からしたら、ちょっと甘いって思うでしょうし。
例えば、「キャリア・コンサルティング」ではないんですよね。
「キャリア・コンサルティング」の「・」は、これ2016年4月の職業能力開発促進法の改正でなくなった(正しくは「キャリアコンサルティング」と規定された)んですよ。
つまり、「キャリアコンサルティング」は法律上の文言です。
だから、「キャリア・コンサルティング協議会」は「キャリアコンサルティング協議会」に名称を変更したのです。
そう、「キャリアコンサルティング」は「法律で定められた文言」なので「キャリア・コンサルティング」と書いたら、厳しいですが、減点します。
これは、重箱の隅ではなくて、「自分たちの業務として規定されていることを正しく書く」というのは、当たり前のことだからです。
いかがでしょうか。
第12回試験まではまだまだ時間がありますから、今のうちに正確な名称を押さえておくようにして下さいね。
ちなみに、旧標準キャリコン試験だと、「記述式」問題が論述とは別にあったので、今よりも表記には厳しかったのです…