資格で理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。
このエントリーでは、「失礼な確認事」をするならば、「ラポールが壊れる」という「覚悟」をもって、そのうえで「相談者のために行う」。
この点について、解説しています。
Contents
ラポールが壊れる、3つの失礼な確認事
キャリアコンサルティングを行うにあたり、相談者に対して「失礼な確認事」の代表的なものが3つあります。
それは
1.年齢を尋ねる。
2.配偶者(婚約者、家族構成等含む)の有無を尋ねる。
3.現在の年収を尋ねる。
この3つです。
そのうち3.については、すでに下記エントリーにてご説明をしましたので、お時間のある時にでもまた読んで頂けましたら幸いです。
このうち、3の現在の収入については、上記エントリーで述べたように、基本的に確認する必要がありません。
なので、現在の収入について質問をする、そのような自分の興味を優先させるような方が合格することは、通常はないかと思います。
(ある意味では、NGワードと言ってもいいかもしれません)
失礼なことを尋ねるのだから、ラポールは壊れるものと『覚悟』しよう。
なので、注意すべきは1.2.の2つになりますが、この2つを確認するときは、ほとんどの方が「失礼ですが~」と「前置き」をするかと思います。
その上で伺いますね。
なぜ、相談者に対して、『寄り添い』の真逆である行為、つまり『失礼なこと』をするのですか?
『失礼なこと』をすれば、ラポールが壊れるのは当たり前ではありませんか?
「前置き」さえすれば『失礼なこと』をしても許されるのですか?
考えてください。
面談はキャリアコンサルタントのために行うものではない。
「失礼ですが~」と前置きをしたところで、前述のような確認が失礼であることには、なにも変わりありません。
あなたは相談者にとって、「失礼なこと」をする人なのです。
しかし、これが許されるケースが、たった一つだけあります。
それが「相談者のためにどうしても必要である」ケースです。
・年齢を尋ねる
・配偶者の有無を尋ねる
これが、「相談者に対して、より効果的なキャリアコンサルティングを提供するにあたり、どうしても必要」である。
このときに限って、相談者も納得して許してくれるし、時には「失礼なこと」をしたにもかかわらず、ラポールが強化されるんです。
もしあなたが「自分の興味関心」のために、キャリアコンサルティングにおいて、知る必要がないのに、相談者の年齢を知ろうとしたり、配偶者の有無を尋ねたりしたならば、いくら前置きに「失礼ですが~」と断ったところで、それは「失礼以外の何物でもない」のです。
失礼なことをすれば、どうなるか。
ラポールが壊れるのです。
「失礼ですが~」と前置きすること、それ自体には何も意味はありません。
そんな前置きなどなくても、「本当に、相談者のために必要だから尋ねている」のであれば、ラポールは壊れないどころか強化されるのです。
あなたが発する、その「失礼ですが~」という前置きに続く「問いかけ」…
それは、相談者に対して「失礼なこと」をしてまで、得たい情報でしょうか。
今一度考えてみてくださいね。