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このエントリーでは、キャリアコンサルタント論述試験(キャリアコンサルティング協議会の実施する論述試験を指す。以下「国試論述」)及び2級キャリアコンサルティング技能検定論述試験(以下「2級論述」)での「試験時間の使い方」を解説しています。

論述試験も国家試験の方が難しい

学科試験は2級学科試験の易化が傾向もあり、第4回国家資格キャリアコンサルタント学科試験以降、ずっと国家資格キャリアコンサルタント学科試験の方が2級キャリコン技能士学科試験よりも難しいという状況が続いていました。

なので、学科試験に関しては国家資格キャリアコンサルタント試験の方が難しいことについては、ご存知の方も少なくないと思います。

しかし、実は論述試験についても、国家資格キャリアコンサルタント試験の方が手ごわいと言えます。

国試論述が2級論述よりも手ごわい、たった1つの理由

なぜ、国試論述が2級論述よりも手ごわいのか。

その理由はたった1つ。

それは

「時間が10分短い」

からです。

この試験時間が10分短いがため、国試論述試験は特に初受験の方にとって非常に手ごわい試験になっています。

国試論述攻略のポイントは「時間マネジメント」

国試論述試験は、試験時間が10分短いために2級論述試験と比べて「時間マネジメント」が要求されます。

しかし、多くの受験生は過去問で練習する際に、実際の試験と同じように解くことはありません。

多くの受験生は、論述過去問で練習する際

・間違いを消しゴムで消さず、2重線などで消す
・実際の試験解答用紙を使わない
・ボールペンを使う
・文字が雑

など、間違った方法で取り組むことが少なくありません。

そして、このような練習では何の意味もないのです。

こういった解き方では、「時間マネジメント」を意識したものになっていないからです。





例えば、本試験はシャープペンシルや鉛筆で記入することが求められます。

ここで、練習時にボールペンで解答していた受験生にとって、予期しないことが起こります。

そう、緊張で筆圧が上がり、「シャープペン・鉛筆の芯が折れまくる」のです。

芯が折れるたびに、「消しゴム」で消すという時間ロスが発生します。

こういった経験をしていないため、本試験では相当の時間が奪われてしまうんですね。

このようなミスを繰り返すと、50分では時間が足りなくなってしまうことがほとんどです。

そう、「時間マネジメント」を意識していない練習をどれだけしたところで、本試験の練習にはなり得ないんです。

論述試験過去問を解く際の重要ポイント

国試論述試験の過去問を解く際には、

・シャープペンシルや鉛筆等、本試験と同じ筆記用具を使用
・間違いは消しゴムで消す
・実際の解答用紙を使用する
・文字を丁寧に書く

こういった「本試験をできるだけ意識する」ことが必要です。

「平均点」の落とし穴:受験生の属性を考える

国試論述は平均点が下がり続けており、現在31.1点となっています。

平均点が31点ということを甘く考えている受験生には申し訳ありませんが、キャリアコンサルタント試験の受験者層を考えてみると、いわゆる「ハイレベル受験者」が多いことが特徴と言えます。

例えば、行政書士や宅建といった試験の場合、受験の際に受験資格は問われず、極論小中学生で受験される方もいます。

しかし、キャリアコンサルタント試験は、平均年齢40代後半、そして大企業や優良企業の経験者も多く、「学習経験・意欲レベルが高い」層に属している受験生が多い試験です。

さらに言えばキャリアコンサルタント試験は、他の資格試験と異なり、「記念受験や「お試し受験」といった意識で挑んでいる受験生などいません。

そのレベルの高い受験生の平均が31点なのです。

特にキャリアコンサルティング協議会の平均点数はJCDAよりも低くなっており、油断は禁物です。

国試論述の平均点低下を意識した対策を

400名以上の受験生の1,200枚を超える論述模擬試験を採点してきましたが、協議会で受験される方は、論述で点を稼いで面接でカバーという戦略がとりづらくなっており、論述・面接ともに高いレベルでまとめることを意識する必要があることにご留意頂くとともに、心した練習が必要です。

キャリ魂塾は、塾生が「30点未達」であり「実技不合格」の場合、「全額返金保証」という受験生と同じ危機感・覚悟をもって国試論述受験対策・指導に取り組んでいます。
※通信教材は講義受講確認ができないため、返金保証対象外となります。