資格で理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。


このエントリーでは、第17回キャリアコンサルタント学科試験問題(以下「第17回試験」)の講評と解説を行っています。

キャリ魂塾テキスト等ズバリ的中は27問!

今回、キャリ魂塾学科試験対策講座テキスト、本サイトのエントリー、そして超直前ヤマ当て講座動画からのズバリ的中は27問でした。

詳細は↓でどうぞ

全50問難易度分類とズバリ的中チェック!

ここからは、全50問を、易・普通・難の3つのレベルに分類しています。学習のご参考として頂けましたら幸いです。

問1~問5

問1:普通。初出資料に惑わされず「公共的な~」で判断可能。
問2:難。選択肢1は「職場外」で判断可能。あくまで「キャリアコンサルティングの実態」の調査であることに注意。選択肢3は「20代前半~」で判断可能。2択まで絞れるが、そこからが難しい。
問3:易。テキスト心理編からズバリ的中!
問4:難。テキスト心理編からズバリ的中!講座では毎回力を入れて解説してきた論点だが、一般的には手薄になりがち。
問5:易。テキスト心理編からズバリ的中!問題を読むとかえって迷うような出題。シンプルに考えられれば易しい。

問6~問10

問6:普通。テキスト心理編からズバリ的中!ボーディンも、講座では毎回解説してきた論点。
問7:難。テキスト心理編からズバリ的中!「思春期」でカットできるが、受験生の精神状態を考えると難か。
問8:普通。積極技法について、そもそもあまり学習していない受験生が多いと思われるが、選択肢比較で解答は可能。
問9:易。テキスト心理編からズバリ的中!森田療法は頻出だが、学習の進捗によって、難易判断が分かれる選択肢。ただロジャーズに誤りが全くないので問題としてみれば易しい。
問10:難。テキスト心理編からズバリ的中!なお、「前意識(preconscious):普段は気がついていないが何かのきっかけで意識にのぼったり思いだそうと努力することで思い出せる領域」であるため、選択肢1も誤りと判断できるが、問題文に「最も」不適切とあることを鑑みれば、選択肢3のほうが「より不適切」と判断しなければならない。

問11~問15

問11:普通。ヤマ当て動画で「認知行動療法がクサい」とお伝えしたとおり出題。選択肢3のみ毛色が違うことに気づけるかどうか。
↓でどうぞ。

問12:易。選択肢比較で解答可能。
問13:難。第17回学科試験で最も難しい出題の1つ。
問14:難。選択肢3が「正しければ」選択肢4も正しい可能性が高くなるため、2択に絞れる。その後90年代以降はバブル崩壊、日本企業が「育成」を放棄し、新卒にすら「即戦力」を求めてきた歴史を鑑みれば、選択肢1に辿り着くことも不可能ではない。
問15:難。第17回学科試験で最も難しい出題の1つ。このような「知らなければ解けない」出題に、時間を割かない。

問16~問20

問16:難。直前対策ヤマ当て動画からズバリ的中!とはいえ、一般的な受験生レベルでは厳しい出題。
問17:難。テキスト心理編からズバリ的中!とはいえ、一般的な受験生レベルでは厳しい出題。
問18:難。テキスト心理編からズバリ的中!とはいえ、しっかりと学習していなければ得点は難しい。
問19:難。第17回学科試験で最も難しい出題の1つ。
問20:難。試験対策学習というより、ニュースなどにどの程度触れているかが重要。

問21~問25

問21:難。第17回学科試験で最も難しい出題の1つ。運を天に任せた受験生も多いのでは。
問22:易。テキスト労働編からズバリ的中!
問23:易。テキスト労働編からズバリ的中!
問24:難。本問のような論点までは、手が回っていない受験生も多く、難問。
問25:易。テキスト労働編からズバリ的中!秒で解ける。

問26~問30

問26:難。第17回学科試験で最も難しい出題の1つ。
問27:難。直前対策ヤマ当て動画及び本ブログからズバリ的中!だが、初見の受験生も多いと予想。
問28:易。直前対策ヤマ当て動画からズバリ的中!選択肢の比較で解答可能。
問29:易。選択肢を比較すれば、一次、二次、三次の順番がおかしいことがわかる。
問30:普通。選択肢の比較で解答可能。

問31~問35

問31:難。テキスト心理編からズバリ的中!とはいえ、少々細かい知識が必要。
問32:難。テキスト心理編からズバリ的中!「分割」に気づけるかがカギ。
問33:難。間違えても気にしないこと。
問34:易。仕事の繁忙で認められるのであれば、両立はできない。
問35:易。選択肢の比較で解答可能。

問36~問40

問36:易。基本中の基本。
問37:易。基本中の基本。
問38:普通。だが難易度の問題ではなく、非常に重要な出題。

(出典:キャリアコンサルティング協議会)

本問において「選択肢4が正解である」と示された。つまり「これがキャリアコンサルタントの在り方(役割)」であると「『国家資格試験』において明言された」ことになる。


問39:易。AとDが真逆の内容であること、またCが誤りであることは明白なため、選択肢をよく読めば解答可能。
問40:難。テキスト心理編からズバリ的中!とはいえ、難度が高い。

問41~問45

問41:易。選択肢の比較で解答可能。
問42:難。直前対策ヤマ当て動画からズバリ的中!だが、消去法で解答するにも、しっかりとした知識が必要。
問43:難。第17回学科試験で最も難しい出題の1つ。
問44:易。選択肢の比較で解答可能。
問45:易。AとCが明らかに誤りであるため、選択肢3しか残らない。

問46~問50

問46:易。選択肢の比較で解答可能。
問47:易。テキスト心理編からズバリ的中!なお選択肢の比較でも解答可能。
問48:易。選択肢の比較によって解答可能。
問49:易。選択肢の比較によって解答可能。
問50:普通。多重関係の問題は非常に重要。多重関係をしっかりと検討すると、評価者である上司や人事担当者が、キャリアコンサルタントとして、部下などの評価対象者をキャリアコンサルティングすることは、倫理的には許されないはずであり、現行キャリコン制度には倫理違反が包含されていることになる。

↓のように、ずっとそう訴え続けてきたわけですが…

第17回学科試験講評:前回に引き続き難化傾向。合格率は50%台前半~40%台となる可能性。

第17回学科試験では、難問と判定した出題が22問となりました。

直近でもっとも易化傾向と判定した第15回学科試験では、難問が10問だったことを考えると、倍増であり、明らかに難化回と言えます。

実際に解いてみると、第4、第9回といった超難化回(想定外の難化)とまでは言えないものの、「通常想定される範囲の難化」としては、第13回以降では最も難化した回だと感じました。

そのため、合格率は50%台前半~40%台後半になるのではないでしょうか。

加えて言えば、私はもともと「難」判定をあまり行わない傾向を自覚しています。

なので、実際に現場で受験された方にとっては、この判定よりも厳しいと感じられた方が多かったのではないでしょうか。

初出、横断、組み合わせ問題が多数出題

第17回学科試験の特徴として、初出論点、横断問題、組み合わせ問題の増加、そしてより深い論点の出題が挙げられます。

例えば、問24では、社会保障制度について、幅広い横断知識が問われていますし、問1や問26などの初出論点、そして問7など正確かつ深い知識が求められています。

学科試験は、これまでの易化傾向から、難化傾向に舵を切った?

学科試験を全体的に見れば、第10回試験以降、そして2級キャリコン技能検定学科試験まで含めて考えると、合格率は60%後半が当たり前、70%はもちろん80%を超えたことすらあり、学科試験は易化傾向が鮮明でした。

第16回の論述試験のような形式変更に伴う明らかな難化であれば、傾向変化と判断ができますが、学科試験の場合、今回の難化は風向き(傾向)が変わったのか、単に出題者グループが持ち回りで、難問を多く出すグループに当たっただけなのか、外部から伺い知ることはできません。

しかし、第15回試験のような、問題を読まずに選択肢の比較だけで解ける問題が多数出題される試験は、国家資格試験として良い試験とは言えません。

しっかり勉強した受験生が報われる試験となっていくことは、歓迎すべき変化です。

そして、この傾向が続くのであれば、キャリ魂塾テキストのような「過去問の深い論点までしっかりと抑えたテキストを読み込む」。これが合格への確実なルートです。

更に、「なぜ間違えたのか」を検討することが必要です。

今回もベタに問1に初出論点が出題されましたが、こういった「問1で驚かせる」手法にまんまとやられていては、合格ラインに届く実力があっても、発揮できませんよね。

そうすると、鍛えるべきはメンタルかもしれません。

また、怪しい選択肢が見抜けないのであれば、「選択肢の読み方」を押さえることも大切です。

不本意な結果に涙した方は、自分自身の弱点をもう一度検討し、合格を勝ち取って下さい!

難化傾向でも27問、54%が的中!キャリ魂塾の学科試験対策で万全!