資格で理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。


このエントリーでは、「観察」ということについて、世界トップクラスのメンタリストである、ダレン・ブラウンのTED動画と宇多田ヒカルの「Goodbye Happiness」を題材にして、解説します。

観察とは、マスクの有無と何も関係が無い。

稀代の催眠療法家であり、精神科医であるミルトン・エリクソンは、自らの治療について、下記のように述べました。

「観察だ。患者と『自分自身を』観察すること。これによって治療に必要な情報はすべて自分のものとなる」

これは、「関与しながらの観察」に通じるものがありますが、エリクソン自身は、他人の首を見て血圧が分かるような天才的な観察力を持っていました。

そう言われても、ちょっとイメージできませんよね。

ダレン・ブラウンの観察力

今、そのエリクソンの観察力を最も感じられるのは、メンタリストであるダレン・ブラウンです。

彼が勧めている書籍の中にも、しぐさの観察によるものが多数あります。

恐らく、ダレン・ブラウンが心理・医療に従事すれば、エリクソンの後継者の名を欲しいままにしたのではないでしょうか。

彼の動画をアップしておきますので、8:00~9:10まで見てみて下さい。

最初から、また最後まで見る必要はありません。

見てしまうと、彼の「観察」が、単なるエンターテイメントであり、自分には関係のないものと思ってしまう可能性が高いからです。

「マスクに隠された部分」ではなく「現れている部分」に目を向ける

私はメンタリストではありませんし、その能力もありません。

しかし、観察が大切なことは分かります。

そして、観察とは、マスクの有無とは何も関係が無いことも。

瞼、眼球、汗、呼吸、身体の動き、声の抑揚、イントネーション…

マスクが隠すのは、せいぜい10cm×20cmほどです。

なぜ「隠された部分」に目を向けてしまうのでしょうか?

「隠されていない部分」が全体の95%を占めるのに。

マスクの有無など、些細なことなんです。

宇多田ヒカルの「Goodbye Happiness」を「観察」する。

では、「観察」の例。

宇多田ヒカルは「Goodbye Happiness」という歌を歌いました。

とても悲しいタイトルだと思いませんか?

「光」で結婚直前の気持ちを歌った彼女が、「Goodbye Happiness」なんです。

黄色いソファーは
1998年(「Automatic」)のメタファー。

そして2:18~の歌詞。

色々あったんだろうなぁと思います。

本人だけでなくその服や小物も「観察」する。

クライエントに全神経を集中するとは、「クライエントのみ」を観察するのではありません。