キャリ魂太郎です。

このエントリーでは、入管法改正と有効求人倍率の考え方について解説しています。

外国人と就労

まず、日本における外国人の就労条件は、明治維新(開国)以来、「高度な専門知識・技能」を有する者が基本でした。

「ボーイズ・ビー・アンビシャス」で有名な、クラーク博士。

クラーク博士は、20代にして大学「教授」になるという、超ハイスペックな人材です。

しかも、化学、動物学、植物学の3つを教えたそうです。

こういう人ですから、お給料もめっちゃ高い。

今のお金で、年収3千万円だったそうです。

でも、当時の日本って、お金を幾ら貰っても行きたいと思える国だったでしょうか。

別に悪い意味ではなく、今のように情報もなく、ほとんど地球の裏側。

そんな国が、「年収3千万円払うから来て」と頼んだところで、本当に払ってくれるかも疑問だし、「円」ってなによ?って話だったと思います。

そういう意味では、当時のお雇い外国人の方々は、非常にフロンティア・スピリットに富んだ方々であり、確かに高給を払う値打ちのある人物だったのだと思います。

有効求人倍率の見方

さて、クラーク博士が去って150年。

日本は、少子高齢化に打つ手もなく(というか、先進国のほとんどが少子高齢化ですし、出生率の回復している国は移民を受け入れています)、ズルズルとこのまま縮小していくのでしょうか…

いやまだ大阪万博がある。

大阪万博に沸く大阪。

大阪湾に人工島を作ったり、パビリオン?とかを作ったりするために、建設業に従事する方は何万人いても有難いのだ。

来たれ若人!消費税増税?不景気?関係ないぞ!大阪では仕事が君を待っている!

と思うわけですよ。

でも、大阪最大のハローワークである、梅田ハローワーク所管の建設業の有効求人倍率を見ると…

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い、いちおう日本トップ3に入る大都市なんですけど…

ね…ねえ…大阪万博とか、無理じゃない?

ナニコレ珍百景…

うん、無理。

ということで、外国人労働者に「助けてもらう」必要があります。

経済成長と年金を捨てるなら、まだしばらくは耐えられるかもしれません。

しかし、経済成長と年金、捨てられる人がいようか。(反語)

ということで、高度専門職以外の外国人労働者を受け入れることになったわけですね。

これ、本当に明治以来のことです。

明治より前に遡っても、日本に来た外国人って、製陶とかの技術を持った渡来人だったわけですから、ある意味では本当に歴史の大転換点にいるということを実感します。

今日は、改正入管法と外国人雇用講座といことで、東京に向かいます!

受講される方、お楽しみに!

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