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このエントリーでは、キャリアコンサルタント学科試験に出題されるアセスメント(心理検査)について、解説しています。
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使わないものは出ない。
心理検査を覚えるの大変です…
心理検査は、数も多いし、対象者などの要件もありますから、全部覚えるのは大変ですよね。
はい、何かいい方法はないでしょうか…
いい方法かどうかはわかりませんが、そもそもほとんどの心理検査は出題されませんよ。
ど、どういうことですか!?
まず、基本的な考え方として、このキャリアコンサルタント試験は、当たり前ですが、「キャリアコンサルタント」の登用試験です。
このことをしっかりと押さえていないと、「無駄な勉強」をすることがあります。
結論を言えば、「キャリアコンサルタントが使うことが想定されづらい心理検査は出題可能性が低い」ということになります。
キャリアコンサルタントの試験だから、キャリアコンサルタントの使用が想定される心理検査が出題される。
世の中には、多数の試験があります。
例えば、
MMPI
バウムテスト
Y-G性格検査
TEG-Ⅱ東大式エゴグラム
TAT
P-Fスタディ
ロールシャッハ
・
・
ちょっと上げただけでも、キリがありません。
このすべてを覚える必要があるのでしょうか。
はい、ありません。
なぜなら、キャリアコンサルタントが使うアセスメント(心理検査)は、ほぼ限られているからです。
ロールシャッハテストの出題可能性が低い理由
例えば、ロールシャッハテストは非常に有名な心理検査です。
これが出題される可能性はあるでしょうか?
ほとんどありません。
それは、キャリアコンサルタントが5万人いようが1級キャリアコンサルティング技能士だろうが、キャリアコンサルタントである限り…
「ロールシャッハテストは使わない」
からです。
そもそも、ロールシャッハテストは、インクの染み(左右対称のインクプロット)を見て、被験者に「何に見えるか、どのように見えるか」を回答してもらい、被験者の思考過程やその障害を推定するものとされます。
この被験者の回答から様々なことを推定するのに、10年以上の習得年数がかかると言われています。
キャリアコンサルタントが、ロールシャッハテストを使う場面があるでしょうか。
実務的には、ほとんどないのが現状でしょう。
つまり、使わないのですから、勉強する(させる)意味がありません。
基本的に、国家資格試験の試験出題者は、「この国家資格者なら、こんなことを知っていて欲しいな」と思うことを出題します。
ロールシャッハテストは、試験出題者からすれば、出題優先順位の低い内容に該当します。
なので、出題可能性は極めて低いと考えていいわけですね。
キャリアコンサルタントとして知っておいてほしいアセスメントとは
キャリアコンサルタントとして、知っておいてほしいアセスメントは、下記のようなものです。
1.厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)
2.VPI職業興味検査
3.職業レディネス・テスト(VRT)、VRTカード
4.キャリア・インサイト
5.OHBYカード
この5つが鉄板です。
あと、追記するなら、クレペリン検査ですね。
これは、「職業適性」を測定することができるため、産業分野で比較的使用されているからです。
キャリアコンサルタントであれば、「産業分野」で使用される心理検査は知っておいてほしい、という意図があります。
これ以外の心理検査の出題は、ほとんどがイレギュラーなものであり、神経質に勉強をする必要はありませんし、択一ですから、他の3つがわかりさえすれば問題はありません。
例えば、第1回キャリアコンサルタント学科試験で、Y-G性格検査が出題されていますが、これもY-G性格検査について知っていなければ、正答できないような出題ではありませんでした。
Y-G性格検査を勉強する時間があれば、
1.厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)
2.VPI職業興味検査
3.職業レディネス・テスト(VRT)、VRTカード
4.キャリア・インサイト
5.OHBYカード
まずは、この5つを完璧にするようにして、時間があれば、クレペリン検査も見ておくようにして下さい。